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薄い爪を厚くする方法はある?
爪は厚くすることができる
爪が薄くて弱いとクニャっと曲がったり、割れて変形したりとがっかりしてしまいますよね。生まれつき薄くて綺麗に伸ばすことができない爪だと、思い通りのおしゃれなネイルを楽しむのも一苦労です。
また、ジェルネイルを頻繁にしているとどんどん弱くなっていきますので、気づいたときにはかなりダメージを負っていることもあるようです。だからと言ってあきらめる必要はありません。爪は厚くすることができます。
食生活や生活習慣を変えて爪を厚くする
爪の厚みや強さは生まれ持った体質や遺伝だけでなく、食生活による栄養も影響していますので、生活習慣を変えていくことにより、今よりも強く厚い爪を生やすことができます。
ビタミンやたんぱく質、ミネラル、鉄分などの栄養素は爪の厚みや強さに影響します。日頃の食生活を振り返って栄養面を見直し、バランスの良い食事をとることで爪を厚くすることができます。
爪をダメージから守って厚くする
洗剤やネイルや乾燥などは爪にダメージを与えます。爪を保護するクリームやコーティング、保湿クリームなどを使ってダメージから爪を守りましょう。日頃から健康的で強い爪になるように意識することが大切です。
爪の状態は健康のバロメーター
爪が薄くなる病気があるのをご存じですか?爪の色が変わる、爪が反り返る、爪に強い痛みがあるなど異常な症状が続くようでしたら、病気の可能性があるのかもしれません。その場合は速やかに皮膚科を受診して治療するようにしましょう。
爪は自分の健康状態を示してくれるので、常にチェックしながら対処していると病気とは無縁な生活を送れると言われています。
《 ポイント 》
- 栄養面を見直して健康的な強い爪にする。
- 爪にダメージを与えないように意識する。
- 異常な症状が続く場合は速やかに皮膚科を受診する。
爪が薄くなる原因
爪を厚くするために、まずは爪が薄くなる原因を知りましょう。爪が薄くなる原因が分かると、どうしたら爪を厚くすることができるかが分かってきます。
乾燥によるダメージ
爪は皮膚の一部なので乾燥していると、割れやすくなり二枚爪の原因になってしまいます。一度ダメージを受けた爪は修復することはできませんが、今より悪化しないように防ぐことは可能です。
実際に、乾燥によってダメージを受けている爪には、何と言っても保湿ケアが欠かせません。水仕事などで乾燥しやすい手や爪には、保湿クリームでこまめにうるおいを与えるようにしましょう。
中には爪への補修成分が配合されたタイプや、爪をコーティングし保護するタイプのクリームもありますので、それでケアするのもよい方法です。
洗剤やネイルなどによるダメージ
日常的に家事を行う方であれば、手を洗ったり洗剤を使ったりする回数は多いですよね。手を洗い過ぎたり洗剤を使い過ぎたりすることによって、手の皮膚はもちろん爪にもダメージを与えてしまいます。
さらに、ジェルネイルやマニキュアは確実に爪を痛めます。ジェルネイルやマニキュアを塗った爪は、隙間がふさがって水分が入り込めずに乾燥を招いてしまいます。そして、ネイルの工程の一つである爪の表面を削ること、さらにマニキュアを落とすときに使う除光液もかなり大きなダメージを与えてしまいます。
食生活による栄養不足
厚くて強い健康的な爪にしていくには、爪のケアをするのと同時に体に摂り込む栄養が不足していなかをチェックして改善していく必要があります。
食生活よりも、直接爪をケアすることの方が大切なのでは?と思うかもしれませんが、トリートメントなどで爪自体をケアしたとしても、それは悪化するのを防ぐ程度で、根本的な解決には繋がりません。
健康的な爪かどうかは生えてくる時点ですでに決まっていますので、一度生えてしまった爪を修復することはできないのです。
栄養面で言うと、爪の主成分であるタンパク質の「ケラチン」が不足してしまうと、爪が薄くなったり弱くなってしまったりと当然ながら影響が出てきます。
ということは健康的で強い爪にしていくためには、栄養不足を補う必要があるということです。ヒビ割れ、二枚爪、ささくれなど栄養不足による爪のトラブルには、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどを意識的に摂取するようにしましょう。
《 ポイント 》
- 乾燥していると割れやすくなり二枚爪の原因になる。
- 洗剤やネイル、除光液などは爪にダメージを与える。
- タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養が不足していると爪が弱くなる。
爪を厚くする栄養素
ここでは、爪を厚くするための栄養素をご紹介します。
タンパク質は爪を形成するケラチンを作るための栄養素
