ちらし寿司は保存できる?常温・冷蔵・冷凍のやり方と注意点

ちらし寿司

お祝いのときによく作るちらし寿司は、とても人気があるメニューの1つですが、ちらし寿司の保存方法に悩む方は多いのではないでしょうか。ちらし寿司の具材にはお刺身などの生ものが入っていますので、日持ちさせるのは難しい…と考えてしまいますが、ちらし寿司を日持ちさせる保存方法はあるようです。今回はちらし寿司の保存方法や賞味期限などについてご紹介いたします。

ちらし寿司は保存に向かない?

酢飯

ちらし寿司は具材に生ものを使用していますし、ご飯は酢飯、決してアツアツを食べるものではありませんので、その保存方法には悩むところです。

保存に向いたメニューか、そうではないかの二択であれば、どちらかというと保存せずにすぐに食べきってしまいたいメニューではあります。

酢飯は固くなりやすい

酢飯が冷めて固くなるのは、冷蔵庫の温度と湿度が原因です。ご飯を炊くと、熱によってお米のデンプンが糊化し、水と結びつくことで粘りが出て、ふっくらとした炊きあがりになります。

冷蔵庫にご飯を入れると、お米のデンプンが老化し、水分と離れてしまうせいで固くなります。

冷蔵庫内の温度は2〜6度に保たれており、炊いたご飯の老化が起こる温度は0〜3度なので、老化する環境が整っていることになります。冷蔵庫内は湿度も低いので、余計に固くなりやすい環境なのです。

また、お寿司の酢飯はアツアツにするものではありませんので、普通の冷蔵保存の冷ごはんのように、電子レンジでアツアツに温め直すようなことも難しくなります。

生ものを含むちらし寿司は保存向きではない

ちらし寿司は様々なバリエーションがありますが、新鮮なお刺身などの生の魚介類を具材に含むちらし寿司をしばらく冷蔵で保存するのはあまり向いていないと言えるでしょう。

生ものは鮮度が命ですから、時間が経つほど鮮度がどんどんおちてしまうので、早めに食べきるのがベストではあります。

こんなちらし寿司は食べない方がいい!

ちらし寿司は、具材をたくさん使っているのでそれぞれの具によって、劣化の速度が違いますが、全体的に傷みやすいメニューです。

特に、お刺身などの生ものを使っているちらし寿司であれば、たとえ当日であっても、季節によっては劣化はとても早いでしょう。

こんな状態のちらし寿司は、絶対に食べないでください。

  • 酢飯や具材がネバネバと糸を引く。
  • 変色してきた。
  • 生ものの水分のような、血のような色の水分がしみ出している。
  • 悪臭がする。
  • カビが生えている。

見た目はあまり変化がなくても、酢飯が糸を引いていたり、酢のニオイではないツンとする不快な臭いがしたりするのも、腐ったことによる変化になりますのでご注意ください。

ちらし寿司の常温保存と注意点

ちらし寿司

ちらし寿司は上記のような理由から、早めに食べきってしまう事をお勧めしますが、ポイントを押さえれば保存が可能です。

一定の条件がありますが、こちらではちらし寿司の常温での保存方法について、ご紹介いたします。

出来立てのちらし寿司の保存方法

出来上がったちらし寿司は、ボウルではなく、出来れば通気性の良い寿司桶に移し替えましょう。ちらし寿司は、常温でも冷蔵でも乾燥を防ぐための保湿が大事になります。

湿らせた布巾やキッチンペーパーを寿司桶の上に被せて湿度を保ち、その上に穴を数か所あけたラップを被せて、蒸れてしまうのを防ぎながら保湿しましょう。

必要な条件がそろえば常温保存することも可能

  • 室温が一定して、10度以下の場合。
  • お刺身などの生ものや錦糸卵などの具材が乗っている場合、これらは要冷蔵。
    ※酢飯部分や加熱した具材、かんぴょうなどのみが常温保存可能。
  • しっかりとラップなどで密封し、空気に触れさせない。
  • 直射日光はさける。

室温が高くなったり、常に10度以下の室温を保てない場合は、常温での保存はやめましょう。お刺身などの生ものや、錦糸卵などの具材は、必ず別に取り分けて冷蔵保存してください。

また、室温が10度を下回っていても、直射日光には絶対に当たらないようにする必要があります。これらの条件下で、ちらし寿司を常温で保存した場合の賞味期限は1~2日程度です。

別に取り分けた冷蔵保存の生ものなどの具材も、冷蔵庫で保存して1~2日以内に食べ切ってください。

ちらし寿司の冷蔵保存と注意点

ちらし寿司を冷蔵保存する

こちらでは、ちらし寿司を冷蔵保存する方法についてご紹介いたします。

  • お刺身などの生ものや、錦糸卵などの具材は酢飯とは分けて、別に取り分ける。
  • 酢飯はラップで包み、さらにキッチンペーパー数枚で包み、そのまま野菜室で冷蔵保存する。
  • お刺身などの生ものや、錦糸卵などの具材は、しっかりとラップをして密封してチルド室で保存する。

