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絶対NGな『砂糖の保存方法』4選
1.未開封でも袋のまま保存はNG
砂糖の袋には目には見えない小さな穴が空いています。砂糖を袋に詰める際どうしても空気が入ってしまうのですが、袋に空気が入ったままの状態では、輸送している間に袋が破裂することがあり、空気の逃げ道が必要なため小さな穴があけられているそうです。
このように、砂糖の袋は完全密封されていないので、未開封の状態でもわずかな通気性から湿度や周囲のにおいの影響を受けてしまいます。そのため、開封していない砂糖でも、袋のまま密閉容器やジッパーの付いた保存袋に入れて保存しましょう。
2.冷蔵庫の保存は基本NG
開封後の砂糖は冷蔵庫に入れておきたくなりますが、正しい保管場所は直射日光の当たらない冷暗所です。砂糖は、水分を含んでしまうと固まる性質があるため、湿度や温度の変化が少ない場所の保管が適しています。
冷蔵庫の保管は、扉の開け閉めによって温度変化が生じやすいうえ、使う時に冷蔵庫から出しておくと容器に結露が発生して固まる原因となってしまいます。
どうしても冷蔵庫で保管したい場合は、冷蔵庫から出したら、密閉容器に入った砂糖が室温の状態まで下がってから蓋を開けるようにしましょう。そうすることで結露の発生が防げて固まらずに済みます。
3.シンクやコンロ回りに置くのはNG
調味料はシンクやコンロ回りに置くと使い勝手はいいのですが、砂糖の置き場所としてはNGです。砂糖は温度と湿度の影響を受けやすく、サラサラの状態をキープするには、湿度変化を避けることが重要なポイントです。
できるだけ温度変化の影響を受けにくい、直射日光の当たらない冷暗所で保存するようにしましょう。
4.においの強い調味料や洗剤などと一緒に保存するのはNG
砂糖はにおいを吸着しやすく、強い香りの近くに置くと袋を通してにおいが移ることがあります。そのため、スパイスなどの調味料や食器用洗剤やハンドソープなどと一緒に置いておくのは避けて下さい。
固まった砂糖をサラサラにする方法
保存方法を誤ると砂糖はかたまりやすくなります。かたまった砂糖をサラサラの状態に戻すには、キッチンペーパーを使うと簡単に戻せます。
- キッチンペーパーを水で濡らして絞り砂糖の容器の中に入れます。
- そのまま数時間置きましょう。
- キッチンペーパーの水分で砂糖がほぐれて元の状態に戻ったらキッチンペーパーを取り出します。
アリを侵入させない裏技!
砂糖は基本的に菌が繁殖しやすい調味料ですが、保存方法を誤ると小麦粉などの粉類に発生するコナダニやアリが発生することもあります。コナダニは乾燥に弱いため、湿気に注意して保存しておけば、わいてしまうこともないでしょう。
ただし、夏になると発生しやすいのがアリです。アリは特に甘い調味料に引き寄せられるため、その点からも密閉容器に入れて保存しておく必要があります。そこで、アリに侵入させない裏技として輪ゴムを使う方法が簡単にできるので、ご紹介します。
アリは輪ゴムの臭いを嫌う性質があるとも言われています。そのため、密閉容器に輪ゴムを何本か通しておくと、容器を登ってきても輪ゴムを超えることをせず、そのまま引き返し、容器の蓋の部分までたどり着けないそうです。
アリの侵入場所が分かっていればその近くに輪ゴムを置いておくという方法もありますので、アリの侵入を防ぎたい場合にはぜひ試してみて下さい。
砂糖は密閉容器に入れて保存するのが鉄則!
砂糖は賞味期限の記載を省略できるほど、品質が安定している調味料です。ただし、湿度や温度変化に弱く、ニオイを吸着しやすい性質があるため保存方法を誤ると、固まったりニオイが移ったりして、劣化してしまいます。
開封後はもちろんですが、未開封の袋のままでも密閉容器にいれて保存するのが鉄則です!