【東京23区】自転車が盗まれやすい街ランキングワースト5

自転車を物色する男

住む街を決める際、多くの人が治安の面を気にすると思います。特に日常に密接な関わりを持つ自転車は、盗難されやすい傾向にあります。一見治安が良さそうな住宅街でも、街によっては自転車盗難件数が多い街もあります。今回は東京23区内から自転車が盗まれやすい街ワースト5を紹介します。

家族で引っ越す際に気になるのは街の治安面

子供を抱える母親

家族で生活する場所を決める際、次の引越し先の条件として、皆さんはどのような点を重視しますか。利便性や通勤時間、地盤が強固な点など、人によって様々だと思います。

しかし、多くの人が気になるのは、やはり引越し先の候補に挙がっている街の治安面ではないでしょうか。特に女性や小さなお子様がいるご家庭では、引越し先の治安を見て最終判断するという人も多いと思います。

特に日常に密接に関わる自転車盗難は多い

街によって発生件数の多い事件、盗難対象などは異なります。その街が住宅街が主体となっている街であるか、または商業施設が立ち並ぶ街なのかによって、犯罪傾向が変わるからです。

しかし、どの街でも自転車の盗難件数が他の事件や窃盗に比べて多い傾向にあります。自転車は生活する上で密接に関わってくる部分なので、意外と見落とされがちですが気にするべき治安面でしょう。

東京23区内!自転車が盗まれやすい街ランキングワースト5

東京都の夜景

では、東京23区内では、どの街で自転車盗難が多い傾向にあるのでしょうか。ここでは東京23区ないでも自転車が盗まれやすい街ワースト5を紹介するので、これから引っ越す方や今住んでいる方は参考にしてください。

第5位:豊島区西池袋

大きな「池袋駅」の西口から先に広がるエリアが豊島区西池袋に当たります。全体の犯罪件数で見ると池袋駅東口から先の南池袋に比べると圧倒的に件数は少ないものの、自転車窃盗に関しては南池袋より多い傾向にあります。

これは、西池袋が東池袋に比べると大学や生活に直結する食品売り場などがあるデパートが多くあることが理由として考えられます。南池袋に比べると自転車を利用する層が多く、屋外駐輪場に停めている人も多いことから、自転車窃盗件数の多い街に選ばれていると考えられます。

第4位:足立区西新井

前駅の風景

近年、足立区も治安を少しずつ改善している傾向にありますが、中でも西新井は駅前を中心に様々なショッピングモールが再開発され、賑わいを見せているエリアです。

住むと買い物などの利便性が非常に良い反面、やはり他の街に比べると少々治安面が未だに気になるという声も多いです。住宅街エリアに入ると治安が比較的良くなる傾向にあるようですが、駅前の商業施設周辺は傷害やひったくり、付きまといといったトラブルが比較的多く見られます。

同じエリアにショッピングモールと住宅街があることから、自転車を利用する人も多く、屋外に駐輪していた自転車を窃盗するケースが多いと言います。

第3位:葛飾区東金町

金町は現在、全体的に見ると23区の他の街に比べて落ち着いており、犯罪件数も多くはありません。しかし、東金町にある金町駅の北口の犯罪件数が多く、その犯罪件数のほとんどが自転車窃盗なのです。

金町の犯罪件数傾向を見ると、自転車窃盗以外にも万引きや暴行、空き巣といったトラブルが挙げられてはいるものの、非常に珍しく件数も少ないです。

つまり、東金町は自転車窃盗だけが唯一トラブルの種となっている街と言えます。したがって、自転車窃盗対策を十分に行えば、トラブルに巻き込まれにくい街とも言えるでしょう。

第2位:北区赤羽

北赤羽駅

北区赤羽は23区内でも特に治安が悪いエリアとして知られています。商業施設や飲屋街などが多いこともあり、夜も多くの人が出歩く街ですが、そのためか夜にはキャッチなども多く、日常生活を家族で送るには適していると言い難いです。

また、北区の中でも最も犯罪発生率が高い街としても知られており、犯罪発生率は人口100人あたり4.95と約100人に5人は犯罪に巻き込まれる計算となります。

自転車窃盗に関しては、そもそも放置自転車の問題も持つ街なので、自転車を放置していたら盗まれたというケースも多く報告されています。したがって、自転車を放置せず駐輪場にきちんと対策を施して停めておくことで、ある程度対策はできるものと考えられます。

第1位:大田区蒲田

そして残念ながら自転車が盗まれやすい街ワースト1位に輝いてしまったのは、大田区の蒲田です。

大田区を全体的に見ると治安が良い傾向にありますが、蒲田に絞ると居酒屋をはじめとした飲食店やパチンコ店、ゲームセンターなどが多いこともあり、夜にも酔っ払いや集まっている若者が多く不安という声が聞こえてきます。

実際、令和3年4月11日号の『おおた区報』には、以下のような記載があります。

蒲田警察署管内では、自転車盗難被害が都内で最も多く発生しており、深刻な状況にあります。自転車盗は、れっきとした窃盗犯罪です。警察では、駐輪場への防犯カメラ設置・増設を要請しているほか、職務質問を行い、盗まれた大切な自転車を持ち主に返還するための取り締まりをしています。

大田区ホームページ:おおた区報WEB版 令和3年4月11日号〔トップページ・特集〕

このように、依然として蒲田エリアの自転車盗難被害は減っていないことが確認できます。

自転車盗難に遭わないために個人でできる対策は?

自転車に鍵をかける

今回紹介した街はもちろん、その他の街でも多くの自転車窃盗が毎日報告されています。では、自転車盗難に遭わないためにはどのような対策を取るべきなのでしょうか。

  • ほんの短時間でも必ず施錠する
  • ロックを2箇所以上用意する
  • 防犯カメラのある駐輪場などを利用する
  • ロックをかける箇所は地面ではなく高い位置で
  • なるべく毎回違う駐輪場を使う
  • 自宅も危険!なるべく屋内において

とにかくどんなに短時間であっても必ずロックはかけてください。一瞬の隙を狙って盗まれてしまう危険があります。また、ロックが1個では簡単に外されてしまうため、ロックは必ず2箇所以上するようにしましょう。

他にも使う駐輪場を考慮したり、自宅の敷地内であっても屋外に放置しないなど、窃盗の危険性のある行動は避けるようにしましょう。

自転車盗難はあまりにも多い…できる限りの対策を!

自転車置き場

いかがでしたか。自転車の窃盗件数は、他の事件に比べて圧倒的に多いです。自転車は毎日使うものですし、何より人のものを盗むことは自転車と言えど犯罪です。自らもできる限りの対策をし、なるべく盗まれないよう努めましょう。

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