常温保存と同じように、お刺身などの生ものや錦糸卵などの具材は、酢飯とは別に取り分けてから、ラップで密封するように包んで空気に触れさせないようにしてチルド室に入れます。チルド室で保存することで、鮮度や湿度を保つことができます。

また、酢飯はラップでしっかり密封するように包んだ後は、厚手のキッチンペーパーでさらに包んで、より空気に触れさせないように保存することで、酢飯がパサパサになるのを防ぎます。

冷蔵室よりも野菜室の方が少し温度が高く設定されていますので、ご飯がパサパサになるのを防ぐ助けになります。

冷蔵保存の賞味期限は1~2日程度です。酢飯だけであれば、3日程度までなら保存出来るようですが、お刺身や錦糸卵などの具材は、1~2日以内に食べきりましょう。

ちらし寿司の冷凍保存と注意点

金属トレー

こちらではさらに、ちらし寿司を冷凍保存する方法についてご紹介いたします。

常温や冷蔵保存よりも、当然長い間日持ちさせることができます。冷凍保存のやり方や、日持ちさせるポイントを押さえて、上手に冷凍保存していきましょう。

酢飯は急速冷凍がポイント!

  • お刺身や錦糸卵などの具材、こんにゃくは、酢飯とは別に取り分けて必ず冷蔵保存する。
    (具材のこんにゃくの冷凍保存はNG!ゴムのような食感になり、元に戻りません!)
  • 酢飯をラップでしっかり密封するように包む。
  • ラップで密封した酢飯は、金属トレーの上に乗せてから冷凍室に入れ急速冷凍にする。

金属は熱伝導率が高いため、素早く熱をとることができるので、ラップに包んだ酢飯を金属トレーに乗せて冷凍にすることで、普段より急速に酢飯を凍らせることができます。金属トレーに乗せて冷凍庫にいれることで、酢飯のパサつきの防止になります。

または金属トレーが家にない場合は、アルミホイルで代用することができますので、その際はラップで包んだ酢飯を、さらにアルミホイルで包んでから冷凍庫に入れて保存してください。

冷凍したちらし寿司(冷凍可能な具材を含む)の賞味期限は2週間程度になります。

別に取り分けて、冷蔵保存したお刺身などの生ものや、錦糸卵などの具材は1~2日しか持ちません。また、一度解凍したちらし寿司の再冷凍はできませんので、ご注意ください。

保存したちらし寿司の美味しい食べ方

ちらし寿司

冷蔵や冷凍保存したちらし寿司を美味しく食べる食べ方について、ご紹介いたします。

つくりたてよりもどうしても鮮度やご飯のふっくらしさが落ちてしまいますので、ポイントを押さえて美味しく食べたいと思います。

冷蔵したちらし寿司の食べ方

冷蔵庫の野菜室で正しく保存しても、ご飯が冷たくなっているので少し固くはなっていますし、酢飯の酢が薄くなっているケースもあります。

冷蔵したちらし寿司はまず、酢飯を電子レンジで軽く温め、味見をしながらお酢を少し足すと、美味しく食べることができます。

お酢で味を整えたら、最後に具材を酢飯に乗せなおしていただきます。

冷凍保存したちらし寿司の解凍方法と食べ方

【酢飯を解凍する】
冷凍にしたちらし寿司の酢飯は、そのままの状態冷蔵庫に移動させて解凍するか、電子レンジの解凍モードを使っての解凍かになります。

酢飯のパサパサをなるべく防ぐためには、ラップを被せて電子レンジの解凍モードを使っての解凍をお勧めします。

【蒸し寿司にする方法】
蒸し器さえあれば簡単にふっくらご飯を楽しめます。蒸した後、味見をして酢がとんでしまっていれば、酢を少し足すと美味しく食べることが出来ます。

  1. 冷蔵庫か電子レンジの解凍モードを使って酢飯を解凍する。
  2. 器に「①」の酢飯を盛り付ける。
  3. 「②」を蒸し器に入れて、15分程度蒸す。
  4. 蒸し上がった酢飯を味見し、酢が飛んでしまっていたら酢を足して混ぜる。
  5. お好みでキュウリやカニカマ、サーモンやマグロのお刺身、錦糸卵などの具材を盛り付けて、出来上がり。

最後に

ちらし寿司

ちらし寿司は、冷蔵保存したものをこれまでに何度かいただきましたが、ご飯がパサパサになって しまい、あまりおいしくいただくことが出来ませんでした。

酢飯がパサパサにならないようにする保存方法や、蒸し寿司にする食べ方がありますので、今後は、これらの方法を是非試していきたいと思います。

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