水筒に牛乳を入れてはダメな理由!持ち運びたい時の対処法はある?

白い水筒

水筒に牛乳を入れてはいけないと言われています。水筒メーカーの取扱説明書にもそのように記載されているのですが、では水筒に牛乳を入れてはダメな理由とはいったい何でしょうか?どうしても牛乳を持ち運びたい場合は、どうしたら良いのかその対処法についても調べてみました。水筒に牛乳を入れて職場や出先で飲みたいのであれば、この記事を参考に注意点を守りながら自己責任でおこないましょう。

水筒に牛乳を入れてはいけない理由

牛乳を入れる

栄養価の高い牛乳を、健康のために意識的に飲むようにしている人にとって、マイボトルに入れて持ち運びいつでも飲めたらうれしいですよね。

ところが、水筒に牛乳を入れて持って行くのは、基本的にはNGなんです。

メーカーの注意書きに記載しされている

水筒の注意書きには、「牛乳や乳飲料、果汁などは入れないでください。腐食や変質の原因となります」と、記載されているのですが、読んだことはありますか?

メーカーの注意書き

水筒を製造、販売しているメーカーがそろって「水筒に牛乳を入れないで下さい」と説明するのは、メーカーは責任が取れないという理由から、「牛乳を入れることは推奨していません」と、注意書きに記載することで使用者へ伝えているのです。

水筒に入れた牛乳は腐りやすい

水筒に牛乳を入れてはいけない一番の理由は、乳製品を何時間も入れたままだと、水筒の中で腐ってしまうからです。

きれいに洗ったつもりでいても、水筒本体に雑菌が付着している可能性は大いにありますし、冷蔵庫よりも高い温度になってしまうため、どうしても雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

水筒の中は、完全に密封された空間なので、保冷せずに乳製品を持ち歩くと、短時間で腐ってしまうのは当然ですよね。つまり、時間が経過する前に飲み切ってしまわないと、お腹を壊すリスクが高まってしまうのです。

牛乳はタンパク質や油分などの栄養分が豊富に含まれているため、腐りやすい食品です。メーカー側で水筒に牛乳を入れるのを禁止している以上、それをきちんと守らなくてはいけません。

牛乳を入れた水筒が爆発して飛び散る危険性がある

そればかりでなく、水筒の中の密封された空間で牛乳が腐ると、ガスが発生するという問題まで出てきてしまいます。

水筒の中でガスが発生すると、内側のステンレス部分が膨張し、それによって水筒の内側が壊れ、蓋が開かなくなってしまう可能性もあります。

更にひどい場合になると、蓋を開けた瞬間に小さな爆発が起きてしまうこともあり得るのです。実際に中の熱い飲み物が飛び散って、火傷や怪我をしてしまったという事故も過去にありました。

牛乳を水筒に入れてはいけない理由は、腐ってしまうという理由だけでなく、場合によっては、爆発して飛び散ってしまう事故が起きる危険性もあるのですね。

以上の事から、例え大人は大丈夫だったとしても、お子様に牛乳入りの水筒を持たせるのは危険なのでやめましょう。

《 ポイント 》

  • 水筒のメーカーが注意書きに記載しているから。
  • 乳製品は水筒の中で腐りやすいから。
  • 水筒内にガスが発生し、蓋を開けた瞬間に爆発する可能性があるから。

水筒に牛乳を入れるときに気を付けること

アイスカフェオレ

短時間のうちに飲み切るようにする

水筒に入れた牛乳は腐りやすいものの、短い時間であれば大丈夫です。

朝に入れたものをお昼過ぎまで水筒の中に入れていると腐ってしまうので、気温に気を配りながら昼までには飲み切るようにしましょう。

とはいうものの、気温が高い日は、早いうちから腐ってしまうこともあり、午前中であっても飲まないほうがよい場合もあります。

水筒本体の保冷効果によっても腐敗するまでの時間が異なってくるため、可能な限り保冷効果の高い水筒を使用するよう心がけましょう。

アイスカフェオレなどにして持ち運ぶ

どうしても持ち歩きたい方は、アイスカフェオレなどにして持ち運んでみてはいかがでしょうか?

