嫌いな人を忘れる方法とは?イヤな人ほど忘れられない理由

嫌いな人がいる女性

嫌いな人を忘れたいと思っていてもなかなか忘れられないものです。ネガティブなことに限って記憶に残り、ついつい思い出してしまいますよね。今回の記事では、なぜイヤな人ほど頭に浮かんできて忘れられないのか、その理由と嫌いな人を忘れる方法をいくつか紹介してあります。自分に合った方法を見つけてマイペースで試してみてくださいね。

嫌いな人を忘れる方法

紙に書いて客観視する

嫌な人がいると、誰しも気分が滅入ってしまいますよね。思い出したくないし、考えない方がいいとわかっていても、嫌でもふと頭に浮かんできてネガティブ思考になってします。

では、どうすればこの嫌な人を忘れることができるのでしょうか?嫌な人を忘れるためのコツをいくつかご紹介してみましょう。

自分の感情と向き合う

嫌いな人を忘れる方法の一つとして、「嫌な人や嫌な記憶を放置しない」ということがあげられます。重要なのは自分の感情との付き合い方です。

まずは「なぜ嫌いなのか」「どうして許せないのか」、自分の否定している部分を受け入れてみましょう。そして、嫌いな人の見方を変えることで相手に対する感情を変えてみてはどうでしょうか。

例えば、嫌なことをされて今までずっと恨んでいたとしますよね。でも、その嫌いな人が現れたことによって、そうなってしまった原因や自分の言動などを改めて考えられる機会を与えられます。

うんざりする人のことを一生懸命考えるより、自分の感情と向き合うようにすると、嫌いな人に対して感情的にならずに冷静に関われるようになるでしょう。

嫌いな相手を変えようとするよりは、自分自身の内面を見つめて将来に活かす方が簡単で、これからの人間関係においてメリットになりますよ。

自分の中で湧き上がった感情を冷静に観察し、あんな人のことを考えても時間の無駄だと理解できれば、相手に対する感情に囚われて貴重な時間を費やすという時間の無駄遣いから解放されます。

紙に書いて客観視する

職場や学校に嫌いな人がいる場合、それを毎日抱え込んでいると、ますます脳に強く残るのでずっと引きずってしまいますよね。嫌いな人に関わる嫌な出来事を思いっきり外へ吐き出すことによって、心が整理できてすっきりします。

家族や親しい友達に話すことができない場合には、紙に書きだしてみるのも一つの方法です。書き出した内容を改めて読んで、自分自身を客観視してみましょう。

新しく楽しいことを始める

嫌いな人を忘れる方法として、何か新しいことを始めてみてはいかがでしょうか。

嫌いな人を思い出す時間があるということは、その時間を楽しいことに使うようにして嫌いな人を思い出す時間を減らすことが出来ます。

楽しいことを始めて有意義に過ごすと、嫌いな人を忘れるだけでなく今よりも充実した人生を送れることでしょう。

趣味や仕事に没頭する

嫌いな人を忘れる方法の基本「嫌な人のことを考える暇を作らない」のがポイントなのは、おわかりいただけましたね。

そのためには、現在取り組んでいる趣味や仕事に没頭することも効果的です。好きで始めた趣味は、自分をその魅力の中に引きずり込んでくれるので、あらゆるストレスを発散させてくれます。

また、仕事を真剣にこなしていくうちに、自然と嫌なことは脳裏から消えていくはずです。集中してその仕事に没頭すれば、嫌な人を思い出す余裕などありませんから、そういった意味でもこの機会は大きなメリットになります。

嫌な人のことがいつまでも自分の気持ちの中に潜んでいるのは、夢中になれるものを持っていないからなのかもしれませんね。

運動をする

嫌な人を思い出さないようにするためには運動やスポーツをしてみましょう。

筋トレなどもそうですが、身体を動かすことで脳内の血液の循環が良くなりますし、運動をしている間は運動のことだけに全神経を集中させています。

そしてもう一つ、汗をかくことも大切なことで、ひとたび汗を流せば気持ちはすっかりリフレッシュされているはずです。そして、身体を動かした日は気持ちよく眠ることができるので、脳の疲労を解消するにはうってつけの方法です。

割り切る

忘れよう、忘れよう、と意識するほどよけいに思い出してしまうのが人間です。思い出すたびに嫌な気持ちになるわけですから、悩んでもいても仕方ありません。

嫌いな人が近くに来ても「気にしない!」「関わらない!」と割り切るようにすると、段々と嫌いな人に対する気持ちも小さくなり、そのうちにどうでも良くなっていつの間にか気にならなくなっていることでしょう。

時間が解決してくれると思うようにする

今は嫌いな人を忘れることができずにいたとしても、いずれは時間が解決してくれます。

日にち薬」という言葉があるように、時間が経てば経つほど記憶が薄れていきますので、たとえ存在自体を忘れることが出来なくても、徐々にその感情は薄れていくでしょう。

普段の生活の中で、多かれ少なかれいろいろな問題が勃発することもありますので、そうなると目の前の問題に意識が持っていかれます。いろいろな経験を積むことによって、後に「あんなことでどうして悩んでいたんだろう…」と思えるほどに成長していますよ。

