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効率の良い家事スケジュールの立て方
朝の時間は身支度など何かと忙しいものですから、出来るだけ家事の負担は少なくして乗り切りたいものです。そのためには一日の家事スケジュールを考えて取り組んでいくことが必要になります。
また、休日に家事をまとめてこなすとなるとせっかくのお休みが活用できなくなってしまいますから、平日もきちんと取り組んでいくようにしたいものです。そのためにどのようなスケジュールで行うか考えておきましょう。
朝の余裕のためには夜の準備が肝心
朝はあわただしく時間が過ぎてしまうので、多くの家事をこなすということが難しくなってしまいます。特にお勤めされている場合などはほとんど家事が出来ないという事も多いでしょう。そのような場合は夜に準備をしておくということがお勧めです。
お弁当や朝食の下ごしらえを夜のうちに済ませておくことによって、朝はそれを利用して短時間で家事を済ませることが出来ます。材料を切っておくことや下ゆでしておくことで朝の手間は減らすことが出来ます。
小分けして冷凍しておけば、数日分まとめて処理しておくことが出来るので毎日多くのことをこなす必要はありません。夜の時間に余裕がある時にまとめて下ごしらえをしておきましょう。
また、お洗濯なども夜のうちに取り組んでおくとよいことがあります。汚れがひどい物の下洗いをしておき、それでも取れない汚れは一晩つけおきしておきましょう。朝になったら洗濯機を回せばよいだけなので時間節約につながります。夜は疲れてしまいがちなものですが、余裕がある時に少しでもこうした形で家事に取り組んでいきましょう。
《 ポイント 》
- 食材・レシピがセットになったミールキットなどを使って買い物や調理工程簡単にしたり、レンジを活用して下茹で等を時短する。
- 朝食は夜のうちに冷蔵庫の中を確認し、事前に決めておく。夜のうちにできる調理を済ませておく。
- お弁当も夜作るのがおすすめ。ただし、生野菜や果物は水分がでたり変色するので、朝カットして入れるようにする。
- 洗濯は干し時間を長時間確保できるので乾きにくい時期に助かる、夜間電力を使って洗濯機を回せる、というメリットがある。サーキュレーターなどで風を送ったり、部屋干し用の洗濯用洗剤を使うのがおすすめ。
朝の家事はやるべき事を絞ることがポイント
朝の家事はゆっくり時間がとりにくいですから、やるべきことを絞っていくことがポイントとなります。あれこれやろうとするとすべてが中途半端になってしまうという事も多いので、最低限やることを決めて取り組んでいくようにしましょう。
時間がかかるものは早めに取り組むようにしましょう。例えば洗濯などはある程度時間が必要ですから、早めに洗濯機を動かし始め、その間にお弁当や朝食の準備をします。時間が短いからこそ、どのように動いたら効率が良いのかを考えることがスケジュールをたてるコツです。
朝食などは定番のアイテムをあらかじめトレーなどにまとめておくとよいです。例えば朝食にパンを食べるならマーガリンやジャムなど同時に出すものをまとめてトレーに入れておくと、スムーズに出しやすくなります。ご家族でも簡単に準備がしやすくなります。こうした分担しやすくなる工夫という事も取り入れておきたいものです。
《 ポイント 》
- 朝は最低限の家事をするようにルーチンワークを決めておく。
- 洗濯機のスイッチを押す→作り置きおかずで朝食準備→布団干し など決めておくと無駄がなくなる。
昼の家事は長期的なスパンで考える
専業主婦の場合、昼間の時間が長いためどのようなスケジュールで家事をこなせばよいか逆に悩んでしまうものです。やるべきことすべてに取り組みたいと思っても難しいものです。そういった場合は一週間単位でスケジュールを組んでみましょう。
掃除であれば曜日別に掃除をする場所を変えてみるようにするとまんべんなく手が行き届きます。すべてを一日でこなそうとすると、優先順位の低いところはなかなか手を付けられないということになりがちだからです。
他の家事についても、一日ですべてをこなすのではなく、一週間の中でこなしていくようにするのがおすすめです。すべての曜日にしっかり予定を組んでしまうのではなく、一日予備日を作っておくと予定が入った時でも対応しやすくなります。
《 ポイント 》
- 掃除は毎日全てをやらない(ほこり・床掃除・曜日掃除)
- 朝食、昼食の片付け
- お風呂掃除、布団のセッティングなどは早めに片付けると良い。
- 洗濯物をたたむ(面倒な作業はテレビを見ながらなどながらで片付けるのも手です)
家事はスケジュールを考える段階が重要!
仕事ではスケジュールを考えることが重要という事は分かっていても、家事についてスケジュールを考えてみたことはあまりないのではないでしょうか。やるべきことをピックアップし、それをどのように組み合わせていけばよいか一度考え直してみましょう。
《 ポイント 》
- 家事の時間の枠、何時までとゴールを決めておく。
- 曜日や行事などの家事はリスト化しておく。
- 家族でシェアできる仕組みや週末にまとめなど、自分にあった方法を見つける。
- 予定は詳細も一緒にカレンダーに書き込んでしまう。
- 家事は毎日がんばらず、必要最低限だけやる。
すべてを一日でこなすことが難しければ、一日単位だけではなく一週間など少し長い期間で考えていくようにするのもおすすめです。