レモン風呂の入り方と注意点!女性にうれしいメリットとは?

レモン風呂

レモンの爽やかな香り漂う癒し効果抜群のレモン風呂。いろんな効果をもたらしてくれる優れた成分が含まれているレモン風呂に入るなら、この寒い季節には効率よく浸かりたいですよね。この記事ではレモン風呂の効果的な入り方と注意点、そしてダイエットや美肌など、女性に嬉しいたくさんの効能についても詳しく紹介しましょう。

レモン風呂とは

レモン

冬至になるとゆずをお風呂に入れて温まるという昔からの風習があります。果物の力を借りて健康になるという「ゆず湯」と同じように、レモンをお風呂に浮かべて、健康になろうというのが「レモン風呂」です。

爽やかな香り漂うレモン風呂は、見た目がカワイイだけでなく、クエン酸、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ペクチン、フラボノイドなど、体に良い成分が含まれています。

レモンさえあれば自宅で簡単に作れるうえに、費用もあまりかけずにすむので、今日からでも直ぐに試すことができるでしょう。

そればかりでなく、お風呂や鏡にこびりついた頑固な水垢の掃除に、このレモンを使ってみてください。

レモンに含まれるクエン酸は、水垢に効果抜群で簡単に汚れを落とすことができますので、お風呂で使い終わった後のレモンを活用して輝きを取り戻すことができます。

クエン酸の力できれいになったお風呂とレモンの香りで、一日の疲れを癒しましょう。

《 ポイント 》

  • 爽やかな香りと体に良い成分が様々含まれている。
  • レモンに含まれるクエン酸は、水垢の掃除に効果がある。
  • お風呂で使い終わった後のレモンで汚れを落とせる。

レモン風呂の効果

ダイエット

レモンの皮には「リモネン」という成分が含まれています。このリモネンの成分が体をポカポカに温め、お風呂を出た後も湯冷めをしにくくしてくれます。

体が程よく温まることでぐっすりと眠れるリラックス成分の他にも、レモン風呂で期待できる効果は様々ありますので、それぞれ解説してみましょう。

ダイエット効果

レモンに含まれる「リモネン」には、自律神経を刺激し血流を改善する効果が、また「シトラール」には、血管を拡張することで血流を促進する効果が期待できます。血流が良くなるということは、効率よく体を温めることができるのでダイエットにも繋がります。

体温が1℃上昇すると代謝が13%上がると言われているので、湯上りした後しばらくの間は体がポカポカしているのが実感できるかと思います。よって、冷え症の方や寒い冬にこそ、レモン風呂をおすすめします。

ぐっすり眠れる安眠効果

「リモネン」と「シトラール」による血流を促進する効果は、代謝を上げるだけではありません。

体がポカポカする時間が続き、寝る頃に少しずつ体温が下がっていくことで眠りに入るわけですが、レモン風呂にもこれと同じ効果があり、ぐっすりと眠ることができるのです。

人の身体は、体温が上がった後、徐々に下がっていくにつれ眠くなるようにできているのです。体がポカポカして最高に気持ちいいのにプラスして、レモンの爽やかな香り・・・ぐっすり眠りたい人は、是非レモン風呂に入ってみてください。癒されること間違いなしです。

肌荒れ、美白、保湿などの美容効果

レモンには、抗酸化作用のある「ビタミンE」、そしてメラニンの活性を抑制させる「ビタミンC」の美容成分が豊富に含まれています。特にビタミンCは紫外線によるメラニンを抑え、コラーゲンの生成を助ける働きがあると言われています。

つまり、レモン風呂に入ることによって、シワやシミの予防に期待できるというわけです。とはいえ、レモン汁を直接肌に塗ったりするのは刺激が強すぎるため、避けた方が良さそうです。

リフレッシュ、リラックス効果

日々の生活の中でストレスが溜まってくると、自律神経が乱れ交感神経が優位になりがちです。柑橘系の果実の皮に多く含まれているリモネンは、血行促進だけではなく乱れがちな自律神経を整えてくれます。

油胞という果皮のカプセルの中に入っているリモネンは、レモンの皮を絞った時に霧のように弾けてあたり一面に広がります。この香り成分が体内に吸収されると、リラックス時に出現するα波が脳内に出てきます。簡単にできるアロマテラピーですね。

1個のレモンの香りで十分効果があるので、ストレスで疲れた心身をリラックスさせてくれるアロマテラピーですね。

血行を促進し冷え性を解消する

レモンに、ビタミンCが豊富に含まれているのは有名ですよね。そして、柑橘系のポリフェノールは、毛細血管を丈夫にすると言われています。

外側についている皮の部分に含まれている「ヘスペリジン」という成分は、冷え性に効果があるので実の部分だけでなく、レモンの皮も積極的に摂るようにしましょう。

体臭抑制・殺菌・消臭効果

レモン風呂は体臭抑制にも効果が期待できます。体に疲労が溜まってくると、体内から発生するツンとした疲労臭がしてきます。

この疲労臭を防ぐには、疲れやストレスを溜めないようにすることですが、レモン風呂に浸かることで疲労回復になり、殺菌作用があるクエン酸とフラボノイドという成分が体臭の原因菌を抑制してくれます。さらにはレモンの香りによるリラックス効果で心身共に癒してくれます。

