クエン酸を使ってはいけない『NGな場所』5選

キッチンシンクの蛇口

クエン酸は、掃除や料理など幅広い場面で使用されるアイテムです。便利なものだからこそ、使用してはいけない場所や素材を知っておきましょう。クエン酸の基本的な使用法についても紹介しています。クエン酸を使用しようか検討している人や、クエン酸の活用方法の幅を広げたい人必見です。

掃除や料理に大活躍のクエン酸

オレンジとクエン酸

クエン酸といえば、いろいろな用途で使用できるものというイメージを持たれやすいアイテムです。まずは、クエン酸の使用用途についてみてみましょう。

  • アルカリ性の汚れを中和して落とす
  • トイレの消臭剤として使用
  • 料理の下ごしらえやアクセントに
  • 飲み物のアクセントとして使う

このように、クエン酸が活躍する場面はたくさんあります。クエン酸は酸性なので、相性がよくない物質もあります。掃除をするときにクエン酸はを使うとNGな場所もあるので、確認しておきましょう。

クエン酸を使ってはいけない『NGな場所』5選

腕でバツを作る女性

クエン酸を使用してはいけない場所をご紹介します。使用してしまった場合、どんなことが起きるかについてもまとめています。

1.塩素系の洗剤と混ぜない!風呂場やキッチンは要注意

クエン酸は酸性の物質です。塩素系の洗剤と混ぜてしまうと、有毒なガスが発生してしまい非常に危険!特に、お風呂場やキッチンは注意しておきましょう。

また、密室になりやすくて狭い部屋は、ガスが発生してしまうとすぐに充満してしまいます。少しくらい大丈夫、という油断は禁物です。

塩素系漂白剤のハイターなどを使用するときは、ほかの薬剤や物質と混ざらないよう、ハイターだけを使用するなどの配慮をして安全に使用してくださいね。

2.頑固な汚れに注意!濃度を濃すぎるのはNG

汚れが頑固なときは、クエン酸水のクエン酸濃度を濃くしがちです。頑固汚れにはクエン酸が濃い方が、効果は高まります。しかし、クエン酸水の濃度濃いと素手で触れると手がひりひりして荒れる原因になってしまうので要注意!

クエン酸水の濃さは、200mlの水に対して小さじ1のクエン酸がベター。それ以上の濃度のクエン酸水を使うときは、手荒れ防止のためにゴム手袋を着用しましょう。

3.どんな場所でも長時間の放置はNG

クエン酸は、自然由来の素材なので、ゆっくりと時間をかけて効果が出始めます。クエン酸を使用して時間を置き、洗い流す使い方が一般的です。

しかし、クエン酸を使った場所を長時間放置してしまうと、放置した箇所の素材が傷んでしまう可能性があります。放置の目安は、1~2時間前後にしましょう。汚れがひどい場合でも、放置時間は一晩が限度です。

素材が傷んでいないか、1~2時間おきに確認して、汚れの落ち具合を見守りましょう。

4.鉄やセメント、大理石に使用するのはNG

クエン酸は、どんなものにでも使えるものではありません。以下の素材には使用できないので、確認しておきましょう。

  • さびやすい鉄製の製品…クエン酸は酸性なので、触れてしまうとサビの原因になる
  • コンクリート…タイルを固めるために使用しているコンクリートはアルカリ性なので、劣化が早まる可能性がある
  • 大理石…石材はアルカリ性なので、クエン酸を使うとツヤがなくなってしまう

これらの素材は、クエン酸との相性がよくありません。使用する場所の素材をしっかりと確認して、クエン酸を使いましょう。

5.油汚れは落ちにくいかも

コンロの周辺や換気扇にこびりついた油汚れは酸性なので、クエン酸を使って掃除をしても期待しているような効果が得られない可能性が高いです。油汚れをきれいに一掃したいときは、アルカリ性の洗剤を使用しましょう。

クエン酸の正しい使い方

掃除に使うスプレー

クエン酸の正しい使い方は、いくつか種類があります。

  • 粉を直接掃除したい場所に振りかけてこする
  • 水200ml+クエン酸小さじ1を混ぜ、スプレーとして使用
  • クエン酸水をしつこい汚れに湿布して使う

リビングやキッチン、洗面所など、クエン酸を使って掃除できる場所はたくさんあります。正しい使い方を守って、安全に使用しましょう。

また、クエン酸は目に入ると痛みを感じる物質です。お掃除中にクエン酸を使うときは、メガネを装着し、目がかゆくなってもこすらないように注意してください。

まとめ

クエン酸と混ぜる材料

クエン酸は正しく使うと、家の中の汚れを簡単に落とせる便利なアイテムです。だからこそ、使用できない場所を把握しておきましょう。

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