目次
酒を飲み続けるデメリット
認知症になる確率が高い
お酒を飲む習慣がある人は認知症になる確率が高いとされています。お酒を大量に飲むことで脳が委縮してしまうためです。
認知症患者の中には「若い頃に毎日お酒を飲んでいた」という人や「お酒に溺れてしまった過去がある」という人が多いです。一方で「たまに少量のお酒を嗜む程度」という人の中には認知症患者が少ないとされています。
お酒を飲むことが習慣になっている人や一度に大量のお酒を飲む癖がある人は認知症になる確率が高い傾向にあります。
脂肪肝になる
お酒を飲む習慣がある人は脂肪肝になります。肝臓内に中性脂肪が過剰に蓄積される病気です。
お酒を飲み過ぎると誰にでも起こります。脂肪肝に自覚症状はありません。痛くも痒くも何ともないため自分が脂肪肝を発症しているなんて誰も考えていません。「若いし痩せているし大丈夫」と思っています。
脂肪肝を放置しているとアルコール性肝炎になり、死亡した例があります。最終的には肝硬変という完治することのない病気へと進行し、肝臓ガンを発症する確率も高くなります。
肝硬変になる
お酒を飲む習慣がある人は肝硬変になります。肝臓の組織が線維化して硬くなり、元の状態に戻らなくなってしまう病気です。お酒の飲み過ぎ、脂質の摂り過ぎ、肥満などが主な原因です。
肝硬変になると肝臓の機能が著しく低下し、肝臓ガン・肝性脳症・食道静脈瘤などの重篤な合併症を引き起こす可能性が高くなります。
肝臓は軽度の炎症やダメージを自ら回復することができる臓器ですが、肝硬変になると二度と元の状態に戻ることはありません。
取り返しのつかない事件を起こす
お酒を飲み過ぎる習慣がある人は記憶力や判断力が低下します。仕事や人間関係において取り返しのつかない失敗・事故・事件を起こしやすいです。
家族・親・子供・恋人・隣人・他人を殺めてしまい、「アルコール依存症だった」と報道されることがありますよね。どのように対応したら良いか判断することができず、思わず起こしてしまったのです。
「だらしない人」と思われる
お酒を飲み過ぎる習慣がある人は「だらしない人」と思われることがあります。二日酔いになり、家事や仕事を思うように進められないためです。
掃除をしない、洗濯物がたまりっぱなし、お弁当や料理はインスタントや冷凍食品や総菜ばかり。メイクや服装にも気を遣わないだらしない妻(母)だと思われてしまうことがあります。
たまに家事をサボる程度なら許されますが、習慣になってしまうとただのだらしない女です。疲労感や虚無感に襲われ「どうして私はこんなにだらしない人間なんだ…」と自己否定してしまうこともあります。
禁酒(断酒)のメリット
顔が変わる
禁酒すると顔が変わり若々しく見えます。お酒を飲む習慣があると顔の状態に悪影響が及んでいることに気づけません。禁酒して初めて「こんなに顔が変わるんだ」と気づけるのです。
- 顔全体の浮腫みがなくなる
- まぶたの腫れぼったさがなくなって目が大きく見える
- 疲れ顔がなくなる
- 顔色が明るくなる
- 痩せて顔の脂肪が減って小顔になる
このような効果が得られるためです。女性にとっては大きすぎるメリットですよね。疲れが取れて顔色が明るくなると周りの人の反応も良くなります。
髪の毛がツヤサラになる
禁酒すると髪質が良くなってツヤサラになります。髪の毛の主成分はケラチンタンパク質と言い、不足すると髪の毛がゴワゴワしパサパサになります。
ツヤサラの髪の毛にするためには色んな種類のタンパク質を摂取すると良いのですが、お酒を飲むことで糖質を大量に摂取し、体内の過剰な糖質がタンパク質を劣化させてしまいます。
プロテインドリンクなどで良質なタンパク質を摂取していても、高価なトリートケアをしていてもお酒が無駄にしてしまうんです。
