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オクラの旬と産地
オクラは7~8月が旬の夏野菜
オクラは輸入品などもあり年間を通してスーパーなどで購入できますが、日本で収穫できる時期は夏になります。5月ころから出回りますが、最も美味しい時期は7~8月となっています。
暖かい地域での栽培が盛ん
オクラはアフリカが原産地の南国野菜ため、日本でも暖かい地域での栽培が盛んです。主な産地は、鹿児島県・高知県・沖縄県で、関東では群馬県で多く栽培されているそうです。また、日本の旬の時期以外はフィリピンやタイからの輸入オクラが多いです。
美味しいオクラの選び方
美味しいオクラを選ぶ時のポイントは次の通りです。
- 色は濃い鮮やかな緑色で黒く変色していないもの
- 産毛は沢山密生しているほうが新鮮
- サイズは大きめより小さめのほうが筋張らず苦味もない
- 切り口が茶色や黒っぽくないっているのは新鮮でない
オクラは鮮やかな緑色のほうが新鮮で、ヘタの部分が変色していたり、全体的に色ムラがあるオクラは収穫から時間が経ち、鮮度が落ちている可能性があります。収穫後は、比較的すぐに角などから黒っぽくなってきます。
また、オクラ全体に生えている小さな産毛ですが、びっしりと密生しているほうが新鮮な証拠だそうです。収穫後、産毛は部分的に落ちてきたりするそうなので、できるだけたくさんの産毛でおおわれているものを選びましょう。
そして、オクラは育ちすぎると苦味が出てきたり筋張ったりしてきます。大きいほうがハリもあって美味しそうに見えますが、サイズは大きいより7~8センチ程度の中くらいのほうが適度に柔らかく、美味しいとのことです。小さくても全体的にハリがあって弾力があるものを選びましょう。
オクラを日持ちさせる保存方法
野菜室で保存する
オクラは夏野菜のため暑すぎる場所で無ければ常温保存も可能ですが、一番おすすめは冷蔵庫の野菜室です。夏野菜は温度の低いところで保存をしていると、低温障害を起こし斑点ができたり変色してきます。
野菜室は冷蔵室よりも温度が高めの3~7℃位の設定になっています。ただ、野菜室で保存する際もそのままでは、乾燥により劣化が早くなりますので、キッチンペーパーや新聞紙などで包んで、保存袋にいれてから保存するようにしてください。この方法だと3~5日くらい保存できます。
瓶を使う保存方法は1週間くらい保存可能
少し手間はかかりますが、冷蔵保存でも長持ちできる方法をご紹介します。
- オクラが縦に入る瓶を用意します。
- オクラのヘタの先を少し切り落とします。
- ヘタの部分を下にしてオクラを瓶に入れラップをします。
- 瓶にオクラのヘタの部分に水が浸るくらいの少量の水を入れます。
- 2~3日に1度水を取り替えて下さい。約1週間保存できます。
下処理すれば生のまま冷凍もできる!
産毛を塩でこすって下処理をしておけば、下茹でしなくてもそのまま冷凍することができます。まな板の上にオクラを置いたら、ひとつまみの塩をまぶし手のひらでオクラを転がすようにして産毛を落としていきます。ヘタとガクの部分も切っておきましょう。
使う分ずつラップで包み保存袋に入れて冷凍庫で保存します。冷凍オクラを使う際は、冷凍庫から出し1分程度すれば包丁が入るため、好きな大きさに切ってそのまま炒め物などに使うことができます。お浸しなどには向きませんが、炒め物に使う場合はこの保存方法が手軽です。
茹でてから冷凍保存するときのコツ
下茹でしてから冷凍保存する際は、いつも通り茹でると解凍したときに柔らかくなりすぎるため、茹で時間を短めにするとよいでしょう。そして、茹でたらすぐに冷水に落とし、しっかりと水気をふき取ったらラップで包み保存袋に入れて冷凍保存します。
オクラは夏バテ防止のためにも取り入れたい夏野菜!
オクラは細かく刻むほどネバネバが沢山出てきます。オクラのネバネバは栄養が豊富で夏バテ防止にも効果的と言われています。旬の季節には積極的に取り入れて、夏バテ防止にも役立てましょう!