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子どもは親の使う言葉をよく聞いている
子どもは、なかなか親の言うことを聞かないものです。しかし、親が発している言葉はよく聞いています。子どもは自分の話なんて聞いていないからと、感情に任せた心無い言葉を子どもに投げかけてしまうのはNG。
子どもにかける言葉次第で、子どものやる気をアップさせることもできます。使ってはいけない言葉と使うべき言葉を選んで、子どもに言葉かけを行いましょう。
子どもにとって悪影響になる『言ってはいけない言葉』4選
子どもに言うべきではない、悪影響を与えてしまう可能性のある言葉とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
1.頭ごなしに否定する言葉
子どものやってしまったことに対して、頭ごなしに否定する言葉ばかりかけ続けるのはよくありません。
- ダメ
- あなただけできていない
- ことあるごとに怒鳴りながら「コラ!」など
子どもを叱ることは、親の重要な役目です。しかし、感情に任せて怒鳴りつけて否定し続けるのはNG。子どもからに信頼を失います。
2.子どもの行動を強制したり急かす言葉
子どもは、急かされると焦ってしまい、本来持っている実力が十分に発揮できなくなってしまいます。また、楽しみにしていることを理不尽に取り上げられてしまうと、やる気がなくなってしまうので要注意。
- 早く
- 急いで
- まだ?
- 今日はこれ(テレビやゲーム類など子どもが楽しみにしているもの)禁止!
- ちゃんとやって
- 宿題やったの?
子どもに急いでほしいときは、時計を有効活用して声掛けを行ってみましょう。
3.他者と比較する言葉
大人であっても、他者と比較されると不快な気持ちになりますよね。子どもは親から他者と比較されるような言葉かけをされることを、非常に嫌います。
- ○○ちゃんはできているのに
- 男の子なんだから
- 女の子っぽく
- お姉ちゃん、お兄ちゃんだから
子どもには個性があるため、なにかをするときであっても要領よくこなせる子と、そうでない子がいます。そこを理解し、他者と比較するような声掛けや性別で性格を強制するような声掛けはしないよう心がけてください。
4.漠然とした声掛け
子どもは、親にたくさん話を聞いてほしいと願っています。
- へぇ
- よかったね
- 今日はどうだった?など
上記のような、気持ちのこもっていないあいづちやぼんやりとした質問をされてしまうと、子ども自身困惑してしまい会話が弾みにくくなってしまうので注意してください。
子どもへの上手な声のかけ方
子どもが思うように動いてくれないと、親はイライラすることもありますよね。しかし、イライラに任せた言葉かけは子どもの心を傷つける可能性があるため、いったん心の中に仕舞っておきましょう。
- ~できたかな?○時くらいにできそう?など、強制ではなく質問を投げかける
- 今日はどんな授業が一番楽しかった?給食おいしかった?など、具体的な内容を振る
- 子どもの愚痴にはできるだけ付き合い、悩みや問題を解決するためにはなにが必要かを一緒に考える
- 子どもが「みて」といってきたら、できるだけ手を止めてみてあげる
- ちょっと待ってね、の代わりに「○○のあとでもいい?」などこちらの事情を伝える
子どもが答えやすく、継続して喋りやすくなるような声掛けを目指しましょう。そうすることで、コミュニケーションが取りやすくなり、親子の絆が深まりやすくなります。
まとめ
子どもは、親の発する言葉や態度を吸収しながら成長します。子どもの気持ちに寄り添い、心豊かに成長しできるような関わり方をして、親子の信頼度をアップさせていきましょう。