実は寄生虫が多い?ブロッコリー生食のリスクと安全な調理法

ブロッコリーは生で食べてはいけない?

ブロッコリーは、幅広い年齢層の人から愛されている野菜です。簡単に調理できるので、料理初心者の人でも失敗を恐れず調理可能!ブロッコリーの生食は、絶対不可ではありません。しかし、生で食べる場合にはいくつかリスクを伴うかもしれません。生で食べるときのリスクと、おすすめの調理方法についてまとめました。

ブロッコリーの生食は絶対NG?

山盛りのブロッコリー

ブロッコリーは、野菜の中でも栄養価が豊富で、いろいろな場面で食べられている食材です。野菜であれば、生食できないか考えたことがある人も少なくないのではないでしょうか?

結論からいうと、ブロッコリーは絶対に生で食べてはいけないというわけではありません。しかし、妊婦さんや小さなお子さんなどは、生で食べるの避けるべきです。では、どうして生食がおすすめできないのかを見ていきましょう。

ブロッコリーを生で食べるべきではない理由

収穫前のブロッコリー

ブロッコリーを生で食べるべきではない理由は、以下の通りです。

1.寄生虫が多い

ブロッコリーのつぼみの部分は、かなり密になっていてびっしり生えそろっていますよね。つぼみの細かな間は、水洗いするのが難しいため、その部分に寄生虫が付着していることがあります。

寄生虫ではなく、芋虫などの害虫がついていることも少なくありません。切り分けるときに虫が見つかれば除去できますが、見つけそこなったら虫も一緒に食べてしまうかも…。

2.農薬が残っている可能性

野菜を虫から守るため、農薬を散布している場合があります。特に海外産のものは要注意!基準値を超える濃度の残留農薬が、冷凍ブロッコリーから発見された事例もあります。

洗浄していても農薬が残ってしまう可能性があるため、生で食べる場合はそれなりの覚悟が必要かもしれません。無農薬野菜であれば、農薬による健康被害の面はクリアできます。

3.土の細菌の付着

土の中には、下記のような細菌がいます。

  • セレウス菌
  • ウェルシュ菌
  • O-157などの腸管出血性大腸菌など

感染してしまうと、ただの体調不良では済まないような細菌を保持している可能性があります。加熱調理することで細菌を排除できる可能性は高まりますが、生で食べる場合は細菌の排除が難しくなる可能性が高いです。

4.消化しにくい

野菜の細胞の壁には、セルロースという人間では消化困難な酵素が含まれています。ブロッコリーもその例外ではなく、生のまま食べると内臓に負担をかけてしまうかもしれません。

  • 一度の大量
  • 摂取胃腸が弱い人

上記の条件が合致した場合、腹痛や下痢を起こす可能性があります。

ブロッコリーのおすすめの調理方法

温サラダ

ブロッコリーをおいしく食べる調理方法を、ご紹介します。

  • 塩ゆでにして温サラダにする
  • スープに入れて、栄養を丸ごと摂取
  • レンチンで固ゆでして、炒め物にin
  • 茎の皮を剥いて、きんぴらやかき揚げにする

ブロッコリーは、単体で食べてもほかの料理に入れてもおいしく食べられます。グラタンやビーフシチューなどの彩に添えるのもおすすめです。

卵との相性もよいので、ほかの野菜も含めてサラダにするのもよいですね。よく洗い、加熱調理することで、消化しやすく安全度もグッとアップします。

まとめ

ブロッコリー入りグラタン

ブロッコリーは、生でも食べられる野菜です。しかし、安全面を考慮するのであれば、加熱調理がおすすめ!いろいろな料理にブロッコリーを加えて、おいしく栄養を摂取しましょう。

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