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傷みやすい野菜の特徴
使おうと思って購入しておいた野菜が、想像以上に早く傷んだという経験は多くの人が体験します。ちゃんと野菜室で保管していたにもかかわらず野菜が傷んでしまうとショックですよね。野菜にはそれぞれ寿命があり、傷みやすいものとそうでないものがあります。
- 水分が多いもの
- 葉物野菜
- 加工した野菜
上記のような野菜は、特に傷むのが早い種類です。よく使う食材で、傷みやすいものはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
賞味期限が短い野菜6選と腐っている時のサイン
収穫や購入から日持ちしにくく傷みやすい野菜と、野菜が傷んでいるときのサインをご紹介します。家庭菜園を行うときや、食事メニューの組み立てなどに活用してみてください。
1.もやし
もやしは早く傷み始める野菜として有名で、夏場などは消費期限内でも場合によっては腐ります。冷蔵庫に入れたとしても、購入後1~2日を目安に使い切りましょう。
- 茶色や白い水分が出てる
- 茎の部分が透明になる
- もやし全体が柔らかくなる
- 酸味のある臭いがする
購入したその日のうちに調理するのがベスト!冷凍保存するときは、水で雑菌を洗い流して消費期限前に冷凍庫で保管しましょう。
2.レタス
レタスも傷みやすい野菜として有名です。野菜室で3日~5日前後を目安に使い切るのがおすすめです。
- 葉の部分が茶色っぽくなって溶けている
- 赤茶色に変色
- 酸味のある臭いがする
- 色付きの水分が出ている
- ぬめりのあるとした触感
葉物野菜は基本的に傷みやすい傾向ですが、レタスは特に傷むのが早い傾向です。葉先が傷んでいる、茎の部分が赤っぽくなっているときは、切り取って調理可能。全体が傷んでいるときは、破棄してください。
3.きゅうり
夏野菜として有名なきゅうりは、水分が多くみずみずしい野菜です。水分量が多いため傷みやすく、購入から3日から5日ほどで傷み始めます。
- 黄色く変色している
- しなびている
- 白い液体が出る
- 酸味のある臭い
- 柔らかい触感
- 表面がヌルヌルして触ると糸を引く
このような変化がみられたら、きゅうりが傷んでいるサインです。白カビも生えやすいので、少しおかしいと思ったら破棄するのが無難。
4.なす
なすもキュウリ同様に水分が多い野菜なので、傷みやすいといえます。スーパーなどで売られているものは鮮度にばらつきがあるため、3日前後を目安に食べきりましょう。
- ヘタにカビが生えた
- 皮が茶色く変色している
- 実がぶよぶよになっている
- 種が黒く変色している
- 水分が出ている
このような変化がみられるときは、ナスが傷んでいる証拠です。種が黒くなるのは鮮度が落ちているときのサインなので、見つけたら早めに消費しましょう。
5.大根・かぶ
大根やかぶも、水分の多い野菜です。とはいっても、もやしやきゅうりほど傷みやすい野菜ではありません。夏場は3日から1週間、冬場では1週間を目安に使い切りましょう。下記のような変化は腐っているときに見られるので、こまめにチェックしてください。
- 葉が黄色くなってしなしなになっている
- 断面部が茶色くなっている
- 実がしぼんでいる
- 実の中がどろどろに溶けた
大根を長く保存するコツは、1本丸ごと購入することです。包丁を入れると傷むのが早くなるので、使い始めたらできるだけ素早く消費しましょう。
6.カット野菜
野菜は加工したら腐りやすくなります。切って時間が経つと、野菜は切り口から黒ずみ、環境によっては思っているよりもすぐに傷むことも。もともと傷みやすいレタスやきゅうりなどの野菜をカットしている状態で購入するときは、特に注意しましょう。
- 野菜から水分が出ている
- 酸味のある臭い
- 野菜全体にぬめりがある
このような変化があるときは、使用を控えましょう。カット野菜は購入したその日、すぐに使い切るようにしてください。
まとめ
野菜とひとくちにいっても、それぞれに特徴があり傷むまでの期間も異なります。せっかく購入した野菜が傷んでしまわないよう、傷みやすい野菜から消費する習慣をつけておきましょう。
野菜全体が傷んでいる、水分が出ているとなると、加熱調理しても食べるのはおすすめできません。新鮮なうちに美味しく調理して、野菜本来の旨味やみずみずしさを味わってくださいね。