お供えののしは名前なしでも大丈夫?直接渡すときは書かずにOK?

のし

お供えののしに名前なしで持参したことはありますか?実は、一般的にお供えののしにはフルネームを書くのがマナーとされています。なぜ名前を書く方が良いのでしょうか?今回は、お供えののしに関するマナーやお供えの選び方、お供えものの正しい渡し方やタイミングなどをご紹介します。

お供えののしは名前なしでも大丈夫?

お供え

お供えは法事や法要に持参するものですが、以前、お供えののしに名前なしで持って行ったことがあります。お供えののしを名前なしにした理由は、お返しなどの負担をかけたくなかったからです。

名前なしなら誰が出したかわからないですからね。でも、他の方のお供えののしを見るとフルネームが書かれていまして、もしかしてのしの名前なしはNGだったのかな?と思い、法事のあとお寺さんに聞いてみました。

お供えののしは名前なしでも大丈夫

結論から先に言いますと、お供えののしは名前なしでも大丈夫ですが、一般的にお供えののしには名前を書くのがマナーだそうです。

理由は、ご遺族としては誰からのお供えものなのか知りたいでしょうし、お礼をしたくてもできないと思う遺族の気持ちを考えるとお供えののしには名前を書いた方がいいようです。

確かに、負担をかけたくな思いでのしに名前なしで出しましたが、ご遺族からしたら誰からのものか分からなければ気になりますし、不信感にもつながる可能性がありますよね。

ただし、お供えを遺族に直接手渡しする場合は、のしは名前なしでも誰からのものかが分かりますので大丈夫です。また、郵送の場合も送り主の住所氏名を書きますので分かりますね。

フルネームで書きましょう

お供えののしに名前を書く際、苗字だけでも大丈夫ですが、同じ苗字が他にいる可能性がありますので直接渡すのでなければフルネームを書きましょう。特に親族の場合は同じ苗字が多いので誰からのものか分からなくなりますよね。

お供えの選び方

果物

基本的に、お供えは「日持ちが良いもの」「小分けにできるもの」を選びましょう。

お供えものは「消えもの(消えてなくなるもの)」が良いとされていますので、食べ物や飲み物、線香やロウソクなどが一般的にです。

お菓子

お菓子は日持ちが良いものがベストです。法事に来た方や親族などで分けられるよう個別に包装してあるものなどを選びましょう。

どら焼き、カステラ、おまんじゅう、煎餅、クッキー、マドレーヌなどがおすすめです。また、夏場はゼリーや水ようかんなども良いでしょう。日持ちしない生菓子はお供えとしては不向きです。

果物

果物の場合、リンゴやナシやぶどうなど、形が丸いものが良いとされています。丸は「円(えん)=縁」につながるとして縁起が良いとされています。ドリアンやマンゴーのように、香りが強い果物はNGです。

飲み物

ジュースのギフトセットがおすすめです。種類が多く小さな缶のギフトセットが喜ばれます。また、故人がお酒が好きな方であれば、好きな銘柄の日本酒やビールなどもOKです。

ただし、遺族がお酒を飲まない場合は、他の飲み物とは別に仏壇のお供え用として小さなサイズのものを1~2本程度にしましょう。

供花

花の色は白をメインに黄色や紫や薄いピンクなどを合わせたものがお供えとしてふさわしいとされています。また、新鮮で日持ちの良い花を選びましょう。菊やカーネーションやカスミソウなど日持ち良いものがおすすめです。

供花としてタブーなものは、バラのようにトゲがあるものや、シャクナゲのように毒があるものや香りが強いものはNGです。

花束の場合、相手が持っている花瓶の数は分かりませんので、花瓶が不要なアレンジメントフラワーがおすすめです。

ロウソクや線香

線香やろうそくはお供え物の定番です。お香にはさまざまな香りや種類がありますので、三大香木と呼ばれる白檀・伽羅・沈香や、金木犀や木蓮などの花の香りも喜ばれるでしょう。

