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こたつのつけっぱなしが危ない理由
火事のもととなる
正しく使っていれば、こたつのが原因で火事になるということはありませんが、つけっぱなしにすることが火事のもととなることがあります。
猫や犬などペットには危険
猫や犬の適温は18度から25度前後と言われています。全身毛で覆われているペットにとっては、人にとっては快適な温度でも暑すぎることがあります。長時間にわたりこたつに入っていると熱中症になるケースもあるそうです。また、コードでじゃれて遊んでしまい、感電の危険性もあります。
こたつのつけっぱなしで火事になる原因5つ
①こたつの中にいれた衣類
生乾きの洗濯物や、着る前の衣類をこたつの中であたためる人もいますが、衣類がヒーターカバーに直接当たると、徐々に熱はあがっていき200度近くまで上がるそうです。そして、30分程度で発火するようなので、少量であっても、つけっぱなしのこたつの中に衣類を入れるのはやめましょう!
②こたつの掛け布団
洗濯物などの衣類と同様、こたつの掛け布団がヒーター部分に触れたままになると、そこから発火します。掛け布団に厚みがあったり、大きなタイプだったりするものは注意しましょう。
③ホコリによる出火
ヒーター部分やコンセントの周りにホコリがたまっていると、そのホコリが原因で発火して燃える可能性があります。ホコリがたまらないよう、定期的に掃除をしてホコリを取り除くようにしましょう。
④コードの破損
電源コードがこたつの足で踏まれていると、そのねじれ部分からコードが破損して発火することがあります。踏まれたままのコードで長時間こたつを使い続けると、ねじれの部分に負荷がかかりコードが焼け焦げてしまいますので注意しましょう。
⑤たこ足配線
1つのコンセントに沢山のコードを接続するたこ足回線は、電気容量が超えてしまうと、火事の原因になります。たこ足配線はそのコードの数によって危険になるわけではなく、一般家庭でよく使われているアンペアが15アンペアですが、これを超える電気を流すと、火災の原因になると言われています。こたつは強弱によってアンペアが変わりますので、たこ足配線の場合は他の電気容量にも気を付けてください。
こたつをつけっぱなしでも正しい使い方で安全な場合
温度調整機能が付いている
高温になると自動で温度調整してくれる、温度調整機能・サーモスタットがついているこたつは、必要以上にあつくなりすぎることがないため、正しい使い方をしていれば安全です。
高温になると自動でヒューズが落ちる
もし温度調整機能が働かなかったとしても、温度が上がり過ぎると、安全装置のヒューズが落ちて、こたつの電源を落としてくれます。
つけっぱなし防止のタイマー付のこたつを使う
タイマー付のこたつや、一定時間で自動的に電源がオフになるこたつもあります。また、人感センサーを搭載していて、一定時間人がこたつに入らないと自動的にヒーターが弱まるものあります。
こたつをつけっぱなしで外出した時・消したか不安の時の対処法
電気会社に電話をして電気を止めてもらう
電気会社に電話をして電気を止めてもらう方法があります。しかし、この方法は宅内の電気がすべて止まるため、冷蔵庫の電源も落ちます。また、帰宅時間に合わせて電気をつけるよう手配をしておかないと、帰宅したときにすべての電気が使えないことになってしまうので気を付けてください。
大家さんにお願いしてこたつを切ってもらう
賃貸物件であれば、管理会社に電話をして、合い鍵をもっている大家さんや不動産会社の人にこたつの電源を切ってもらう方法もあります。
こたつをつけっぱなしにした場合の電気代
こたつをつけっぱなしにした場合の電気代は、使っているこたつのタイプによって異なりますが、平均的金額は2日つけっぱなしで70円~180円前後、3日つけっぱなしで100円~270円前後、となっているようです。
まとめ
こたつは電気ストーブなどに比べると、安全性が高いと思われがちですが、正しく使わないと火事になる可能性があるので注意が必要ですね。特に、冬場は生乾きの洗濯物の悩みも多く、ついこたつの中で乾かしたくなります。でも、衣類をこたつの中に入れっぱなしにするのは、火事になる危険がとても高いので、注意しましょう。