強風の日にやってはいけないNG行為6選!知らないと大変な目に遭うかも

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強風ときくと、大したことない印象を持ちがちです。しかし、想像を超えるパワーを持っていることがあるので、警報などが出た場合は早めに対策を取っておきましょう。まず、強風でどんな被害が出やすいかを確認!自宅周辺の対策をきっちりして、被害を出さないように配慮してください。

強風の日は要注意!

風が強くて木が揺れる

強風の日は、思わぬ危険が潜んでいます。「ちょっとぐらい大丈夫」と油断すると、大変なことになりかねません。まずは、強風がどんなときに起こりやすいのか、確認しておきましょう。

  • 台風
  • 吹き返しの風
  • 季節風…春一番や木枯らしなど
  • 偏西風
  • 竜巻
  • 山からの吹きおろしなど

住んでいる場所によって、強風が吹きやすい条件は違います。でも、どこに住んでいても油断は禁物!強風が吹いていると、思いもよらぬ事故に巻き込まれることがあるかもしれません。ケガをしたり、周りの人に迷惑をかけたりすることもあるので、十分気を付けましょう。

風の強さって、どのくらいなら危険なの?と思う人もいるでしょう。気象庁では、風速が20~25m/s以上と予想されるときに「暴風警報」を出します。この風の強さだと、歩くのもやっとという感じ。傘なんてとてもさせません。木の枝が折れたり、看板が飛んだりすることも。風の音も恐ろしいほど大きくて、家の中にいても圧迫感を感じるほどです。

それでは、強風の日に絶対にやってはいけないNG行為を見ていきましょう。

強風の日にやってはいけないNG行為6選

強風の日には、普段何気なくしている行動も危険につながることがあります。以下の行為は特に注意が必要です。

1. 外に出る

強風時の外出は、大きなリスクを伴います。

  • 転倒によるケガ
  • 飛んできたものが当たる
  • 風に押され、海や川などに転落するなど

少しなら大丈夫という油断が、不慮の事故を招きやすくなります。強風時は、できれば家にいるよう心がけてください。どうしても外出が必要な場合は、両手を自由に使えるようにし、飛来物に注意しながら歩きましょう。また、建物や電柱のそばは特に危険です。飛来物が当たったり、倒れてきたりする可能性があるので避けましょう。

2. 洗車をする

強風時は、目に見えないチリやホコリが大量に飛んでいます。そんなときに洗車して車をスポンジでこすり洗いすると、車に目には見えない無数の傷がつくかもしれません。洗車だけでなく、ワックスがけもNG!天気がよく、無風の日に車のメンテナンスを行いましょう。

3. 風で飛ぶものを野外に置く

強風だと飛んで行くものを野外に置くと、近隣の人に迷惑をかけるかもしれません。

  • 紙やビニールなどのゴミ
  • 鉢植えやプランター
  • ガーデニンググッズや子ども用の外遊びおもちゃ
  • 引き抜いた雑草など

強風の度合いによって、自転車なども飛ばされることもあります。特に台風や竜巻の接近時は、早めに飛ぶ可能性があるものを家の中に入れましょう。物干し竿やプロパンガスのタンクなども、しっかりと固定するか室内に移動させましょう。

4. 野外で火を扱う

強風のときは、火の粉が飛びやすい状態です。

  • 花火
  • 田畑や山の野焼きの実施など

野焼きは市への届け出を提出せねばならない地域がとても多いので、実施前に確認しましょう。野焼きをすると、火の粉の飛散のみならず煙も流れるため、広範囲の住宅に多大な迷惑をかけます。バーベキューなども控えめにしましょう。火の粉が飛んで、思わぬ場所で火災が発生する危険性があります。

5. 屋根や雨戸の修理

強風時に屋根や雨戸の修理を行うのは非常に危険です。高所での作業は通常でも注意が必要ですが、強風下では転落のリスクが格段に高まります。また、工具や資材が風で飛ばされ、周囲に被害を与える可能性もあります。修理は風が収まってから、または専門家に依頼しましょう。

6. ペットの散歩

強風の日にペットを散歩させるのも避けたほうが良いでしょう。小型の犬や猫は風にあおられて飛ばされる危険があります。また、飛来物でペットがケガをする可能性もあります。どうしても外に出る必要がある場合は、短時間で済ませ、常に周囲の状況に注意を払いましょう。

強風の前にやるべき対策

台風被害にあった家

天気予報などで数日内に強風が起きる予報が出てたら、以下のような対策を取りましょう。

  • 軽いものを家の中に入れる
  • 強風で転落や移動が予想されるものを収納
  • 飛びやすいものを固定
  • 火が起きるかもしれないものがないか確認
  • 窓ガラスが割れないよう、段ボールなどで強化
  • 停電対策
  • 自然災害によるライフラインの停止を見越した食料の準備

強風だと、電線になんらかの被害が出やすいです。巨大台風が接近すると、停電や断水が起きる可能性があり、避難を余儀なくされることも。なにが起きても乗り切れるよう、ある程度の準備は早めに整えておきましょう。

特に注意が必要なのは、台風の「目」が通過した後です。一時的に風が弱まり、晴れ間が見えることがありますが、これは台風の中心部分に入ったためです。この後、再び猛烈な風が吹き始めます。この「ふき返し」は予想以上に強く、油断していると大変危険です。

強風時の適切な行動

強風にやむを得ず遭遇してしまった場合、以下のような行動を心がけましょう。

  • 建物の中にいる場合は、窓から離れた場所で過ごす
  • 外出中の場合は、頑丈な建物の中に避難する
  • 車の運転中は、スピードを落とし、ハンドルをしっかり握る
  • 橋や海岸沿いなど、特に風の強い場所は避ける

また、強風が収まった後も油断は禁物です。倒れた電柱や切れた電線には絶対に近づかないようにしましょう。道路に落ちている物も、むやみに触らないことが大切です。

事前対策で強風のリスクを最小限に

OKサインを出す女性

強風だと、思いがけないトラブルが起きることが想定されます。近隣住民に迷惑をかけないよう、事前に対策を取り早めに防災対策を整えましょう。

特に重要なのは、自分の身を守ることです。強風時の外出や危険な作業は避け、安全な場所にとどまることが大切です。また、周囲の人々への配慮も忘れずに。飛散しやすいものは固定するか室内に移動させ、不要な火の使用は控えましょう。

天気予報をこまめにチェックし、強風が予想される場合は早めの準備を心がけてください。家族や近所の人たちとも情報を共有し、お互いに声を掛け合うことで、より安全に過ごすことができるでしょう。

強風は私たちの想像以上に危険です。でも、正しい知識と適切な対策があれば、被害を最小限に抑えることができます。この記事で学んだことを活かして、安全に過ごしましょう。

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