お供えののしの色

お供えものにのしをかける場合の水引は、黒白または黄白の結び切りにしましょう。お供えののしは名前なしよりフルネームで書きましょう。

お供えの金額相場

お金と電卓

お供えを持参する儀式(通夜、葬儀、法事、法要、お盆)によって、お供えの金額の相場は変わります。また、お供えの金額相場は、故人との関係性や年齢によっても変わります。

ここからは、お香典を別で渡す時のお供えの相場を紹介しますが、お供えの金額はお香典の金額とのバランスを考えて調整しましょう。

通夜や葬儀の一般的なお供えの相場

通夜・葬儀の場合、香典のみの場合が一般的ですが、故人の親族や特別に親しかった人は香典と合わせてお供えものを持参することもあります。

お供えの金額はお香典の金額とのバランスを考えて調整しましょう。

関係 相場
一般的な知人や友人 3,000円~5,000円程度
特に親しかった人 5,000円~10,000円程度
親族 10,000円~50,000円程度

法事や法要の一般的なお供えの相場

法事や法要にはご遺族から招待された場合に出席します。香典(現金)とは別にお供えものを時間する場合があります。お供えの金額はお香典の金額とのバランスを考えて調整しましょう。

関係 相場
一般的な知人や友人 3,000円~5,000円程度
特に親しかった人 5,000円~10,000円程度
親族 10,000円~50,000円程度

法要の場合は食事会がありますので、一般的には香典を5,000円~10,000円程度プラスして渡しましょう。しかし、食事会に出席しないのであれば、一般的な香典で問題ありません。

初盆(または新盆)の一般的なお供えの相場

故人の初めてのお盆ですので、通常のお盆とは違い香典を包む場合もあります。お供えものとお香典の両方を持参する場合は、お供えの金額はお香典の金額のバランスなどで調整しましょう。

