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冷凍ケーキの解凍を急ぐ方法
冷凍ケーキを電子レンジの解凍機能で一気に解凍したら、ベタベタした部分、まだ凍っている部分、温まって崩れた部分と散々な結果に!いくら急ぎだと言っても、冷凍ケーキを電子レンジ任せで短時間に解凍するのは無理がありました。
この失敗の経験から、冷凍ケーキを急いで解凍する方法を習得しましたので、皆さんにご紹介したいと思います。
数分で解凍したいなら電子レンジで解凍
電子レンジでの解凍は、慣れないと失敗することもあるので、あまりおすすめできません。しかし、どうしても急ぎで冷凍ケーキを解凍したい場合は、電子レンジの解凍機能に頼るしかありません。
私が過去に電子レンジの解凍機能を使いこなせなかったのは、電子レンジの解凍ボタンを押し、あとはお任せ解凍してしまったからです。でも、それは絶対にNGです。
電子レンジの解凍機能を使う場合でも、ショートケーキなら2分加熱したら、15秒ごとにレンジを開けて解凍具合をチェックしていれば大きな失敗にはなりません。
3時間以上待てるなら冷蔵庫で解凍
通常、冷凍ケーキを美味しく解凍するには、冷蔵庫での解凍がベストです。
冷蔵庫での解凍時間はケーキの種類や大きさなどで解凍時間に差がでますが、ショートケーキなら2~3時間、クリスマスケーキやバースデーケーキなどの大き目のホールケーキなどは6~10時間かかるものもあります。
ショートケーキで3時間くらいなら待っていられるという場合は、冷蔵庫での解凍をおすすめします。ホールケーキなど大型のケーキは切り分ければ解凍時間を短縮できます。
1時間まてるなら常温で解凍
常温で解凍する際、ケーキの大きさ、種類、室内の温度によって解凍時間に差がでますが、室内の温度が高ければ、早いものなら15分程度、常温なら30分~1時間程度で解凍できます。
ただし、凍っているケーキの温度と常温の温度差が高いことで、解凍後べちゃべちゃすることが多いです。それは、温度差が高いと解凍スピードが速くなり、クリームに含まれる水分が分離して溶けだしてしまうからです。
《 ポイント 》
- 数分で解凍したいなら電子レンジで解凍する方法があるが、失敗しやすいのでおすすめしない。
- 3時間以上待てるなら冷蔵庫で解凍するのがベスト。
- 1時間待てるなら常温解凍でも良いがケーキと外気の温度差があるとべちゃべちゃになるので注意する。
冷凍ケーキを解凍する時のコツ
冷蔵庫でじっくり解凍するのがベスト
冷凍ケーキを美味しく解凍するには、冷蔵庫での解凍が一番です。
冷凍ケーキを美味しく解凍するコツは、ケーキの温度と外気の温度差を低くし、じっくり時間をかけて解凍することです。
たとえば、チーズケーキ、ガトーショコラ、ロールケーキ、クレープ、シュークリームなどは冷蔵庫で2時間ほどで冷凍前の味や食感に戻ります。
常温保存は外気の温度差に注意
常温で解凍する場合、冷凍ケーキと室内の温度差でケーキのクリームと水分が分離してべちゃべちゃになったり、崩れたりします。
できるだけ温度差をなくすため、クーラーボックスや発泡スチロールのボックスに入れて蓋をせずに自然解凍しましょう。クーラーなどで冷たくなった部屋があればそちらで解凍しましょう。
電子レンジはこまめに状態を確認する
冷凍ケーキの解凍を急ぎたい時、電子レンジの解凍機能を使う方法もありますが、失敗が心配な方にはおすすめしません。もし、どうしても急ぎで電子レンジ解凍をしたい場合は、温度や時間などの調整をしっかりしましょう。
15秒ごとに解凍状態を確認する
