目次
砂糖を保存する際のポイント
未開封でも袋のまま保存せず密閉容器に入れる
砂糖は品質が安定しているものの、未開封であっても袋のまま保存するのは避けましょう。砂糖の袋には、目には見えない小さな無数の穴が空いていて通気性があります。
そのため、袋のまま保存しておくと、湿気が入り込んで劣化の原因となります。また、砂糖のにおいに誘われ、アリが袋を破って侵入してくる恐れもあります。。
- 開封後だけでなく未開封の砂糖も袋から出し、タッパーや瓶など密閉できる保存容器に入れておく
常温保存が基本で冷蔵保存は避ける
砂糖は乾燥と湿度に弱く、湿気を帯びた状態で乾燥させると固まってしまいます。そのため、虫食いなどを防げるので冷蔵庫で保存したくなりますが、庫内は乾燥しやすいため冷蔵庫での保存は避けましょう。他にも、冷蔵庫に保存しておくと結露により溶けてしまうデメリットもあります。
- 密閉容器に入れた砂糖は、温度変化が少なく直射日光の当たらない冷暗所で常温保存する
コンロ回りやシンク近くに置くのもNG
コンロ回りやシンク近くに置いておくと使いやすいというメリットはありますが、砂糖は湿度にも高温にも弱いためNGです。コンロ回りは温度が高くなり砂糖が溶けてしまったり色が付くこともあるようです。
- コンロ回りやシンク近くは砂糖が劣化しやすくなるため置かないようにする
においが強い物の近くには置かない
砂糖は周囲の物のにおいを吸着しやすいため、においの強い食品や洗剤・石鹸などの近くでは保存しないようにしましょう。未開封でも、袋には小さな穴が空いているため、におい移りがしやすい場所での保存は避けましょう。
- 砂糖はにおい移りしやすいため、においの強い食品や石鹸などの近くには保存しないようにする
砂糖が固まらないようにする裏技
キッチンペーパー使う方法
濡らしたキッチンペーパーの水分でかたまった砂糖をほぐす裏技です。
- キッチンペーパーを水で濡らしかたくしぼっておきます。
- 砂糖が入っている容器に1を入れ、そのまま数時間置きます。
- キッチンペーパーの水分で砂糖がほぐれて元の状態に戻ったら、キッチンペーパーを取り出します。
冷凍庫に入れる方法
冷凍庫で砂糖全体を固まらせ、そのご自然解凍させることで元のサラサラの状態に戻す裏技です。
- 砂糖を容器のまま冷凍庫に入れます。
- 2時間ほどして砂糖が全体的に固まったら冷凍庫から取り出します。
- 容器の蓋を外して30分放置しておくとかたまりがほぐれています。
霧吹きを使う
霧吹きで固まった砂糖に湿気を与えると、水分を吸ってほぐれていきます。ただし、水分を与えすぎると、サラサラの部分が固まってしまうこともあるので、水のかけすぎには気を付けてください。
- 密閉容器やポリ袋に砂糖を入れます。
- 水を入れ過ぎないよう霧吹きで少しずつ水をかけます。
- その後、数時間置くと砂糖が水分を吸収して、サラサラの状態に戻ります。
電子レンジを使う
電子レンジを使った簡単な裏技です。乾燥させることでサラサラになります。
- 砂糖を容器ごとレンジに入れ1分間加熱します。
- 計量スプーンでかたまりがほぐれたか確認します。
- まだ固まっているようなら30秒ずつ追加してみます。
食パンを使う方法
パンに含まれる水分に砂糖が移り、固まった部分がほぐれる裏技です。
- 固まった砂糖を食パンと一緒に密閉袋に入れます。
- または、食パンを小さくちぎり砂糖の入っている容器に入れます。
- 数時間して砂糖がサラサラの状態になったらパンを取り出します。
黄色く変色した砂糖はどうすればいい?
砂糖は保存が長くなると黄色っぽく変色することがあります。砂糖には微量のアミノ酸が含まれていますが、化学反応を起こすと褐色化するそうです。変色しただけで、甘さが落ちたり風味が変わることはないため、黄色く変色した砂糖はそのまま使うことができます。
ただ、茶色や黒色になって甘みが落ちたり風味が変わった場合は、劣化による変色の可能性が高いですので、使わないほうが良いでしょう。
砂糖はキッチン上部の棚に保存がおすすめ!
砂糖は乾燥と湿気、高温に弱く、アリなどが寄ってくることもあります。密閉容器に入れて冷暗所の保存が適していますので、ワンアクションで取り出せるキッチン上部の棚に保存するのがおすすめです!