桃が腐りやすくなる『NG行為』4選!正しい保存方法や食べ方を解説

並んでいる新鮮な桃

見た目も香りもよく、みずみずしい甘さのある桃は夏の人気のフルーツです。そんな桃はデリケートな果物なので、保存方法や扱い方を誤ると傷みやすいのも特徴。桃が腐りやすくなるNG行為や正しい保存方法、食べ方を解説します。

桃は食べる直前に冷やすのが基本!

カットしてお皿にのっている桃

桃は冷やし過ぎると糖度が下がり、甘味やジューシーさが失われてしまいます。常温保存で、食べる直前に冷やすのが基本です。買ってきたばかりでまだ桃がかたい場合も、常温で2~3日置いておくと追熟され、果肉が柔らかくなり甘みが増してきます。

桃の冷やし方はいくつか方法があります。

  • 食べる15分ほど前に氷水に浸す
  • 食べる2~3時間前に冷蔵庫の野菜室で冷やす
  • 食事の前に冷凍庫に入れ食後のデザートにする

などを参考にしてください。

桃が腐りやすくなる『NG行為』4選!

桃を取ろうとしているところ

1.強く押したりつかんだりするのはNG

桃はとてもデリケートな果物です。少しでも強く押したりつかんだりするだけでも凹んでしまうことがあります。その部分は時間がたつと黒く変色して、味も落ちてしまいます。

そのため、つかみ方にも注意が必要です。指先だけでつかむと力が入りやすいため、手のひらを密着させながら、優しく手のひら全体で包み込むように持ちましょう。

2.冷蔵庫の冷気やエアコンの風が当たる場所に置くのはNG

乾燥に弱く傷つきやすい桃は、冷蔵庫の冷気やエアコン・扇風機の風によっても、瑞々しい甘さが失われてしまいます。また、食べる前に冷蔵庫で冷やしますが、冷蔵庫の冷気が直接当たる場所に置いてしまうと、乾燥によって傷みやすくなるので冷気が当たる場所を避けて冷やしてください。

3.直射日光の当たる場所で常温保存するのはNG

桃は温度や湿度に敏感です。冷房が効いている空間でも、気密性が高く、熱がこもりやすいビニール袋などに密閉して保存する際は気を付けましょう。また、直射日光に当たるのもNGです。温度や湿度が高くなると、正常な桃でも悪くなりやすいので気を付けてください。

4.冷蔵庫から冷やした桃をそのままにしておくのはNG

みずみずしい桃

冷蔵庫で冷やした桃を、取り出してからすぐに食べず常温のまま置いておくのは避けましょう。結露して桃の表面に水滴がつくと、そこに雑菌が発生し腐る原因となるそうです。

冷凍保存もできる?桃の保存方法

皮をむいた桃

桃の保存は常温が基本です。ですが、すぐに食べきれない場合は冷蔵庫の野菜室で保存することもできます。一工夫するだけで美味しさを保ちながら保存できます。

  • 常温保存:キッチンペーパや新聞紙などで包み直射日光の当たらない涼しい場所で保存。フルーツキャップがあれば包んだ上から履かせる。賞味期限は3日前後。
  • 冷蔵保存:空気が入らないようアルミホイルで隙間なく桃を一つずつ包んで冷蔵庫で保存。または、ラップで包み保存袋に入れて保存。賞味期限は1~2週間。

もっと長く保存したい場合、桃は冷凍保存することもできます。冷凍保存すると食感は変わりますが、半解凍で食べるとシャーベットのようになるため、違った味わい方も楽しめます。

桃の冷凍保存は丸ごとする方法と、カットして保存する方法とがあります。丸ごと冷凍保存すると果肉と皮との間に若干のズレが生まれ、解凍した時にスルっと皮がむけるというメリットもあります。冷凍保存の賞味期限は1カ月程度です。

  • 冷凍保存:水で優しく洗いきれいに水をふき取ったら、ラップで密閉し保存袋に入れて冷凍庫で保存。ストローを使って空気を抜き真空に近い状態にするのがおすすめ。

カットしてから冷凍保存する場合は、変色を防ぐため、1カップの水に塩1/5を入れた塩水に数分浸しておきましょう。

熟し過ぎてしまった時はコンポートが美味しい!

桃のコンポート

デリケートな桃なので、保存方法や取扱いに失敗すると柔らかくなり過ぎてしまいがちです。そんな時は、加熱してコンポートにしてみましょう。

桃は皮がついたまま半分にして、種を取り除いたら、耐熱皿に入れ適量の砂糖とレモン汁をふります。ふんわりラップをして電子レンジで1分ほど加熱すれば、果汁たっぷりのコンポートが作れます。温めることで皮もかんたんにキレイにむけます!

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る