水筒に氷を多めに入れてキンキンに冷やしておけば、数時間以内に腐らせてしまう可能性はかなり低くなるでしょう。

清潔な水筒に、アイスコーヒーと牛乳を入れると牛乳が薄まり、温度に注意していれば持ち運びできますが、管理には十分注意したうえで自己責任で試すようにしてください。

ただし、これはあくまでも健康な大人が飲むことが前提です。何かあってからでは遅いので、お子様の水筒には牛乳や乳製品を入れないように注意して下さいね。

牛乳を入れた水筒はていねいに洗う。

牛乳を始め、乳成分が含まれている飲み物は、雑菌が直ぐに繁殖しますので、毎回しっかりと洗ってよく乾かすようにしてください。しっかり洗ったものを乾かすことで、菌の繁殖を抑えられます。

また、牛乳には油脂分が含まれているので、乳成分までしっかり殺菌できる漂白剤を使って、定期的にお手入れしてみましょう。

ちなみに、構造が簡単な容器ほど、洗いやすく手間を省けますので、タンブラー型や、蓋を開けられるタイプ、パッキンが少ない水筒だと助かりますよね。

水筒に牛乳の臭いがついてしまう。

牛乳だけに限らず、カフェオレやミルクティなど、牛乳を使った飲みものを入れると乳製品独特の臭いが付いてしまいます。

臭いを消すには、先にも触れましたが、台所用漂白剤を使ってみてはいかがでしょうか。漂白剤は漂白と同時に殺菌や消臭効果もあります。

《 ポイント 》

  • 朝に入れた水筒の牛乳は昼までには飲み切る。
  • 水筒にいれるときは氷を多めに入れてキンキンに冷やしたアイスカフェオレにする。
  • 水筒はしっかり洗って乾かすことで菌の繁殖を抑えられる。
  • 水筒の洗浄は殺菌・消臭効果のある台所用漂白剤を使ってみる。

安心して牛乳を持ち運ぶには

牛乳パック

常温OKの牛乳パックを持ち運ぶ

牛乳を持って行くときには、わざわざ水筒に牛乳を移し替えなくても対応できる方法があります。

未開封であれば、常温でも持ち運びが可能な、「長期常温保存牛乳」が紙パックで売られているので、外出先で牛乳を飲みたいときには、こちらの商品を選びましょう。

ただし、毎回「長期常温保存牛乳」ではコストがかかってしまいますので、節約したい方にとってこの方法は現実的でないかもしれませんね。

保冷効果のある水筒を使う

保冷効果のある水筒に、氷を数個と牛乳を入れておけば4時間程度なら大丈夫でしょう。

また、水筒に牛乳を満タンにせず、7~8分目まで入れたものを凍らせておいてから、凍ったままの状態で持ち運ぶ方法もあります。

このように保冷効果を持続させながら水筒を持ち運ぶのであれば、お腹を壊すということはないかと思います。

ただし、真夏などの外気温の状況や保管時間によっては、短時間で腐敗することがありますので、自己責任で判断してくださいね。

《 ポイント 》

  • 未開封であれば、常温でも持ち運びが可能な長期常温保存牛乳で対応する。
  • 保冷効果のある水筒に、氷数個と牛乳を入れる。
  • 水筒に牛乳を入れて凍らせたものを持ち運ぶ。

牛乳を入れた水筒を洗う時のポイント

水筒を洗う

乾く前に水筒を洗う

牛乳は時間経つと表面が乾いて落としにくくなりますので、飲み終わったら時間をおかずにすぐに洗うようにしてください。

帰宅後にていねいに洗うとしても、とりあえずは出先で簡単にすすいでおくだけでも汚れの取れ方は違ってきます。

水筒を使う度に毎回パッキンを外して洗う

水筒には中身が漏れないようパッキンが付けられていて、この部分に牛乳が付着していると、カビが繫殖します。水筒のパッキンの間に入り込んだ牛乳は、軽くすすいだだけは落とすことはできません。

それどころか、洗剤を付けたスポンジで水筒を洗ったとしても牛乳をきれいに落とすことができないため、面倒ですが毎回パッキンを取り外し丁寧に洗うようにしましょう。

乳製品を入れた水筒はていねいに洗ってしっかり乾かす。

乳成分が含まれている飲み物は、雑菌がすぐに繁殖しますので、毎回しっかりと洗ってよく乾かすことが基本です。

ていねいに洗ったものをしっかり乾かすことで、菌の繁殖を抑えられます。また、消毒用泡スプレーを使ったり、 熱湯消毒もおすすめです。

ただし、煮沸消毒は水筒が変形してしまう場合もあるのでやらないでくださいね。どの方法でも、「ていねいに洗ったら完全に乾かしておく」、これを徹底しましょう。

酸素系漂白剤を使って手入れをする。

牛乳には油脂分が含まれるので、ぬるま湯+酸素系漂白剤を使って消毒すれば乳成分まで殺菌することが可能です。塩素系の漂白剤の使用は、本体内部にさびが出る可能性があるため避けるようにしましょう。

