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知っておきたい『菓子折り』の意味
菓子折りは、職場の上司からの指示や親しくしたい人とのやり取り、謝罪などいろいろな場面で購入する機会があるものです。まずは菓子折りの意味を、正しく知っておきましょう。
菓子折りとは、木を薄く削って作った折り箱に詰められたお菓子を指します。昨今では木箱だけでなく、木を模した厚紙や発泡スチロールの箱が使われていることも多いです。折り箱のみではなく、外箱に入ったお菓子全般を指していています。
菓子折りを購入するときにどんなものを購入すべきかわからないときは、店員さんに菓子折りを渡す相手や状況などを相談して一緒に選んでもらういことも可能です。
渡してはいけない『菓子折り』4選!
菓子折りを持参する際に、選ぶべきではない菓子折りの特徴をご紹介します。状況などを考慮して、菓子折りを購入しましょう。
1.日持ちしないもの
日持ちしない菓子折りは、消費するのが大変です。焼き菓子など、日持ちするものを選びましょう。切り分けなければならないものなどは、食べるときに手間をかけてしまいます。誰かとシェアしづらいので、できれば個包装のものを選んでください。
2.場面と価格が釣り合わない菓子折り
ちょっとした挨拶の場面で数万円する高級な菓子折りを持参すると、相手に気を使わせてしまいます。また、謝罪の場面で1,000円前後の安い菓子折りを用意すると、相手の気持ちを逆なでしてしまう可能性があるので要注意!
菓子折りの一般的な予算は、3,000円から5,000円が目安です。重要な場面であれば格式高い菓子折りを選び、軽いあいさつであれば高級過ぎないものを選びましょう。
3.相手の好みを無視した菓子折り
菓子折りを渡す相手の好みがわかっているときは、相手の好みの味のものを選ぶのが鉄則です。和菓子と洋菓子や甘いものや辛いものなど、相手に喜んでもらえるものを選びましょう。相手の好みがわからないときは、クッキーやおせんべいなどがベターです。
4.訪問先の近所で購入した菓子折り
訪問先の近くで菓子折りを購入すると、相手に菓子折りの価格が知られてしまいます。それだけでなく、あまり深く考えずに菓子折りを購入したという印象を持たれてしまいやすいため、受け取っても嬉しさは感じにくくなる傾向。
相手に喜んでもらうための菓子折りなので、前日までには準備しておき、持参しましょう。
菓子折りの渡し方とマナー
菓子折りを渡すときは、渡すタイミングやマナーを守りましょう。基本的なマナーについてまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
1.挨拶やお礼の場面
挨拶やお礼などのシーンでは、挨拶をするタイミングで紙袋から菓子折りを取り出します。挨拶後にタイミングを見て、相手に正面を向いて菓子折りを渡しましょう。渡す側の最も役目が高い人が、相手の最も役目の高い人に菓子折りを渡すのがマナーです。
2.謝罪の場面
謝罪の場面で菓子折りを渡すタイミングは、こちら側の謝罪を相手側が受け入れた後です。会って謝罪もしていないタイミングで菓子折りを相手に差し出すと、菓子折りだけでこちらの不手際などをもみ消したいという態度と受け取られてしまう可能性があります。
紙袋は無地なものを選び、持参した菓子折りを相手から見えにくいように配慮することも重要です。菓子折りの受け取りを拒否されたときは、置いて帰ったり押し付けたりせずに、持ち帰ってください。
まとめ
菓子折りは、渡す相手や状況によって適切なものが異なります。状況に応じて正しい価格帯のものを選んで、失礼がないよう配慮してください。