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生ゴミのニオイを防ぐには
生ゴミのニオイの原因は、雑菌の繁殖が原因です。調理した直後の生ゴミからは悪臭はしませんが、時間とともに菌が増殖し、生ゴミを分解するときにイヤなニオイが発生するのです。菌が繁殖する条件は温度だけでなく、水分が多いことがあげられます。
水気のある生ゴミは通気性も悪くなり菌の繁殖が一気に進みます。そのため、ニオイを防ぐにためには生ゴミを水で濡らさないようにすることが、とても重要です。
正しい生ゴミの処理方法5選!
1.シンクに生ゴミを放置しない
シンクに三角コーナーを置いたり、排水溝のゴミ受けを使うと、生ごみが濡れてしまい、そのまま放置すると雑菌が繁殖していきます。三角コーナーを使う場合は、
- こまめに生ごみを取り出す
- 水がかからない蓋付きなどを利用する
- シンクに置かないゴミ袋ホルダーにする
など工夫をしましょう。また、排水溝のゴミ受けを使用する際は、あえて蓋を外しておいて生ごみを「見える化」させておくのもおすすめです。
調理直後の生ごみは菌も繁殖せずヌメリも出ていませんのでその段階で捨てるようにしましょう。排水溝にたまった生ごみが見えることで、こまめに取り除く習慣がつき、清潔な状態を保つことができます。
2.水分を切るため水切り袋や新聞紙を使う
生ごみの水気をしっかり切るためは、水切り袋を使います。穴の開いていないビニール袋は、水分が落ちず袋の中の通気性も悪くなりあっという間に菌が繁殖してコバエなどが寄ってきてしまいます。
また、生ごみを新聞紙で包み水分を吸収させるのもおすすめです。水気を切った生ごみはビニール袋に入れてしっかりと口を閉じ密閉します。
3.消臭効果のある蓋付きゴミ箱に捨てる
水気を切って密閉した生ごみでも、蓋の無いゴミ箱に入れておくと季節によってはニオイを発しコバエなどの虫が寄って来ることもあります。そのため、ゴミ箱は密閉性の高い蓋付きタイプに捨てるようにしましょう。最近では消臭効果がある蓋付きのゴミ箱も販売されています。
4.冷凍庫で保管する
生ゴミをゴミ回収まで冷凍庫で保管する方法もおすすめです。凍らせることで腐敗もしないですしニオイも気になりません。
生ゴミを冷凍庫に入れるなんて!と思う方もいらっしゃるでしょうが、すぐに捨てれば生ゴミはゴミではなく食材の一部です。冷凍庫を開けた時にゴミが目に入るのが気になる場合は袋を2重にしたり小さなゴミ箱を置くと良いでしょう。
冷凍庫のスペースをとってしまうというデメリットはありますが、生ゴミの臭いが一切気にならなくなりコバエも寄ってこないですし、三角コーナーの掃除もしないで済むためメリットの方が多いでしょう。
5.生ゴミ処理機を使う
生ゴミ処理機とは生ゴミの減量化に向け、メーカーが家庭用に開発したもので、キッチンに置けるタイプや屋外に置いて堆肥を生成できるタイプまでさまざまです。
一般的な使いやすいタイプは乾燥式の生ゴミ処理機で、熱や風を加えることで、生ゴミの水分を蒸発させ、カラカラに乾燥することができます。コンパクトでデザイン性を兼ね備えたものも多く量販店などで購入できます。
ただし、本体の価格代と電気を使うため電気代が発生しますので、購入の際はその点も踏まえ検討しましょう。
ニオイ対策は『重曹』『クエン酸』『ハッカ油』が効果的!
重曹やクエン酸は菌の増殖を抑えて臭いの発生を防ぐ効果があります。重曹は生ゴミに直接、振りかけて使えます。 クエン酸は水200mlに対しクエン酸小さじ1杯を溶かし、生ゴミ全体にスプレーしてください。また、ハッカ油にも消臭効果があるので、スプレーすると生ゴミの臭いを抑えてくれますので、お好きな方法で消臭してください!