目次
生で食べられない野菜6つ
ここでは生で食べられない野菜の主な理由と食べる際の最適の調理方法をご紹介します。
じゃがいもなどのイモ類
じゃがいもなどのイモ類にはでんぷんが含まれています。でんぷんは加熱調理で熱しないと、食べたときに消化されないので生食はできません。じゃがいもなどのイモ類を食べるときは、確実に火を通してから食べてください。
しかし、イモ類の中では山芋や長芋はすりおろすことで、山芋や長芋に含まれているでんぷんは消化ができるので食べることが可能になります。
もやし
もやしの栽培方法は日光に当てないで、発芽させて育てているので、他の野菜のように天然の日光での消毒がされていないため生で食べることができません。
もやしの特徴は雑菌や大腸菌などが繁殖しやすく、すぐに腐ってしまう野菜なので必ず加熱料理をしてから食べてください。
ほうれん草
ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれています。このシュウ酸を食べすぎるとカルシウムの吸収を邪魔したり、尿結石や腎結石などができる可能性があるため、ほうれん草は必ず加熱処理してから食べてください。
また、ほうれん草はアクが強すぎて生食には向かないので食べる前に茹でてからアク抜きしてください。どうしてもほうれん草を生で食べたい場合はサラダほうれん草と言う生食用のものを選んでから食べてください。
タケノコなどの山菜類
タケノコや山菜類などは、とてもアクが強いので、必ず下処理でタケノコや山菜類を茹でてアクを抜いてから食べる必要があります。
《 ポイント 》
- じゃがいもなどのイモ類の、でんぷんは加熱調理で熱しないと、食べたときに消化されないので生食はできない。
- もやしは、天然の日光での消毒がされていないため生で食べることができません。
- ほうれん草に含まれる、シュウ酸を食べすぎるとカルシウムの吸収を邪魔したり、尿結石や腎結石などができる可能性があるので生食には向かない。
- ほうれん草は、アクが強すぎて生食には向かないのでアク抜きが必要。
- タケノコや山菜類などは、とてもアクが強いので、アクを抜いてから食べる。
実は生食OKの野菜
ここでは生で食べられない野菜のイメージが強いですが、実は生で食べれることができる野菜をご紹介します。
ブロッコリー
ブロッコリーやカリフラワーなどのアブラナ科の野菜は基本的に生で食べることが可能です。
オクラ
オクラも基本的には生で食べることが可能です。オクラのネバネバには栄養がありますので茹でてしまうと失われてしまうので、生食向きです。オクラが固いときは軽く湯通してから食べてください。
ズッキーニ
ズッキーニは、かぼちゃの仲間の野菜で生で食べることが可能です。他にも煮込んでも、炒めても、美味しいのでおすすめです。
とうもろこし
生で食べられるとうもろこしは実の皮がやわらかくて賞味期限内の2から3日程度なら食べることが可能です。
《 ポイント 》
生で食べられる主な野菜
- ブロッコリー
- オクラ
- ズッキーニ
- とうもろこし
野菜を生で食べる時に気を付けておきたいこと
ここでは生で食べられない野菜の主な理由と注意点をご紹介します。
たまねぎやにんにくなどの球根類
たまねぎやにんにくはアリシンという成分が含まれています。このアリシンという成分は、腹痛やめまいや肌荒れなどの症状がでる可能性があります。
たまねぎやにんにくを少量を食べたときはこれらの症状がでる可能性は少ないですが、大量に食べてたり、長期的に渡って食べ続けていると症状がでる可能性がありますので、生食には向きません。
しいたけやしめじなどのきのこ類
しいたけやしめじなどのきのこ類を生で食べてしまうと、菌などで食中毒になる可能性があるので必ず加熱料理をしてから食べてください。
《 ポイント 》
- たまねぎやにんにくに含まれる、アリシンという成分は、腹痛やめまいや肌荒れなどの症状がでる可能性があるので生食には向かない。