ケーキの大きさや種類にもよりますが、ショートケーキなら電子レンジの解凍機能で2~4分ほどですが、2分ほど解凍した時点で、15秒ごとに電子レンジを開けて解凍具合を確認しましょう。
ワット数を変える
電子レンジに解凍機能が無い場合、ワット数を100W~200Wまで下げましょう。100W程度なら冷凍ケーキが溶けたり熱くなることはありません。
中の解凍を確認する
ケーキの中が解凍されているかを確認する時は、つまようじを刺してチェックしましょう。
常温保存用ケーキは常温解凍でOK
本来は常温で保存するケーキやタルトを冷凍保存した場合、常温で解凍することができます。
厚さ約4cmの常温保存用ロールケーキを室温26℃で解凍したところ、約30分で解凍され、冷凍前とほぼ同じ味と香りをもって食べることができました。ケーキを冷蔵保存する場合は、冷蔵で保存しましょう。
《 ポイント 》
- 冷凍ケーキの解凍を電子レンジで急ぎでする場合のコツは「解凍機能を使う」「15秒ごとに解凍状態を確認する」など。
- 常温保存で解凍する場合、クーラーボックスや発泡スチロールのボックスに入れ、蓋をせずに自然解凍する。
冷凍ケーキの解凍後の賞味期限
解凍した冷凍ケーキの賞味期限は?
冷凍ケーキの解凍後の賞味期限は、ケーキの種類で日数に差がでますが、生クリームやフルーツが多いケーキの場合、冷蔵で1~2日、常温で1日が賞味期限の目安です。
生クリームやチーズなどの乳製品は傷みやすいので、少しでも変な臭いや酸っぱい臭いがしたら食べずに捨てましょう。
タルトの場合、クリームやチーズなどの生素材を使っていないのであれば冷蔵保存で2~3日、常温で2日を目安に食べきりましょう。
具体的な解凍後の賞味期限をケーキの種類別にみると
- チーズケーキ、ガトーショコラ:1~2日程度
- ロールケーキ:2~3日程度
- クレープ、シュークリーム:1日
ただし、ケーキの箱に冷凍後の賞味期限が書かれているものもありますので確認してください。
冷凍ケーキの解凍を急ぎでした際に、べちゃべちゃになって崩れてしまったケーキはすぐ食べましょう。冷蔵保存をしても味は戻りません。
冷凍ケーキの賞味期限は?
冷凍庫に入れて冷凍保存中のケーキの賞味期限は、デコレーションされていないケーキ、生素材を使用していないケーキやタルトの場合、1ヵ月程度です。(ケーキをラップで包み冷凍用バッグにいれて保存した場合)
ただし、冷凍前のケーキと同じ風味で美味しく食べるには、2週間以内に解凍して食べましょう。
デコレーションされているケーキ、生クリームやチーズ、生チョコなどの生素材を使用しているケーキの賞味期限は2週間程度を目安にすると美味しく食べることができます。
〈ケーキの種類別の冷凍保存期間〉
- チーズケーキ、ガトーショコラ:3~4週間程度
- クレープ、ロールケーキ:2~3週間程度
- シュークリーム:1~2週間程度
《 ポイント 》
- 解凍したケーキはできるだけ当時中に食べきる。
- 残ったケーキは冷蔵庫に入れ、生クリームやチーズなど乳製品を使っているケーキは1~2日、生素材を使っていないタルトは2日~3日を目安にする。
最後に
クリスマスケーキやバースデーケーキなど冷凍ホールケーキの解凍を急ぎたい時は、丸ごと全部解凍せずに食べる分だけ切り分けてから解凍しましょう。
ただし、バースデーケーキなどはケーキにキャンドルを立てて火を吹き消すのが楽しみのひとつです。そんな時は、一旦凍ったままのホールケーキを冷凍庫から出し、バースデーキャンドルの火を消したあと、切り分けて残りを冷凍庫に戻しましょう。
カチカチに凍ってナイフが入らない場合は、冷蔵庫で1時間ほど半解凍させておきましょう。半解凍であれば、冷凍庫に戻しても大丈夫です。