「標準」だけで大丈夫?洗濯機コースの選び方でよくある失敗とその対策

洗濯機のボタンを選んでいるところ

皆さんの洗濯機には「標準コース」以外にも多くの設定がありますが、うまく使い分けていますか?各コースを適切に使うことで得られるメリットは多大です。もし標準コースのみを利用しているなら、ここで紹介するコース選びのポイントやNG行為について確認してみてください。

洗濯機にありがちな「洗濯コース」の選択ミスとは

洗濯機に洗剤を入れるところ

すべてを「標準コース」で洗うのはNG

「標準コース」は洗濯物の量や重さを自動で判断し、洗浄やすすぎの時間を自動で調整する便利な機能を持っています。

しかし、洗濯機にはそれ以外にも様々な特殊コースがあり、それぞれに衣類保護、時短、大物洗いのメリットがあります。全てを「標準コース」で洗うのではなく、洗濯する物に合わせて最適なコースを選ぶようにしましょう。

「標準コース」以外の特徴やメリットを知らない

洗濯機には「標準コース」以外にも「おしゃれ着コース・ドライコース」「スピードコース・お急ぎコース」「念入りコース・浸けおきコース」「大物洗いコース」といった多種多様なコースが設定されています。それぞれのコースの特徴やメリットを把握しておくことで、より効果的に洗濯ができます。

洗濯機の『洗濯コース』正しい使い方

洗濯機のボタンを押すところ

デリケートな衣類は「おしゃれ着コース・ドライコース」

リケートな素材で作られたおしゃれ着は、標準コースではダメージを受けやすく、特にウールやシルク、アセテートなどの素材や、ニット、ワンピース、スーツなどのアイテムが該当します。手洗いマークがある衣類も、このコースが適しています。

  • コースの特徴:穏やかな水流で洗い、洗濯から脱水までの時間が短く設定されています。
  • 最適な状況:デリケートな素材や、手洗い表示があるアイテムに適しています。
  • メリット:洗濯とすすぎ時間の短縮により衣類への負担が減り、穏やかな水流が絡みつきを防ぎます。
  • 注意点:デリケート用洗剤の使用と、衣類を洗濯ネットに入れることが推奨されます。

軽い汚れの少量洗濯は「スピードコース・お急ぎコース」

デリケート素材ではない通常の洗濯物は標準コースで十分ですが、少量で汚れも軽い場合はスピードコースやお急ぎコースがおすすめです。

  • コースの特徴:洗浄時間が短く、すすぎ回数が少ないです。
  • 最適な状況:日常的に少量の洗濯をする場合に便利です。
  • メリット:洗濯時間を10分以上短縮でき、水や電気の消費も約20%削減できます。
  • 注意点:すすぎ1回で済むタイプの洗剤を使用し、汚れの多い衣類は別に洗うことが大切です。

頑固な汚れは「浸けおき洗いコース」

洗濯槽の中の洗濯物

浸けおき洗いは、普通の洗い方では落ちにくい黄ばみや黒ずみ、しみついた臭いを取るのに適しています。このコースでは、衣類用漂白剤や洗剤が衣類にじっくりと浸透して汚れを落とします。

  • コースの特長:汚れをじっくりと浸透させながら落とすため、時間は標準コースよりもかかります。
  • 最適な状況:標準コースでは落ちなかった汚れがある衣類に最適です。
  • メリット:手洗いで洗うよりも多くの衣類を一度に洗うことができ、すすぎも行われるので衣類を傷めにくいです。
  • 注意点:洗剤と酸素系漂白剤の使用が推奨され、30~40℃のぬるま湯を使用すると汚れがより落ちやすいです。

毛布や寝具は「大物洗いコース」

大物洗いコースは、毛布やタオルケット、カーテンなどの大きなアイテムを洗うのに適した設定です。標準コースよりもゆっくりと回転し、多めの水で洗います。

  • コースの特長:ゆったりと回転し、衣類に水をしっかり浸透させて優しく洗い上げます。
  • 最適な状況:毛布やカーテンといった大きくて厚いアイテムの洗濯に適しています。
  • メリット:大きなアイテムも傷めずに効果的に汚れを落とすことができます。
  • 注意点:アイテムは可能な限り1枚ずつ洗い、洗濯ネットの使用をお勧めします。詰め込みすぎは洗濯機の故障の原因にもなり得ます。

最後に

洗剤と洗濯機

初めて使う洗濯コースの選択が難しく感じるかもしれませんが、各コースの特徴と注意点を理解すれば、簡単に適切な選択が可能です。

衣類の種類に合わせてコースを使い分けることで、洗濯効率を上げつつ衣類を長持ちさせることができます。今まで活用していなかった方も、これを機に衣類に合った洗濯コースの選択を始めてみましょう。

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