捨てるべきではない『野菜の皮』6選！ニンジンの皮は剥く必要がないって本当？

2022/8/29 2022/8/29 気になる

捨てるべきではない『野菜の皮』6選！

野菜の皮の中には、栄養価が高いものが多いです。無駄なく栄養を摂れるので、使える野菜の皮は捨てずに使いましょう。

スーパーで売られているニンジンは、収穫後の洗浄で皮がほとんど剥がれていて薄皮しか残っていないのが一般的です。そのため気にならなければ洗ったあと皮をむかずに食べることができます。薄皮をむいた場合はきんぴらなどに使うこともできます。

大根の皮は厚めなので、調理方法によっては剝いたほうが良いものもありますが、そのまま使うことができます。皮の付近の方がビタミンCも豊富で、切り干し大根は皮つきのまま作られているため皮も美味しく食べられます。

煮物やおでんに使う時は味をしみ込みやすくしたり、柔らかくしたいときは皮をむくのがおすすめですが、大根おろしやサラダ、炒め物に使う時はそのまま使いましょう。

ヘタは食べることができませんが、ナスも皮をむかずに食べることができる野菜です。むしろ皮つきのまま調理したほうが栄養も無駄なく摂ることができます。皮の部分にはアントシアニンというポリフェノールの一種である栄養素が含まれています。

ポリフェノールは抗酸化作用があり、さまざまな美容や健康に効果があると言われています。皮つきのまま使う時は、皮の部分に切れ目を入れると味がしみこみやすくなり見た目も美しくなります。

ショウガは皮の近くがもっとも香りが強くて辛味成分も強いため、できるだけ皮を剥かずに使いましょう。また皮は薄いため、食べても気にならないですし、ショウガの生産者さんなどは皮付きのまま食べるのが当たり前だそうです。

汚れが気になる部分などは包丁ではなくスプーンの丸い方の先の部分を使って皮をそぎ取るようにすると、香りや栄養も残りやすいのでおすすめです。

サツマイモもしっかり栄養を摂りたいのであれば皮まで食べましょう。繊維質で消化に負担がかかることもありますが、食べて体に悪影響を与えるものではありません。

胃腸の悪い方や小さなお子さんは皮を沢山食べないほうが安心です。皮を剥いた場合は、皮の部分できんぴらを作ったり、皮だけで大学芋を作っても美味しいです。

玉ねぎの皮の茶色い部分はほとんどの人が捨てていると思います。ところがこの茶色い皮の部分だけで「出汁」を作ることもできるのです。

煮出さずに水に漬けておくだけで完成する「水だし」のため簡単で、野菜の優しい旨味を感じる出汁を作れるそうです。気を付けたいことは、できれば無農薬の玉ねぎが安心です。無農薬でない玉ねぎは、お酢を加えた水でよく洗ってから使いましょう。

野菜だけでなく果物の中にも、捨てずに活用できるものがありますのでご紹介します。

日本ではリンゴの皮を剥くことが多いですが、リンゴの皮は消化があまりよくないというのも理由の一つです。ですが胃腸が弱くなく食べ過ぎなければ、皮も一緒に食べることができます。

なぜならリンゴに含まれるポリフェノールは、リンゴの皮に近い部分に多く含まれているためです。美容や健康のためにポリフェノールを効率的に摂取したい方は、皮ごと食べましょう。

よい香りのする柑橘系の果物は、皮が厚いのでそのまま食べることはほとんどありません。ですが国産の柑橘類の皮であれば、輸入品と違い農薬がついていないものが多いため、皮をすりおろしてスイーツやドレッシングの材料として使うこともできます。

他には、みかんの皮には水垢や石鹸汚れなどを落とせる効果やつや出し効果もあるのでお掃除のときに活用することもできます。

ゆず湯は有名ですが、食べ終わったあとのみかんの皮を適量、生ごみ用のネットや洗濯用ネットに入れてお風呂に入れると、柑橘系のアロマ風呂が楽しめます。香りの癒し効果でリラックスできますよ。

ご紹介した野菜や果物は皮のほうが栄養は豊富であり、無駄なく栄養を摂りたい場合は皮も捨てずに食べるのがおすすめです。

ですが皮には残留農薬が気になることもありますので、必ずよく洗ってから調理に使う、または食べるようにしてください。また皮は硬いものも多いので、生のまま食べると胃腸に負担がかかることもありますので、その点にも気を付けましょう。