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足が小さいと合う靴(パンプス)がない?
足が小さいと合うサイズの靴が少ないので困っている方は多いようですね。足が小さい方の中でも特に21.0cmの靴は滅多にないので見つけるのに苦労しているようです。
それもその筈、靴のメーカーは残念ながら平均的サイズの靴を中心に取り揃えているでしょうし、最近では大きなサイズにシフトしているメーカーも増えているようです。
なぜなら、日本人の身長が伸びて、足のサイズも大きくなりつつあるからで、25.0cmの靴をレギュラーサイズとして販売しているブランドもあるくらいです。
21.0㎝のパンプスは少ない
日頃パンプスを愛用している女性がとても多いにも関わらず、22.0cm以下のパンプスが店頭にならんでいるのはごくわずかです。
特に21.0cmの小さい足サイズのパンプスは買うお店にも苦労しますし、合わないサイズを買ってしまい靴ずれでうんざりすることも無きにしもあらずというところでしょうか。
それこそ、靴にかけるお金を惜しまず、オーダーメイドで揃えられる方は問題ないのでしょうが、お金をかけずに良いものを探している方にとっては、かなり厳しい状況ではないでしょうか?
店先で探していてもなかなか見つからないので、時間を見つけてはAmazonや楽天など、オンラインショップを探し回ってやっと手に入れている方が多いようです。
21.0cmの人が21.5cmの靴を履いた場合
当然、履く人が多いサイズの靴をたくさん作って売るわけですが、女性のサイズで最も多いのは23.5cm、そして24.5cmの女性より22.5cm以下の女性の方が多いようです。
ですが、21.0cmとなるとかなりの希少サイズになってしまいます。
だからと言って、ちょっと大きめの21.5cmでもどうにかなると思うのは間違いです。21.5cmと、たった0.5cmの違いであっても、かかとがカポカポ抜けて気持ち良く履くことができません。
中敷きはかかとが抜ける
100均に行くと、靴のサイズを調整する便利グッズが所狭しと並べられています。
パンプスはブーツやスニーカーと違い、少しでも大きかったり小さかったりすると、すぐに脱げてしまいます。そこで、手軽に靴のサイズを調整できるものの中で定番なのが中敷きです。
足のサイズに合うように、スニーカーやパンプスに入れて使うようにしても、不思議なことにかかとが抜けてしまうのです。
つま先はしっかり固定されたとしても、中敷きを入れることによりかかと部分に高さが出て、固定されずに隙間ができやすくなっています。
我慢して履いたとしても、歩くとかかとが抜けて歩き方がおかしくなり、骨盤が歪みやすくなり、外反母趾の原因にもなってしまいます。
かかと保護のパッドは外れやすい
かかと脱げを防止するための保護パッドなど、たくさんの種類が販売されています。
かかと部分に貼り付けるジェル製の保護パッドは透明で小さいので、靴を脱いだときにも目立たず、見た目が気にならないので女性におすすめなのですが、意外とすぐに取れてしまうようです。
シンデレラのように上品に靴を履いても、外れてしまったら歩く度にカポカポと脱げてきて残念ですよね。
つま先を詰めるのは痛い
中敷きを入れてもかかとを固定できない場合に、つま先を詰める便利アイテムを活用する方法があります。
サイズをカットする必要もなくつま先を詰めることで一件落着と思いきや、キツすぎてつま先が痛くなってしまことが多々あるようです。
中敷きやつま先を詰めるグッズを手にして、良いアイデアだと思ったとしても、そううまくはいかないものですね。
また、合皮で出来たパンプスを無理やり足に合わせようとすると、生地が伸びて元に戻らなくなってしまいますので、注意してください。
《 ポイント 》
- 足が小さいと合う靴がない、21.0cmとなるとかなりの希少サイズになってしまう。
- パンプスは少しでもサイズが合わないとすぐに脱げてしまう。
- 我慢して履くと骨盤の歪みや外反母趾の原因になる。
足が小さい人の靴(パンプス)の選び方
足が小さいために合う靴がない方用に、最近22.0cm以下のサイズ展開をするようになったお店やネットショップは増えてきているようですが、まだまだ種類や数が豊富とは言えません。
ストラップ付パンプス
小さいサイズの方に好まれるのは、ストラップ付きパンプスです。
甲が浅くても、踵まわりに多少余裕があっても、ストラップ付であれば脱げる心配がなく、多くの問題を解消してくれます。
足の特徴にもよりますが、甲の一番高いところにストラップがかかっていると、足を蹴り出すときに靴がしっかりと足にフィットしてくれるので、安定感や足の疲れ方が違ってきます。
甲の深さのバランス
自分の足の正確なサイズを知っていますか?一度、自分の足のサイズを測り直してみるのもいいかもしれませんね。
足は立体ですから、長さに加えて、足囲(太さ)を測る必要があります。小さい靴を履かれる方の中には、「甲が薄い」という方も最近増えてきているようですが、パンプスはこの甲の押さえが重要なポイントになってきます。
小さいサイズの靴は、より甲の面積が小さくなりますので、全体的に甲の押さえが弱くなる可能性がでてきます。
そうなると、底上げをして甲がフィットするための対処法が必要になってくるでしょう。足が小さい人にこそ、パンプスの甲の深さのバランスを、今一度確認して戴きたいものです。
インポートの靴は足囲が細め
上記のような状況において、足のサイズが小さい人にはインポートはいかがでしょうか?
