土用に草むしりはダメ?その理由やしても良いという考えについて解説

草むしり

土用に草むしりはNGだと言われています。土用といえば、土用の丑の日のうなぎが頭に浮かぶと思いますが、土用は年に4回あり、春夏秋冬のそれぞれの季節の変わり目に巡ってきます。土用は「土の気」に当たりますが、土用とはどのような日なのか、本当に草むしりをしてはいけないのか、草むしり以外に土用にしてはいけないことなどをご説明します。

草むしりをしてはいけない期間「土用」とは

土用

土用に草むしりはNGとされています。土用に草むしりをしてはいけないと言われる理由や、土用に草むしりをしたらどうなるか?などをご説明いたしますが、そもそも「土用」とはどのような日なのでしょうか?

土用は年に4回訪れる

土用は年に4回、春夏秋冬のそれぞれの季節の変わり目ごとに廻ってきます。この土用の期間中の十二支の丑の日のことを「土用の丑の日」というそうです。

各季節の立春・立夏・立秋・立冬の前日までの約18日間のことを土用と呼ぶそうで、1年でおよそ72日間が土用の日に当たるそうです。

由来は五行思想(五行説)

五行思想

五行思想において、季節にはそれぞれの象徴が割り当てられています。

「春」は木気、「夏」は火気、「秋」は金気、「冬」は水気、そして土気は季節の変わり目の象徴として割り当てられています。このことから、季節の変わり目の土用と呼ばれるようになったそうです。

土気というのは五行思想的には、「土にまかれた種が発芽し、来る季節の植物が育つ時期にあたるため大きな変化をうながし、守護する作用がある」と言われています。

<2021年の土用の期間>

  • 春土用:4月17日~5月4日
  • 夏土用:7月19日~8月6日
  • 秋土用:10月20日~11月6日
  • 冬土用:1月17日~2月2日

<2022年の土用の期間>

  • 春土用:4月17日~5月4日
  • 夏土用7月20日~8月6日
  • 秋土用:10月20日~11月6日
  • 冬土用:1月17日~2月3日

土用に草むしりをしないほうがいい理由

地鎮祭

土の力が強い土用は、土を動かす作業(草むしり、引っ越し、地鎮祭、造園作業、穴掘りなど)はしてはいけない期間といわれているそうです。また、この期間は旅行やレジャーも控えた方が良いそうです。

「大地を移動する」つまり、土を刺激することになるためなようです。土用の期間中は、土の中に「土公神(どくしんどこうしん)」と呼ばれる神様が滞在されていると言われており、この神様が土に滞在する期間中に土を動かすと、神様の怒りに触れて災いが降りかかる…と言われているようです。

もし、うっかり土用の期間に草むしりや土いじりをしてしまった場合、どうしても気になるなら、地面に塩をまき、心のなかで「土公神(どくしんどこうしん)」様に「お騒がせして申し訳ありません」とお詫びすれば許していただけるそうです。塩はほんの少量でOKです。

土用に草むしりをしても良いという日もある

草むしり

土用でも土を動かして良い日がある!

土用の期間に草むしりなど土を動かしてはいけない…とはいえ、完全に守ることは現代においてはほぼ困難ではないでしょうか。しかし、その土用の期間でも土を動かしても良いとされている日があるそうです。

土用でも「間日」と呼ばれる日は草むしりOK!

この「間日(まび)」の日だけは土用の最中であっても、土公神が天上へ行くために土の中から出てこられる日だそうです。そのため、この日であれば土用であっても草むしりをしても大丈夫だそうです。

それぞれの季節の間日にあたるのは、以下の暦の日です。

  • 春の土用:(巳・牛・酉)の日
  • 夏の土用:(卯・辰・申)の日
  • 秋の土用:(未・酉・亥)の日
  • 冬の土用:(寅・卯・巳)の日

これらに該当する日であれば、土用の期間中であっても草むしりや土を動かす作業はOKとされています。

ですが、土用に草むしりをするなど縁起の悪いことをしたからといって、それが不幸の原因にはなりませんし、たとえ大安吉日であっても悪いことがあったりするものです。

季節の変わり目ということで、あまり無茶をしないための戒めの一つだと思い、現代においては、あまり気にし過ぎたり、深くとらえ過ぎる必要はないのではないでしょうか。

土用で草むしりしても良い「間日」はいつ?