爪の角質層を形成しているのは「ケラチン」と呼ばれる成分で、これはタンパク質からできています。主に肉類、魚類、大豆などから摂取したタンパク質の一部がケラチンに変化し、丈夫で割れにくい爪を形成しているのです。
ケラチンは、爪の他にも髪の毛を形成する成分でもありますので、髪の毛が乾燥して傷みがちな人も意識して摂るようにしましょう。
鉄分は爪の反りを抑える栄養素
弱くなった爪の反りかえりを抑える効果があるのが「鉄分」です。爪の変形を防ぐためには、赤身の肉やレバー、赤身の魚、小松菜、ホウレン草、ひじきなどの海藻類を意識して食べるようにしましょう。
ビタミンAは爪の乾燥を抑えて割れにくくする栄養素
お肌や爪の乾燥を防いでくれる栄養素が「ビタミンA」です。爪が割れてしまう大きな原因は、乾燥によるものでしたね。
ビタミンAを摂取することを常に心がけておくと、自爪の表面が乾燥しにくくなり、その結果爪のヒビ割れや欠けなどが発生しにくくなります。
ビタミンAが含まれている食材は、レバーやウナギ、そして人参やほうれん草などの緑黄色野菜です。
サプリメントを摂取する
爪を硬く丈夫にするためには、タンパク質を始め、鉄やビタミン類、そしてカルシウム、亜鉛なども自爪の強化に役立つと言われています。
様々な食材からバランス良く栄養素を摂取することが望ましいのですが、食事からそれらを補うのが難しいという人は、サプリメントを飲み始めるのも1つの方法でしょう。
《 ポイント 》
- タンパク質の一部「ケラチン」が丈夫で割れにくい爪を形成する。
- 爪の変形を防いでくれるのは「鉄分」
- 爪の乾燥を防いでくれるのは「ビタミンA」
- 様々な食材からバランス良く栄養素を摂取できない場合はサプリメントを利用する。
爪を厚くするためのケア
ここでは、爪を厚くするためのケアとコツを紹介します。
マッサージする
体の血流を良くするためのマッサージは、体調を整える方法として定番ですよね。体の末端にある爪も体の皮膚の一部ですので、健康的な爪をキープするためには、栄養が爪先まで行き渡るマッサージをおすすめします。
乾燥を防ぐためにハンドクリームを塗るとき、またはネイルオイルケアをするときにマッサージをして血流を良くすると効果的です。
乾燥を防ぐ
乾燥した状態が続くと爪はもろくなり二枚爪になってしまいます。特に、空気が乾燥する寒い季節は、より乾燥しやすくなるので注意が必要です。爪が薄い人の対策方法として、ネイルオイルを爪に塗って乾燥しないようにしてみましょう。
すでに伸びてしまった爪を修復することはできませんが、ネイルオイルを塗って対策しておくと、次に生えてくる爪に良い影響を与えます。
できるだけ水で濡らさないようにする
水や洗剤との接触が増えると爪は少しずつ弱まっていき、脆くなってしまいます。掃除や食器を洗う時はビニールの手袋を着けるなど、できるだけ水や洗剤に爪を浸さないようにしてください。
日常的に家事をする方にとって「絶対に濡らさない」ことは不可能ですが、頭の片隅に入れておくだけでも爪に対する意識が変わってくるのではないでしょうか。
爪にもハンドクリームをしっかりと塗る
ネイルや除光液を使った後や、手や爪に充分な水分が行きわたらずに乾燥していると感じた時は、ハンドクリームをしっかり指先の自爪まで行き渡るように塗り込みましょう。手を洗う度に塗って保湿しておくという日々の積み重ねが、大きな効果を発揮します。
塗った後でもスマホ操作できるベタベタしないタイプのハンドクリームも販売されていますので、自分のライフスタイルに合ったものを探してみてください。
ジェルネイルやアクリルネイルの連続は避ける
ジェルネイルやアクリルネイルは、 強くて厚い爪を一時的に手に入れることができるのですが、頻繁に塗り替えや付け替えしていると、あっという間に爪が弱くなってしまいます。
もしどうしてもジェルネイルやアクリルネイルが必要でしたら、連続してつけることは避けて爪を休ませる期間を設けてあげましょう。
《 ポイント 》
- マッサージをして血流を良くする。
- ネイルオイルを塗って乾燥を防ぐ。
- 掃除や食器を洗う時はビニールの手袋を着ける。
- 手を洗う度にハンドクリームで保湿しておく。
- ジェルネイルやアクリルネイルの連続使用は避けて爪を休ませる。
最後に
今回は薄くて弱くなっている爪を厚く丈夫にする方法として、自宅でできるケアを紹介しました。
自分の爪が薄くて悩んでいる方は、爪にダメージを与えないように意識しながら常にケアをする習慣を身につけることがポイントです。
また、栄養バランスが偏った食事や無理なダイエットなどで栄養不足になると、爪の発育が悪くなってしまいます。爪の主成分となるタンパク質や鉄分、ビタミン類を摂るなど、日常の食生活を工夫してみるのも強くて厚い爪が生えてくる要因になります。
爪は健康のバロメーターともいわれていますので、自分の健康状態をチェックしながら丈夫な爪を保ち続けましょう。