関係 相場
一般的な知人や友人 3,000円~5,000円程度
特に親しかった人 5,000円~10,000円程度
親族 10,000円~50,000円程度

お供えの金額はお香典の金額とのバランスを考えて調整しましょう。

  • 香典を3,000円程度渡す場合:お供えものは2,000円程度
  • 香典を5,000円程度渡す場合:お供えものは3,000円程度

など

初盆以外のお盆の一般的なお供えの相場

初盆以外の通常のお盆の場合、一般的にお香典かお供えのどちらかでOKですが、地域によってはお香典とお供えの両方を持参する場合があります。

お供えもの普通のお盆の場合は、お供えの相場が少なくなります。通常のお盆とは違い香典を包む場合もあります。お供えものとお香典の両方を持参する場合は、

関係 相場
一般的な知人や友人 2,000円~3,000円程度
特に親しかった人 3,000円~5,000円程度
親族 10,000円~50,000円程度

お供えの金額はお香典の金額とのバランスを考えて調整しましょう。

  • 香典を3,000円程度渡す場合:お供えものは2,000円程度
  • 香典を5,000円程度渡す場合:お供えものは3,000円程度

など

お供えののしの書き方

お供えののしを書く女性

ご遺族に直接お供えを渡す場合は、誰からのものかが分かりますのでお供えののしは名前なしでも問題はありませんが、それ以外は苗字と名前を書きましょう。

お供えののしには書き方のマナーがあります。

のしの基本的な書き方

送り主が一人の場合は、中央にフルネーム、または苗字を書きます。

連名の場合は、右から左に向かって、年齢の順や上下関係の順にフルネームを書きましょう。また、連名で書く名前は3人までが一般的です。

4人以上になる場合は、代表者の名前を中央にフルネームで書き、左横に「他一同」「外一同」と書き、全員の名前は別の用紙に書いて一緒に渡しましょう。

のしの関係別の連名の書き方

〈夫婦の場合〉
夫のフルネームだけを書くのが一般的。妻の名前も書く場合は、夫の名前の左側に名前のみ書く。
〈会社などの場合〉
右から目上の順にフルネームで書く。ただし、4人以上の場合は、代表者のフルネームと左に「他一同」と書く。
〈友人の場合〉
同級生など上下関係がない場合、右から50音順にフルネームで書く。ただし、4人以上の場合は、代表者のフルネームと左に「他一同」と書く。
〈会社名を入れる場合〉
代表者のフルネームを中央に書き、右に会社名を小さめの文字で書く。
〈会社で代表者名を入れない場合〉
中央に「〇〇〇課一同」のように職場の部署を書き、右に会社名を小さめの文字で書く。

筆の色のマナー

表書きや名前を書く時は筆や筆ペンで書くのがマナーですが、墨の色にもマナーがあります。

お通夜やお葬式では薄墨を使います。薄墨を使う理由は、「急いで駆け付けたので墨をしっかり用意する時間がなかった」とか「涙で墨が薄くなった」などの意味があります。

四十九日までは故人が成仏していないので薄墨を使う方もいますが、四十九日を過ぎれば通常の墨で書きましょう。

お供えの渡し方

風呂敷で包むお供え

お供えを遺族に直接渡すのであれば、のしは名前なしでもマナー違反ではありませんが、お供えの渡し方や渡すタイミングにはマナーがあります。

お供えは紙袋や風呂敷で包む

お供えものは紙袋や風呂敷に包みましょう。裸のまま持っていくのはNGです。

お供えを渡すタイミング

法事などで遺族宅に訪問した場合、玄関で挨拶を交わしたタイミングで渡しましょう。

渡す際は、袋や風呂敷からお供え物を取り出し、「こちらをお仏前にお供えください」と一言添えて渡してください。

お供えものを袋に入れたまま渡すのはNGですので注意しましょう。お供えものを入れていた袋は持ち帰りましょう。

自分でお供えする場合の手順

一般的に、お供えものは遺族が仏壇に供えますので、勝手に仏壇に供えるのはNGですが、施主から「お供えしてください」と言われた時はお供えものを持ったまま仏壇の前に座り、一礼してからお供えものを供物台に置きましょう。

供物台が無い場合はお焼香台のそばに置きます。その際、お供えものを入れていた紙袋があれば、お供えものの下に敷いてもOKです。お供えものを置いた後は、お線香をあげましょう。

お供えものの向き

自分でお供えものを仏壇に置く際は、お供えものの向きも注意しましょう。

果物がカゴに入っているものを仏壇にお供えする場合、カゴの正面がこちらに向く位置で置きましょう。お菓子などの場合もこちらに正面を向けて置きましょう。

お供えを送る時のマナー

やむを得ず直接行けない場合は、宅急便などで送ってもOKです。送るタイミングとして日時が決まっている場合やお盆などは2日~3日前に届くように送りましょう。

また、供えものを送る前に先方に送ることを伝え、希望の受け取り日時を聞いておきましょう。不在の再配達になりますと、先方に手間をおかけすることもあると思います。

送る時は手紙を添える

お供えものを宅急便で送る時は、手紙を添えて一緒に送りましょう。

〈例文〉
「このたびは〇〇〇様の仏事を執り行う旨を承っておりますが、やむをえない事情があり、
今回はお伺いすることができません。遠方より、合掌させて頂きたく存じます。
心ばかりではございますが、お線香を送らせていただきますので、ご仏前にお供えいただければ幸いです。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。」

最後に

お供え

お供えののしは名前なしでも大丈夫だというお話をしましたが、直接渡す時以外は名前なしよりフルネームで書きましょう。

お供えものを何にしようか迷った時は、日持ちを第一に考えて、お菓子やジュースがおすすめです。お線香はお供えものの定番ですのでお線香をお供えとして持って来る人は多いと思います。

毎日のようにお線香をあげる習慣がないご家庭が多いのでお線香ばかりが増えてしまう可能性がありますので食べ物の方が喜ばれると思います。

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