洗いやすい形状の水筒を選ぶようにする。

水筒を衛生的に保つためには、洗いやすい形状の水筒を選ぶようにします。

複雑な形状の水筒に牛乳を入れた後のお手入れをおろそかにしてしまうと、雑菌などの増殖によって、不衛生な水筒となりかねません。

お手入れしやすい水筒を選ぶポイントとして、水筒の口が広いもの、シンプルな作りのもの、簡単に分解や組み立てができるものだと衛生的な状態を保ちやすいでしょう。

《 ポイント 》

  • 水筒の牛乳を飲み終わったら時間をおかずにすぐに洗う。
  • 水筒を洗うときは、毎回パッキンを取り外し丁寧に洗う。
  • 水筒を洗うときは、酸素系漂白剤、消毒用泡スプレー、 熱湯消毒で殺菌する。
  • 水筒を選ぶときは、お手入れしやすい水筒を選ぶ。

牛乳以外にも水筒に入れてはいけないもの

果汁飲料

水筒に牛乳を入れてはいけませんが、ここでは水筒に入れてはいけない牛乳以外の飲み物を紹介します。

果汁、清涼飲料水など、酸性の飲み物

水筒には、入れられる飲物と入れられない飲物があります。金属製の水筒に酸性の飲み物を入れると、本体内部が さびてしまい、金属中毒を起こしてしまう可能性があります。

清涼飲料水やオレンジジュースなど果汁の入った飲み物は、ペットボトルやスポーツ選手が使うような専用ボトルが適しています。

みそ汁、スープ、昆布茶、スポーツ飲料など、塩分が含まれている飲み物

水筒本体内側は、ステンレスにフッ素樹脂コーティングを施してあったとしても、飲み物に含まれている塩分によってさびる恐れがあります。

長く使い続けていくうちに水筒本体内部にも傷がついてしまいますが、その傷口から塩分が入り込んで、腐食が進むと保温・保冷性能が低下してしまいます。

そうならないように、みそ汁やスープ類の温度をキープしたまま持ち歩きたいときには、専用のスープジャーや魔法瓶を使用した方がよいでしょう。

また、多くの学生がスポーツ飲料を水筒に入れて持ち歩いていますが、使い方によってはステンレスが腐食する可能性がありますのでプラスチック製の水筒を使うようにしましょう。

炭酸飲料、発酵食品、ドライアイスなど、ガスが発生する飲み物

炭酸飲料や発酵食品などは水筒の中でガスが発生するため入れてはいけません。

密閉された本体内部で炭酸ガスが発生すると、中せんが開かなかったり、圧力によっては中身が噴き出してしまい、場合によっては水筒が破裂する危険性があります。当然のことですが、ドライアイスも厳禁です。

《 ポイント 》

  • 水筒に入れてはいけない飲み物は、果汁や清涼飲料水など、酸性の飲み物。
  • 水筒に入れてはいけない飲み物は、みそ汁やスープ、昆布茶、スポーツ飲料など、塩分が含まれている飲み物。
  • 水筒に入れてはいけない飲み物は、炭酸飲料や発酵食品、ドライアイスなど、ガスが発生する飲み物。

最後に

水筒とエコバック

水筒に牛乳を入れてはダメな理由と、持ち運びたい時の対処法について解説しました。

腐りやすい牛乳は、水筒の内部やフタ付近に雑菌がたまり、普通に洗っただけでは汚れや臭いを取り除くことができません。また、腐敗したものからガスが発生し、中身が吹き出る危険性もあるんですね。

「牛乳は水筒に入れて持ち運ばない」というのが基本ですが、どうしても持ち歩きたい場合は、注意しながら自己責任で持って行くしかありません。

よって、お子様水筒に牛乳を入れるのは、自己管理ができずお腹を壊す可能性が高いので絶対にやめましょう。

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