- しいたけやしめじなどのきのこ類は、必ず加熱料理をしてから食べる。
生で野菜を食べるメリット
ここでは生で食べられない野菜ではなく、生で食べれることができる野菜の栄養についてご紹介します。
野菜はビタミン類のビタミンCやビタミンAや鉄分やカルシウムや酵素などの栄養素がたくさんあります。特に、ビタミン類は調理方法で、より効率的に栄養を摂取することができます。
ビタミンC
ビタミンCは、野菜全般に多く含まれているビタミンです。水に溶けやすい性質で、先に野菜を切ってから洗ってしまうとビタミンCが流れてしまうので、野菜を先に洗ってから、切って料理をしてください。
ビタミンCは、茹でた料理や、煮物料理などは、そのままゆで汁や煮汁になるので溶けだしたビタミンCを無駄なく摂取できるのでおすすめです。
しかし、ビタミンCは、熱に弱いので加熱で炒めたり、蒸したりすると栄養素が減ってしまいます。その場合は、電子レンジなどで調理すれば栄養素が減るのを減らすことができるのでおすすめです。
ビタミンA
ビタミンAは、サラダ油で加熱する炒め物料理がおすすめです。ビタミンAは、脂溶性ビタミンで油脂に溶けて体内に吸収されるので、効率的に栄養を摂取することができます。
ビタミンAは、熱には強い性質で、サラダ油を使った野菜の炒め物や揚げ物などがおすすめの調理方法です。
鉄分やカルシウム
鉄分やカルシウムは、加熱しても生のままでも栄養はかわらないので、いろいろな調理方法におすすめです。
カルシウムや鉄分が多く含まれる野菜の春菊や小松菜やパセリなどは、炒めて食べても、生で食べても、栄養を失うことがありません。
酵素
酵素は、生野菜からしか摂取できません。酵素は、加熱料理などで効果が失われてしまうので、生で野菜を食べなければ、酵素を摂取できないのでサラダなどがおすすめになります。
《 ポイント 》
- ビタミンCは水に溶けやすい性質で茹でた料理や、煮物料理におすすめです。
- ビタミンCは熱に弱い性質で電子レンジなどで調理するのがおすすめです。
- ビタミンAは熱に強い性質でサラダ油で加熱する炒め物料理がおすすめです。
- 鉄分やカルシウムは、加熱しても生のままでも栄養はかわらないので、炒めても、生で食べてもおすすめです。
- 酵素は、生野菜からしか摂取できないので、加熱料理などで栄養が失われてしまうので
- 生で食べるのがおすすめです。
安心して生で食べられる野菜
ここでは安心して生で食べれることができる代表野菜をご紹介します。
トマト
トマトは、回りを洗うだけで食べることができます。サラダの付け合せにおすすめです。
レタス
レタスは、葉っぱをはがしてよく洗うだけで食べることができます。サラダのメインにおすすめです。
キャベツ
キャベツは、葉っぱをはがしてよく洗うだけで食べることができます。揚げ物などの付け合せにおすすめです。
新玉ねぎ
新玉ねぎは、塩水につけてから、オニオンスライスにして食べるのがおすすめです。
水菜
水菜はしっかり洗って、根元の1から2cmほどのところを切り落としサラダで食べるのがおすすめです。
ピーマン
炒めるイメージの強いピーマンも生で食べることができます。サラダの付け合せにおすすめです。
パプリカ
パプリカもピーマンと同じで生で食べることができます。ピーマンより苦味が少なくジューシーなので生食向きです。
ニンジン
ニンジンの皮をピーラーで向いた、スティックサラダがおすすめです。
きゅうり
きゅうりもスティックサラダや輪切りにしてサラダのトッピングにおすすめです。
《 ポイント 》
安心して生で食べられる野菜
- トマト
- レタス
- キャベツ
- 新玉ねぎ
- 水菜
- ピーマン
- パプリカ
- ニンジン
- きゅうりも
最後に
生でたべられない野菜として「じゃがいも(イモ類)」がありましたが、ヨーロッパではじゃがいもを生で食べることが多く、冬の貴重なビタミンとしているようです。国によって、食べてはいけない野菜と生で食べても良い野菜が違うようですね。