外国人の足は日本人よりも幅が細いので、インポートの靴はサイズが小さいだけでなく、幅が細く厚みが薄い、いわゆる足囲が細い木型を使っていることが多いからです。
足囲のサイズ展開は、小さい「A」から、大きい「5E」まで表示されてありますが、日本の靴の木型の平均足囲が「E」や「2E」なのに対して、インポートの木型は「C」「D」が主流になっています。
足囲のサイズによってかかとの大きさ、厚み、幅の広さなども変わってくるので、足のサイズが小さい人はかかとが小さめの靴を選ぶことで、足全体が靴にフィットしやすいということに繋がります。
もちろんインポートの中にもかかとが大きく、幅がゆったりした木型も多くあります。あくまでも日本製に比べてなので、そこはご注意くださいね。
シューフィッターが在籍している靴店を探す
靴選びをするときは、自分の足の正しいサイズと形を知っておくことが大切です。
まず、シューフィッターのいる靴店に行き「足の長さ」「足の幅(足囲)」「甲の高さ」を正しく計測してもらいましょう。
シューフィッターに足のサイズを測ってもらって、初めて自分の正しい足のサイズを知ることが大切です。
《 ポイント 》
- 小さいサイズの方に好まれるのはストラップ付きパンプス。
- 小さいサイズの靴は甲の深さのバランスを確認する。
- インポートの靴はサイズが小さいだけでなく、幅が細く厚みが薄い。
- シューフィッターに正確な足のサイズを測ってもらう。
足が小さい人が大きい靴(パンプス)を履く影響とは
足が小さい人が大きい靴を履いた場合にどうなるのか考えてみましょう。
不自然な歩き方になる
重心移動が正しくおこなわれず、靴が脱げないようにするために、指を使っていません。
かかと部や甲部でしっかり足に靴をフィットさせておくことができない為、靴の中で足が動いてしまい、正しい歩き方ができないので不自然な歩き方になります。
足が痛くなる
足が固定されないため、つま先の方に本来入ってはいけない足がスライドしてしまって足の外側、内側が靴の先の方にぶつかります。
この状態がひどい場合には外反母趾、内反小趾の原因となり、姿勢が崩れ疲れやすくなってしまいます。
また、靴と足の間に隙間が出来ることにより、その部分に大きな皺が入ってしまい、その皺が足を擦って親指付け根辺りが痛くなることがあります。
腰が痛くなる
足が小さいために合う靴がない人が大きい靴(パンプス)を履くと、土踏まずが合わないため、偏平足や開張足になる可能性があります。
他にも、足がスライドしないように指先を無意識に踏ん張るため、指が曲がったままになってしまうハンマートゥになり、これが原因となって膝や腰の痛みに発展する場合があります。
《 ポイント 》
- 靴の中で足が動いて正しい歩き方ができない。
- つま先の方に足がスライドして外反母趾、内反小趾の原因になる。
- ハンマートゥになって膝や腰の痛みに発展する。
小さいサイズの靴(パンプス)があるショップ10選
サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)
リボンが特徴的なイタリアのブランド・サルヴァトーレ フェラガモのサイズ展開は、「AA」から「D」まであり、かなり細い方でも履ける靴があります。
小さいサイズがある以外にも、甲止まりが良く、かかとが小さめで収まりが良く、足全体を支えてくれるので歩きやすいのがフェラガモの特徴です。
「AA」や「21.0cm」などのサイズは店舗にもよるので、事前に確認した方がよいでしょう。
ジャンヴィト・ロッシ(GIANVITO ROSSI)
ジャンヴィト・ロッシのサイズ展開は21.0cm(34)や21.5cm(34.5)からあります。
かかとの作りが小さく、ヒールの位置が足のかかとの真下にくるので、まっすぐ重心がかかり、ヒールが高くても安定感があると評判です。
ジミーチュウ(Jimmy Choo)
