洗濯機でやりがちな『洗濯コース』のNGな選び方とは?正しく使うための知識を解説

洗濯機のボタンを選んでいるところ

お使いの洗濯機には「標準コース」のほかにもコースが設定されていると思いますが、皆さんは使い分け、できていますか?コースの使い分けを活用するとメリットがたくさんあります。標準コースしか使っていない、という方はご紹介するコースの選び方やNG行為など確認してみてください!

洗濯機でやりがちな『洗濯コース』のNGな選び方

洗濯機に洗剤を入れるところ

何でも「標準コース」を選ぶのはNG!

洗濯機で一般的に使うコースは「標準コース」です。標準コースは、洗濯物の重さや分量を自動で測り、洗い時間やすすぎ時間も自動で調整してくれるのでお任せしていればきちんと洗い上げてくれる便利な機能です。

ですが、洗濯機には標準コース以外にも複数のモードがあり、コースを使い分けることのメリットはたくさんあります。衣類の傷みや型崩れを防げる、時短になる、大きい洗濯物もからまず洗える、などです。

何でも「標準コース」を選んでおけばよいというわけではないため、洗濯する物に合わせて適切なコースを選ぶようにしましょう。

「標準コース」以外の特徴やメリットを知らない

洗濯機には標準コース以外に「おしゃれ着コース・ドライコース」「スピードコース・お急ぎコース」「念入りコース・浸けおきコース」「大物洗いコース」などが設定されているものが多いです。それぞれの特徴やメリットを理解しておけば、効率よく洗濯することができます。

洗濯機の『洗濯コース』の使い方

洗濯機のボタンを押すところ

ニットや型崩れしやすい衣類は「おしゃれ着コース・ドライコース」

おしゃれ着はデリケートな素材を使っているため標準コースでは傷みやすい洋服です。素材でいえばウールやシルク、アセテートなどで、アイテムでいえばニットやワンピース、スーツなどです。また、洗濯表示タグに手洗いマークなどが付いているものもこちらのコースになります。

  • おしゃれ着コースの特徴:弱い流水で洗い、洗いから脱水までの時間も短縮される
  • どんな場合におすすめか:デリケート素材や手洗いマークがついているもの
  • メリット: 洗濯やすすぎ時間が時短になることで繊維への負担が少なくなる、水流が弱いため絡まりを防ぐことが出来る
  • 注意点:おしゃれ着用洗剤を使う、衣類はネットに入れて洗濯する

汚れの少ない少量の洗濯物は「スピードコース・お急ぎコース」

デリケート素材で無い洗濯物は標準コースで洗っておけばよい、というのは間違いではありません。ですが、汚れが少なく洗濯する量も少ない場合は、スピードコースや急ぎコースなどがおすすめです。

  • スピードコースの特徴:洗浄時間が少なく、すすぎも1回である
  • どんな場合におすすめか:毎日、少量の洗濯物を洗う場合
  • メリット:洗濯時間が10分以上時短になり、水道代や電気代も20%程度節約できる
  • 注意点:洗剤はすすぎ1回でOKのタイプを使う、汚れが物は一緒に洗わない

頑固な汚れには「浸けおき洗いコース」

洗濯槽の中の洗濯物

浸けおき洗いでは、なかなか落ちない黄ばみや黒ずみ、臭いが染みついているものを、衣料用漂白剤や洗剤を浸透させながら洗います。

  • 浸けおき洗いコースの特徴:長時間浸透させながら汚れを落としていくため、標準コースより時間は長くかかる
  • どんな場合におすすめか:標準コースで落ちない汚れのついた洗濯物を洗う場合
  • メリット:手洗いより一度に多くの衣類を洗える、すすぎまで行われるため浸けおきのし過ぎで生地を傷めるリスクが少ない
  • 注意点: 洗剤と酸素系漂白剤を入れる、水温は水ではなく30~40℃位のぬるま湯を使うほうがよく落ちる

毛布などの寝具は「大物洗いコース」

大物洗いコースはその名称の通り、毛布やタオルケット、カーテンなどの大きい物の洗濯に適しています。標準コースに比べゆっくり回転させ給水量が多く、強い水流で洗える設定になっています。

  • 大物洗いコースの特徴:ゆっくりと回転・停止を繰り替えし浸透させ、優しく洗い上げる
  • どんな場合におすすめか:毛布やカーテンなど厚く大きな洗濯物を洗う場合
  • メリット:手洗いが難しい大きなものも傷めることなく汚れをおとすことができる
  • 注意点:基本的には1枚ずつ洗いネットに入れる、詰め込み過ぎは洗濯機が転倒する恐れもある

最後に

洗剤と洗濯機

使い慣れないと難しく感じる洗濯コースの使い分けも、特徴や注意点を抑えやってみると、簡単にできるはずです。洗濯コースの使い分けによって、効率よくキレイに汚れも落とせ、衣類が傷むのも防ぐことが出来ます。

これまで活用していなかった方はこれから衣類に合ったコースを選んで洗濯してみてください。

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