冷凍食品の解凍、実は危険!避けるべき4つのNG解凍法

トレーに入った冷凍餃子

近年、冷凍食品の進化が止まりません!驚くような食品が冷凍食品として販売されるようになっているため、忙しい主婦にとって救世主とも言える存在です。しかし、そんな冷凍食品には、してはいけない解凍方法があることをご存知でしょうか。今回は冷凍食品にしてはいけない解凍の仕方を紹介します。

年々進化!『冷凍食品』は忙しい主婦の味方♪

スーパーの冷凍食品売り場

一昔前よりも格段に種類が豊富になり、品質も良くなった冷凍食品。年々進化し続けている冷凍食品は、日々家事や育児、仕事にと多忙な主婦の強い味方です。

最近では、炒めるだけで料理が完成するキットとして冷凍食品が販売されていたり、あらかじめ使いやすいようにカットされた野菜が冷凍食品として販売されていたりすることも多く、様々な使い方ができる点も魅力です。

しかし、そんな便利で美味しい冷凍食品ですが、解凍した際に「なんだかうまく温められていない」「腹痛を起こした」という経験はありませんか。もしかすると、冷凍食品の解凍方法を間違えているのかもしれません。

冷凍食品にしてはいけない『解凍の仕方』4選

電子レンジの利用

冷凍食品は正しく解凍することで、風味や食感を美味しく味わえる食品です。誤った方法で解凍してしまうと、美味しく食べられないだけでなく、状況によっては食中毒を引き起こす危険性もあるので要注意です。

1.電子レンジの「自動」で温め解凍する

冷凍食品の多くは電子レンジで温め解凍することが推奨されています。しかし、パッケージをよく読まず、電子レンジに備わっている「自動」機能を使って温めていませんか。

冷凍食品は、それぞれの商品に適した温める強さ(W)、そして時間があります。電子レンジの温め目安は冷凍食品のパッケージに記載されているので、その通りに温めることで基本的には美味しく食べられる状態に解凍されます。

しかし、「自動」で温めてしまうと、適切なW数や時間で温められていないことが多く、「全然解凍されていない」「温めすぎてドロドロに…」といった現象が起こります。

2.常温に戻してから温め解凍する

竹ざるの上の冷凍うどん

冷凍食品を解凍する際、一度常温に戻してから電子レンジなどで温め解凍するという人もいます。しかし、常温に戻してから温め解凍してしまうと、パッケージに記載されている通りに温めても加熱し過ぎになってしまいます。

一度常温に戻した冷凍食品は、ある程度解凍されている状態なので、パッケージに記載されている通りのW数と時間で温めると、加熱し過ぎの状態まで温められてしまうのです。

パッケージに「常温に戻してから」と記載されていない限り、凍った状態のまま電子レンジで温めたり、調理したりするようにしてください。

3.冷凍されたお肉を常温で解凍する

トレイに入った冷凍肉

最近はキットなどの状態でお肉が冷凍食品として販売されていることも多いです。また、業務用スーパーなどで大量のお肉を購入し、そのまま冷凍して保存しているという方も多いでしょう。

冷凍されているお肉を解凍する際、常温で置いて自然解凍する行為は非常に危険です。お肉は常温解凍している最中に少しずつ雑菌が繁殖し、食中毒の原因となる恐れがあります。

冷凍されたお肉は、常温でそのまま放置するのではなく、氷水に浸け置くことで、流水解凍する方法がオススメです。その際、フリーザーバッグなどに入れた状態で解凍すると、より安全に解凍することができます。

4.夏場に冷凍食品を常温で解凍する

手作りのお弁当

冷凍食品の中には「自然解凍OK」と表示されている冷凍食品も多く存在します。実際、凍ったままお弁当などに入れて自然解凍させることで、いざ食べるときにちょうど良い美味しさを楽しむことができます。

ただし、夏場は少々危険が伴うため、保冷剤を一緒に入れるなどの配慮が必要です。夏場は外気が非常に高いため、他の時期よりも冷凍食品の解凍時間が短いです。その分、解凍された後に放置される時間が長く、水分を含んでいる状態なので、雑菌が繁殖してしまうリスクがあります。

また、お弁当に入れる際、すでに他の食品に触れた箸を使ったり、素手で触って入れたりすると、雑菌が付着しお弁当の中で繁殖してしまう恐れがあります。必ず清潔な箸を使って詰めるようにしましょう。

冷凍食品はどのように解凍するべき?食品別正しい解凍方法

冷凍庫の中の冷凍野菜

冷凍食品は、基本的にパッケージに正しい解凍方法が記載されています。食品によって異なるので、正しい解凍方法は必ずパッケージを確認するようにしましょう。

  • 電子レンジで記載されている通りに温め解凍する
  • 冷蔵解凍してからオーブンやトースターで温める
  • フライパンで凍ったまま加熱解凍
  • 冷蔵解凍してからフライパンで加熱解凍
  • 鍋を使った湯煎解凍
  • 凍ったまま油で揚げて解凍
  • 流水や氷水で解凍する
  • 温度を守った上で常温解凍

基本的にはこのような解凍方法が冷凍食品では推奨されています。それぞれに合った解凍方法を選択することで、風味や食感を損ねず美味しく食べられます。

ただし、お弁当のおかずなどに多い自然解凍は、夏場は厳禁です。夏場は自然解凍までの時間が短く、その後徐々に食品が傷み始めます。食中毒を引き起こすリスクが高まるので、自然解凍に適した温度(約20℃前後)を守り解凍しましょう。

冷凍食品はそれぞれの食品に合った解凍方法を!

鍋で茹でる冷凍うどん

いかがでしたでしょうか。冷凍食品はそれぞれの食品に適した方法で解凍することで、本来の美味しさを楽しむことができます。誤った解凍方法は美味しさを損ねるだけでなく、場合によっては食中毒の危険性もあるので気をつけましょう。

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