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『旅館』は旅行の宿泊先として幅広い世代から人気
日本には全国各地に温泉地があります。また、日本情緒を感じられる場所では、宿泊施設として日本情緒溢れる雰囲気やサービスが魅力的な旅館が多く点在しています。
中には温泉が楽しめる温泉旅館やその旅館ならではの体験が楽しめるような大型旅館などもあり、宿泊だけでなく、さまざまなお楽しみ要素が用意されている旅館が多いです。
日本のおもてなし精神が特に感じられる宿泊施設としても海外旅行客から人気があり、日頃の疲れを癒したい人にもおすすめです。
旅館でやってはいけない『絶対NG行為』5選
旅館は日本の情緒を大切にしているところが多いです。そのため、宿泊利用する側も周囲の人や旅館の方に配慮した行動を心がける必要があります。ここでは旅館でやってはいけないNG行為について紹介します。
1.布団を勝手に敷いたり片付けたりする
「お宿の人の手を煩わせないために」と良かれと思い布団を自分で出して敷いたり、自分で押入れへと片付けたりする人がいます。しかし、実はこの行為は基本的にNGとされていることをご存知でしょうか。
多くの旅館では、それぞれの客室を担当している仲居さんがサービスの一環として布団を敷いてくださいます。布団を出すタイミングや布団の敷き方など、その旅館のやり方があるので、勝手に押入れから出して敷いたり片付けたりすることはしないでください。
しかし、中にはセルフサービスで布団を準備する旅館もあります。その場合は、仲居さんを待たずに自分で布団の準備をしましょう。
2.和室でキャスター付きのキャリーバッグを引く
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旅館では和室が用意されていることが多く、床は畳が敷き詰められています。畳の上を旅行でよく使われるキャリーバッグをガラガラと引いてしまうと、キャスター部分で畳を傷つけてしまいます。
また、キャスター付きのキャリーバッグは、外を引いて移動して移動しています。汚れを落とさずに畳の上を引いてしまうと畳が汚れてしまう原因にもなります。キャスター付きのキャリーバッグを和室で引かないようにしましょう。
3.和室の押し入れに荷物を入れる
通常のホテルではクローゼットを自由に使うことが許されています。しかし、旅館の場合、押入れを勝手に使うことはタブーとされていることをご存知でしょうか。
旅館の押入れの中には、仲居さんが敷いてくれる布団などが収納されています。押入れの中を勝手に漁ってしまうと、仲居さんの業務に支障を来たす恐れがあるのです。
和室の押し入れは基本的に勝手に使わず、荷物は邪魔にならない場所に置いたり、ハンガーに掛けたりして片付けましょう。
旅館によって異なりますが、お部屋の外へ出る際、浴衣やスリッパを着用して移動することを禁止している旅館があります。お部屋着でお食事処などへ行ってはいけないと書かれている場合は、その旅館のルールに従いましょう。
旅館によっては「温泉には浴衣やスリッパで移動しても問題ないが、お食事処やパブリックスペースはNG」など、行き先によってルールが異なることもあります。客室に着いたら、まずは旅館のルールや説明が記載されている説明書を確認しましょう。
5.お食事処で出された料理を部屋に持ち帰る
旅館の場合、お食事処で和食御膳が用意されるケースが多いです。しかし、中には「こんなに食べられない」と食べられず残念な思いをする人も多いでしょう。
しかし、お食事処ですべて食べられないからと言って、そこで提供された料理をお部屋に持ち帰る行為はNGです。もしも持ち帰った料理に雑菌が付着し、繁殖してしまった場合、食中毒のリスクが発生するからです。
こうしたリスクを避けるためにも、旅館などの和食御膳やコース料理が提供される場所では、料理の持ち帰りが禁止されています。
旅館では日本の情緒を守った行動を心がけて
いかがでしたか。旅館は日本ならではの情緒を大切にしているところが多いです。日本人として、旅館での時間を快適に過ごすためにも、他のお客様やスタッフさんに対する配慮を忘れずに行動しましょう。