《 嫌いな人を忘れる方法 》

  • 自分の感情と向き合って嫌いな人の見方を変える。
  • 紙に書き出だして外へ吐き出す。
  • 楽しいことを始めて有意義に過ごす。
  • 趣味や仕事に没頭すると、嫌いな人を思い出す余裕がなくなる。
  • 運動して汗を流せば気持がリフレッシュする。
  • 割り切るようにすると、いずれ時間が解決してくれる。

嫌いな人を忘れるためのNG行為

暴飲暴食

先に紹介した「嫌いな人を忘れる方法」を紹介しましたが、忘れるためのNG行為として注意が必要なこともいくつかあります。では、嫌いな人を忘れるダメな方法について見ていきましょう。

暴飲暴食

いわゆる「やけ食い」です。誰でも大好きな物を好きなだけ食べると心が満たされますので、滅入っている時に好きなものを食べるというのは対処法として間違いではありません。

ですが、やけ食いするほど大量に食べるのは健康上NGです。そんな食べ方を続けていると太る原因になりますし、体型が変わってしまったという別の嫌な感情につながってしまいます。

衝動買い

嫌なことがあった時のストレス発散に、衝動買いに走ってしまう人がいます。金額に関係なく衝動的に買い物をすることで、一時的に満足感で心が満たされるのです。

衝動買いがいつの間にか日常化して繰り返えされるようになると、お金を失う代わりに物が増えていくという悪循環につながり、それが新たなストレスになってしまいます。

過去の出来事を後悔してばかりいる

「あの時こうすればよかった…」などと、過ぎてしまったことをただ後悔しても仕方ありません。過去の嫌なことしか見えていないようでは、先に進むことはできません。

過去の出来事をポジティブな気持ちで反省した後は、「次はこうしよう!」と未来に向かって進んで行きましょう。

人の悪口を言いふらす

人は誰しもグチりたくなる時があります。嫌な出来事や日常のちょっとした不満を吐き出すと、ストレス解消にもなり心がすっきりします。

だからと言って、嫌いな人の悪口を言いふらしたり、相手に責任を押し付けるような発言をすると、新たに問題が勃発するかもしれません。グチを聞かされる相手を不快にさせるだけでなく、信頼を失うことにもなりますので注意してくださいね。

《 ポイント 》

  • やけ食いで体型が変わると別の嫌な感情につながってしまう。
  • 衝動買いはお金を失う代わりに物が増えていくという悪循環になる。
  • 過去を後悔ばかりしていては先に進むことができない。
  • 悪口を言いふらすと新たな問題が勃発するかもしれない。

嫌いな人ほど忘れられない理由

嫌いな人ほど忘れられない理由

嫌いな人を忘れる方法を説明しましたが、嫌いな人や許せない記憶というのは、忘れたくてもなかなか忘れられないものです。それはなぜなのでしょうか?

私たちの脳は、恐怖や不安、怒りなどの感情を重要な記憶として思い出しやすいようにする働きをする傾向があります。

これは人類が長い間に経験してきた生活から、私たちのDNAに刻まれたものなのです。猛獣と違って人は弱い生き物なので、危険な世界で生き抜くためには、恐怖感や不安感は命に関わる感情であり、それを進化した現在の人間の脳も受け継いでいるというわけです。

しかも、ネガティブな感情ほど脳に記憶されると言われていて、マイナスの感情はプラスの感情のおよそ10倍強いのだとか。そのせいで恐怖感や不安感などを持った出来事は、何度も考えることでさらに強く刻まれるため、マイナス感情の記憶は思い出しやすいのです。

つまり、自分の中で嫌いな人のことを繰り返し考えることで、脳に強く刻み込まれて思い出しやすい記憶として定着させているのです。

その結果、脳に刻み込まれた嫌な記憶は、そう簡単には消えてくれませんので、何度も思い出してネガティブな感情に悶々と苦しみ続けることになるのです。

以上が嫌いな人ほど忘れられない理由です。

だからこそ、湧き上がる感情に囚われてばかりいるのではなく、自分の感情を冷静に観察して、悩み続けないように記憶を薄める心のトレーニングが必要なのです。

《 ポイント 》

  • 脳は恐怖や不安、怒りなどの感情を重要な記憶として定着させる。
  • 危険な世界で生き抜くために私たちのDNAに刻まれたもので、簡単に消えない。
  • 嫌なことを何度も考えることで、さらに強く刻まれる。

最後に

嫌いな人

「嫌いな人を忘れる方法」と「イヤな人ほど忘れられない理由」についてお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

嫌いな人を忘れる方法の中から、自分に合った対処法が見つかりましたら試してみてください。いずれは必ず嫌いな人のことが気にならなくなり、忘れる日がやってきます。

要するに、あまり深く考え込まずに、嫌いな人のことを思い出した時には、「どうでもいいや」と、割り切ってしまえばいいのです。

そうなんです!嫌いな人のことなんて、どうでもいいことなんです!

それよりも、今の環境が幸せであることに目を向けて、ポジティブな毎日を過ごすことに意識を向けてみましょう。嫌いな人のことなんてさっさと上手に忘れて、一度っきりの人生を思いっきり楽しんでくださいね。

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