虫よけ効果

レモンに虫よけ効果があるのをご存じですか?レモンなどの柑橘系は爽やかないい香りがしますが、実は蚊などの虫にとっては苦手な臭いなのです。

ということは、レモン風呂に入浴した後に体についたレモンの爽やかな香りは、虫よけ効果に期待できるというわけです。蚊が多い夏から秋にかけて、レモン風呂に入ったら蚊に刺されにくくなりますよ。

《 ポイント 》

  • 体がポカポカしてぐっすり眠りにつける。
  • ビタミンC、ビタミンEがシワやシミの予防になる。
  • リモネン成分は、乱れがちな自律神経を整えてくれる。
  • レモンの皮にある成分は冷え性に効果がある。
  • 殺菌作用があるクエン酸とフラボノイドは体臭の原因菌を抑制する。
  • 蚊などの虫よけ効果に期待できる。

レモン風呂の注意点

肌がピリピリする

肌がピリピリすることもある

レモン汁を入れすぎて高濃度のお風呂に入った場合、肌がピリピリすることがあります。小さいお子さんや肌が弱い敏感肌の方は、無理をせずに中断してシャワーで体を洗い流してください。様子を見ながら少量のレモンから徐々に始めてみましょう。

農薬の付いたレモンはよく洗ってから使う

無農薬レモンがあればよいのですが、スーパーなどで購入した物のほとんどはワックスや農薬がかかっています。まずはお風呂で使用する前に、レモンをしっかりと水で洗い流してから使用しましょう。料理などで使用した後の残ったレモンをお風呂に入れて再利用するのもいいですね。

レモン精油には光毒性が含まれているため紫外線に気を付ける

レモン系のアロマオイル(精油)を数滴、湯船に入れる方法です。レモン精油の原液、または濃度の高いものを直接肌につけて紫外線にあたると、精油の中に含まれるフロクマリン類という成分が紫外線のエネルギーを蓄積して肌トラブルの原因になってしまいます。

光毒性効果が現れると日焼けを起こして、皮膚にシミとして残ってしまうこともあるようです。初めての方は、パッチテストを行ったり、一滴だけ入れるなど少量で様子を見るようにしましょう。

レモン風呂の作り方

レモン風呂

レモンをそのまま入れる

皮についている農薬や汚れをきれいに洗ったレモン3~4個を丸ごと湯船に入れてそのまま浮かべておくだけです。レモンをいくつ入れるかは、お肌の調子をチェックしながらお好みで決めてください。

有効成分があまり出ないのが難点ですが、この方法だと再利用できるでレモン風呂を3回ほど繰り返し楽しむことができます。

輪切りにして浮かべる

輪切りにしたレモンを湯船に入れてみましょう。丸ごと浮かべるよりも輪切りにした方が、お湯の中にレモンの有効成分が溶け込みやすくなります。

見た目が華やかになり、香りも効能もより感じるのでおすすめの方法です。これだと2回ほど再利用できますよ。

再利用する

料理に使ったレモンを取っておいて、軽く洗ってから再利用してみましょう。紅茶に使った輪切りレモンなど、一度使ったレモンを洗濯ネットに入れてレモン風呂として再利用します。値段が高いレモン場合には経済的ですよね。

絞ったレモン汁を入れる

レモンを絞ったレモン汁を入れたお湯の中には有効成分が多く溶け込んでいるのですが、濃度が濃すぎると肌がピリピリ痛くなったり痒みを伴うことがあるようです。敏感肌の人は、様子を見ながら少しずつ試してみてください。

絞ったレモンの汁を使った場合、一回しか使えませんが、爽やかなレモンの香りや効果をより実感できるでしょう。手元にレモンがない時には、市販のポッカレモンで手軽に代用ができます。

天日干ししたレモンを入れる

干したレモンを使う方法です。1週間~10日ほど天日干しにしてカラカラにしたレモンを湯船に入れます。

この方法だと成分はそのままでレモンの刺激だけ抑えられるので、お肌が弱い方にはこちらをオススメします。天日干しをするひと手間を加えるだけで、良いことづくしのレモン風呂になるでしょう。

レモン精油を入れる

アロマオイルを(精油)を数滴、湯船に入れるだけのとても簡単な方法です。レモンオイルをお湯に数滴たらすだけのお風呂で、湯上り後のポカポカ感が続きます。

ただし、アレルギーを引き起こす方もいるので、初めての方はパッチテストをしたり、一滴から始めるなど、少量で様子を見てみましょう。

精油が直接肌に触れると肌トラブルの原因になりますので、注意してくださいね。

《 ポイント 》

  • きれいに洗ったレモンを丸ごと湯船に入れて浮かべる。
  • 輪切りにすると有効成分がお湯の中に溶け込みやすくなる。
  • 料理に使ったレモンを軽く洗って再利用する。
  • 手元にレモンがない時は、ポッカレモンで代用ができる。
  • 天日干ししたレモンの成分はそのままで刺激だけ抑えられる。
  • 精油を数滴、湯船に入れるだけのお風呂で、湯上り後のポカポカ感が続く。

最後に

レモン風呂

レモン風呂の効果的な入り方と注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

身体が温まり肌もキレイになるなど、女性にうれしい効能がたくさんあったので、直ぐにでもレモン風呂に入りたくなったのではないでしょうか。

レモンは簡単に入に入れられますし、レモン風呂を作るのも簡単です。そして、お風呂に浮かんでいるレモンを手に取って香りを嗅いでみてください。心身が疲れている時には、優しい香りに癒されて心からリラックスできるでしょう。

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