つい使ってない?実は間違っている『NGな敬語』7選

オフィスでの会議

私たちがビジネスシーンなどで日常的に使っている敬語。しかし、つい使いがちな敬語の中には、実は間違っているNGな敬語があることにお気付きでしょうか。今回は大人ならば知っておきたい実は間違っているNGな敬語をご紹介するので、日頃使っている敬語が間違っていないか確認してみましょう。

大人なら使えて当然!?使い方が難しい敬語は多い

打ち合わせをしている女性

社会人になり、ビジネスシーンで敬語を使う場面は多く出てきます。ビジネスシーンでなくても、目上の方に敬語を使うシーンは多く、敬語の使い方に悩まされるという人も多いのではないでしょうか。

敬語は大人なら使えて当然というイメージが強いですが、日本の敬語は非常に複雑で難しいため、ご年配の方でも間違えることはあります。使い方が難しい敬語は、日々つまずいた時に調べ、少しずつ正しい敬語を使えるように努力しましょう。

基本的に謙譲語と尊敬語を押さえるべし!

敬語にはさまざまなルールがありますが、基本的に謙譲語と尊敬語の違いを押さえておくことが大前提です。尊敬語は、目上の人や相手を上に見た敬語表現であるのに対し、謙譲語は自分を下に見立てた敬語表現です。

したがって、尊敬語を使わなければいけない相手に謙譲語を間違って使ってしまった場合、失礼に当たります。まずは尊敬語と謙譲語の違いや日常的に使う正しい言葉遣いを学び、この点だけは間違えないように心がけましょう。

つい使ってない?実は間違っている『NGな敬語』7選

止めるポーズをしているスーツの女性

尊敬語と謙譲語のルールに簡単に触れたところで、つい日常的に使いがちな実は間違っている敬語について紹介します。頭ではわかっているけれど使ってしまうNG敬語から、「間違っていたの?」と知らずに使っているNG敬語までを解説するので、心当たりがないか思い返してみてください。

1.二重敬語

間違った敬語表現でやりがちなNGルールに二重敬語があります。二重敬語とは、すでに敬語表現となっている言葉に、さらに別の敬語表現を加えてしまう間違った使い方を指します。

例えば、よく間違えやすい二重敬語に以下のような表現があります。

  • どうぞお召し上がりください
  • ご覧になられる
  • お客様がお越し(お見え)になられました
  • ご連絡させていただきます
  • 資料をお読みになられますか(ご確認になられますか)

いかがでしょう。うっかり口に出してしまいがちな二重敬語ばかりです。相手に「敬語表現を使っている」という意識は伝わりますが、正しい敬語表現でないので「間違っているな」と思われてしまう恐れがあります。二重敬語には気を付けましょう。

2.「ご苦労さまです」

オフィスでの打ち合わせ

仕事終わりや目上の方が帰宅される際、またご自宅に配達にきた方や業者の方が訪問した際など、さまざまなシーンで使われる言葉です。一見、正しく相手を配慮した敬語に思えますが、「ご苦労さま」という言葉は目下の人に使う言葉です。

したがって、上司や目上の人はもちろん、ご自宅にやってきた方に労う意味で使った場合も失礼な言葉に当たります。「ご苦労さまです」ではなく「お疲れさまです」が正しい表現になります。

3.「なるほどですね」

相手の言葉に対して納得を意味する返し言葉として「なるほどですね〜」とついうっかり口に出してしまうことはありませんか。つい使いがちな言葉ですが、「なるほど」という言葉は目下の人に使う言葉なので、使う相手は注意しなければいけません。

上司や先輩、年上の方に使う場合は、「なるほど」ではなく「おっしゃる通りです」と尊敬語を入れる表現が正しい敬語表現です。

4.「了解しました」「了解です」

指示されたことに対して「了解です」「了解しました」という言葉を使ってしまうことはありませんか。最近では、メールやSNSの返信などでも使う人が多いため、ついビジネスシーンでも「了解しました」と使いがちです。

しかし「了解」はもともと同じ立ち位置にいる人に対して使う言葉なので、敬語ではなくフランクな表現です。「〜です」「〜しました」と丁寧語を付属していますが、「了解」自体が敬語表現として適切ではないため、目上の方に使うには間違った敬語表現に当たります。

「了解です」「了解しました」ではなく、「かしこまりました」や「承知いたしました」が目上の人に対する正しい敬語表現です。

5.「〜になります」

ビジネスシーンのお茶出し

「こちら会議の資料になります」「こちらが作成した書類になります」など、「〜になります」という表現をビジネスシーンで使う人は多いです。しかし、実はこの表現も正しい敬語表現ではありません。

「〜になる」という言葉は、もともと物事が変化していく様子を表す言葉です。そのため、敬語でもない上、上記の例文で使うには日本語としても適しているとは言い難い表現です。

しかし、近年は「〜になります」がビジネスシーンでも多用されるようになり、誤っているにも関わらず定着しつつあります。使う相手の気分を害するような言葉でもないため、許容されている間違った敬語表現と言えるでしょう。

6.「お名前を頂戴できますか」

訪問したお客様や名刺交換の際によく使われる敬語表現です。よく間違った敬語表現の例としても登場する使いがちなNG敬語に当たります。

そもそも「お名前を頂戴する」という言葉自体が日本語表現として間違っています。この言葉の由来は、「名刺を頂戴する」という言葉と混同してできた造語なので、敬語表現でもなく、日本語としても誤用となります。

相手の名前を聞く際は「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」が正解です。名刺を交換する際は「お名刺を頂戴できますか」が正しい敬語表現です。

7.尊敬語と謙譲語を混同している

最後に、最初に敬語の基本として紹介した尊敬語と謙譲語の混合について解説します。正しい敬語表現だと思い使っていた言葉に、実は尊敬語と謙譲語が混在している例はよくあります。

例えば、以下のような表現は、尊敬語と謙譲語が混在している間違った敬語表現です。

  • 申されていました
  • 拝見されましたか
  • どちらにいたしますか
  • 「〜していただけますようお願いします」

「申されていました」「拝見されましたか」は、謙譲語である「申す」「拝見する」が含まれています。そのため、「〜される」という尊敬語と混同している間違った敬語表現です。

また、「どちらにいたしますか」は「どちら」が相手を主語とする敬語表現であるのに対し、「いたす」は謙譲語であるため、混同した敬語表現に当たります。

このように尊敬語(丁寧語)と謙譲語が入り混じった間違った敬語表現も多く見かけるので、尊敬語と謙譲語は正しく区別しましょう。

正しい敬語をマスターして失礼のない会話を

オフィスで打ち合わせをするビジネスマン

いかがでしたか。敬語は多くのルールがあるため、全てを完璧にマスターすることは簡単ではありません。しかし、大人として正しい敬語と使える努力をしなければ、失礼にあたる言い方を無意識のうちにしてしまう恐れがあります。少しずつ正しい敬語を覚え、失礼のない会話を意識しましょう。

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