カレンダーとペン

畜産業や農業など、どんな日であろうと土に関わりのある作業が必要な仕事は世の中にたくさんあります。そのような仕事ではいちいち土用を気にしていたら仕事になりませんよね。

また、土に関する仕事をされている方だけが不幸になったなどという話も聞いたことがありません。

ですので、あまり不必要に神経質になり、それにふりまわされることはよくありませんが、どうしても気になる方や、できれば土用を避けて草むしりをしたい方などは、草むしりをしても良いとされる「間日」に草むしりをされたらいかがでしょうか。

2021年と2022年の「間日」をご紹介しますので参考にしてください。

<2021年の土用の間日>

  • 冬土用:1/18(寅)、1/19(卯)、1/21(巳)、1/30(寅)、1/31(卯)、2/2(巳)
  • 春土用:4/19(酉)、4/27(巳)、4/28(丑)、5/1(酉)
  • 夏土用:7/19(辰)、7/23(申)、7/30(卯)、7/31(辰)、8/4(申)
  • 秋土用:10/26(未)、10/28(酉)、10/30(亥)

<2022年の土用の間日>

  • 春土用:4/22(巳)、4/23(午)、4/26(酉)、5/4(巳)
  • 夏土用:7/25(卯)、7/26(辰)、7/30(申)、8/6(卯)
  • 秋土用:10/21(未)、10/23(酉)、10/25(亥)、11/2(未)、11/4(酉)、11/6(亥)
  • 冬土用:1/25(寅)、1/26(卯)、1/28(巳)

草むしり以外で土用にしないほうがいいと言われていること

旅行イメージ

土用に草むしりはしない方がいいですが、草むしり以外にも土用の期間中はしない方が良いとされている作業や行動があるようです。

以下に、土用の期間中にNGとされていることをまとめましたので参考にしてください。

  • 旅行やレジャー
  • 井戸掘り
  • 基礎工事や壁塗り
  • 造園作業
  • 部屋のリフォームなど
  • 増改築
  • 食料品や日用雑貨・消耗品以外の買い物
  • 新居購入
  • 引っ越し
  • 開業や開店
  • 就職や転職
  • 結婚や結納

土用は土以外にも、方位に関わる作業や新しいことを始めるには良くない期間だと言われています。

土に関わるのは「井戸掘り」「基礎工事や壁塗り」「造園作業」などですね。新しいことというのは「結婚や結納」「就職や転職」「開業や開店」などが該当します。また「引越し」は方位がポイントになりますね。

土用の期間はどのように過ごしたら良い?

うなぎを食べる

栄養のあるものを食べる

土用は年に4回、春夏秋冬の季節の変わり目にきます。夏の土用と聞いてすぐ浮かぶのは、土用の丑の日のうなぎですよね。

夏の暑さで体力が落ちないよう栄養価の高いうなぎを食べて精をつけ、暑い時期を乗り切るという習慣があります。実際、うなぎは夏バテ予防に必要な栄養素がたっぷり入っていますのでこの時期に食べる食べ物としては最適です。

また、うなぎ以外にも「う」のつくものを食べると良いとも言われています。肉だと「う」がつくものは「馬(馬肉)」「牛(牛肉)」がありますね。他に「う」がつく食べ物ですと「梅(梅干)」「瓜」、料理ですと「うどん」も良いと言われています。

土用は夏だけではなく季節の変わり目にきますので、気候の変更や天候不順などで体調不良を起こす可能性があります。それを避けるためにも土用には栄養がある食べ物を食べましょう。また、胃腸に負担をかけない消化の良い食べ物を意識して食べることをおすすめします。

土用の期間にした方が良いこと一覧

  • 日頃の疲れを癒す、ゆっくり休む。
  • 家内・室内の・整理整頓や掃除。
  • 衣替え。
  • 衣類や布団、本など、虫干しをする。
  • 寝具や、季節の家電品等を、来る季節用のものに変える。
  • 梅干しを食べる。
  • 消化の良いものを食べ、胃腸の負担を減らす。
  • うなぎなど、あたまに「う」のつくものを食べる。

普段できない家内の整理整頓、掃除をし、のんびりとゆっくり休む期間としては良い期間だそうです。

最後に

車を買うイメージ

土用にNGなことは、草むしり以外にもたくさんあることが分かりましたね。でも、「土用にNGなことは絶対しない!」と厳しく守り通すことはかなり難しいはずです。

大きな買い物(たとえば車を買うなど)、新規事業、開店開業、建設作業などの一大事については、その開始時期を土用の期間の前後にずらすなど、縁起をかつぐのは良いかもしれません。ですが、どうしても時期がずらせない場合は、必要以上に神経質になって振り回されないようにしましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする
草むしり

CATEGORY記事カテゴリ

すべてみる