禁酒すると髪の毛がツヤサラになり、ドライヤーで乾かすだけで整います。ヘアアイロンを使う回数が減る分、枝毛や切れ毛も気にならなくなります。
勝手に痩せる
禁酒すると自然と痩せる人がいます。お酒の分のカロリーや糖質がゼロになるためです。お酒を飲むこと以外の食生活や生活習慣(運動・睡眠)に異常がないのであれば勝手に痩せていきます。
禁酒で体重が減るとダイエットの意欲も高まり、自然と痩せやすい生活習慣を送るようになります。
食生活が変わる
禁酒すると薄味の食事を好むようになり、食生活が変わります。摂取カロリーが減り、物足りなさから間食をすることも減ります。
お酒を飲む習慣があると味覚が鈍り濃い味の食事を好むようになりますが、カロリー・脂質・糖質・塩分が高く、タンパク質・ミネラル・ビタミンが不足した食事です。
お酒を飲む機会は夜に多いですが、濃い味の食事とお酒を合わせると1日分の摂取カロリーを夜ご飯1食だけで摂ってしまいやすいです。禁酒で食生活が変わると無意識に食事改善ができるようになります。
お酒は飲むべき?それとも辞めるべき?
- 「お酒の飲み過ぎだ」と実感している人
- 「お酒を辞めたい」と思い続けている人
- お酒を飲むことで仕事や生活に支障が出ている人
- 周りから「飲み過ぎ」「辞めてほしい」と言われている人
- 健康診断の結果が悪く思い悩んでいる人
- お酒が原因で痩せられず体型に悩み「生きづらい」と感じている人
- 人生を変えたい人
ひとつでも当てはまる人はお酒を辞めるべき対象だと思います。
お酒を飲んで毎日が幸せなのであれば辞めなくても良いと思います。将来的なことを考えるのであれば、少しずつ量を減らしてみてはいかがでしょうか。
お酒は節度ある量を飲むべき
生活習慣病予防のために厚生労働省が出している飲酒ガイドラインによると「節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコール20g程度」だそうです。
アルコール20gは「ビール中瓶1本」「酎ハイ(7%)350ml缶1本」「ウイスキーダブル1本」「日本酒1合」に相当します。日本人を対象とした疫学研究によって割り出された量で、これ以上の量を飲むと「お酒の飲み過ぎ」とするのだそうです。
出典:SBアットワーク|適正飲酒のすすめ
自分を好きになれる
お酒を飲むデメリットとお酒を辞めるメリットでは、メリットの方が明らかに大きいです。小さなデメリットを感じながら生きるよりも、大きなメリットを感じながら生きる法が楽しいです。
仕事にも家事にも子育てにも、美容やダイエットにも意欲的になれます。体と心が軽くなり活動的になります。他人を羨ましく思って妬む嫌な自分が、他人の良いところを褒めることができる自分になります。
そうすると、あなたの周りに自然と人が集まるようになり、家族や友人からも好かれる自分になれます。何より嬉しいメリットは「自分を好きになれること」です。
最後に
お酒はデメリットしかないのかと考えると辞めるべきか悩みますよね。「今のところ支障はないから」と飲み続けてしまいます。何か起きてからでは取り返しがつきません。
お酒にデメリットを感じているのであれば今すぐ辞めるべきです。
節度ある適度な量を飲む分には構いません。お酒の付き合いもあるでしょうし、お酒を飲むことがメリットになる場面もあります。
お酒の飲み過ぎで問題を起こし、他人の人生を奪ってしまう人もいます。自分の人生を暗く悲しいものにしてしまう人もいます。日々のニュースで見たことがありますよね。
今一度、お酒を飲むことのデメリット、禁酒することのメリットを考えてみてください。あなたや家族の人生が楽しく幸せな毎日になるきかっけになれると嬉しいです。