イギリスのブランドのジミーチュウは、比較的日本人でも履きやすいブランドです。
サイズ展開も21.0cm(34)や21.5cm(34.5)から作りがあり、かかとが細く全体的な止まりもいいので、足のサイズが小さくて幅がある方であれば問題なく履けるでしょう。
ペリーコ(PELLICO)
痛くならない美脚パンプスが有名なペリーコの靴は、37サイズの木型をベースに作ってから、ハーフ刻みにすべて手作業で削りあげて完成するため、どのサイズでもきれいなラインに仕上げられています。
日本人の足にもフィットしやすい足囲が広い設計で、安定感のある履き心地です。
銀座ワシントン
日本の老舗、銀座ワシントンの21.0cm (Sサイズ)の靴は、常時300~400点が並び、その量は日本一と言われています。
しかも40~ 50代の方も利用されるだけに、ベーシックからトレンド靴まで数多く揃うので、ピッタリの一足を見つけられるでしょう。
銀座かねまつ
銀座かねまつは、長く親しまれている有名な老舗ブランドです。日本人に合った上質のハイヒールを中心幅広く展開しているので、欲しい靴が見つかるでしょう。
日本女性の足が薄く変化しているのに合わせたワイズの靴を作っているのと、全店にシューズフィッターが在籍しているのも大きな魅力です。
オンラインショップや、全国に豊富な実店舗で購入・修理ができるので安心です。
ダイアナ(DIANA)
小さい靴の定番といえば「ダイアナ」でしょう。サイズ展開も豊富で小さいサイズは21.5cmからある若い女性に人気のショップなので、お財布にも優しい価格設定です。
木型は「B」からあるので、かかとが細く留まりもよく、足囲が細い人にオススメです。店舗も全国に豊富にあり、オンラインショップで買った靴のメンテナンスも最寄の店舗で対応してくれます。
アミアミ
アミアミは実店舗を持たないオンラインショップのお店です。サイズ展開は20.5cmからあるので、21.0cmの方は安心して選ぶことができます。
価格帯も3000円前後と安く、かわいいデザインでトレンドのものが多いのが特徴です。
卑弥呼
21.5cmからあるサイズ展開が豊富な卑弥呼ですが、どちらかというと日本人向けの幅のある木型をしています。幅は細く厚みが薄い人はちょっと大きいかもしれません。
メヌエ(アウトレットシューズ)
メヌエはアウトレットシューズのオリジナルブランドです。21.0cmから27.0cmまでサイズ展開も豊富で、「安いのに高く見える」をコンセプトに、誰もが靴選びを楽しめるシューズショップです。
21.0cm~の靴の種類がとにかく多い、オリジナルだからできる豊富なサイズ展開。アウトレットシューズは、大正14年創業時より受け継がれてきたお客様第一の精神を、「信頼」 「品質」 「価格」 で実践しています。
《 ポイント 》
- サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)
- ジャンヴィト・ロッシ(GIANVITO ROSSI)
- ジミーチュウ(Jimmy Choo)
- ペリーコ(PELLICO)
- 銀座ワシントン
- 銀座かねまつ
- ダイアナ(DIANA)
- アミアミ
- 卑弥呼
- メヌエ(アウトレットシューズ)
最後に
いかがでしたか?足が小さくて靴がない場合のサイズの選び方、おしゃれな「小さいサイズの靴」が必ず見つかるショップ10選を紹介しました。
以前よりは小さいサイズの靴を選んで買えるようになりましたが、それでも標準サイズの方にはこの苦労はなかなかわからないのかもしれませんね。
サイズの合わない靴を履き続けると、体に悪い影響を及ぼすので馬鹿にできません。
足が小さいために合う靴がないと困っている方には、インポートだと探しやすいのですが、価格が高く普段使いにはしにくいようです。
そんなときには、小さいサイズを扱っているオンラインショップや、全国で豊富に構えている実店舗で試着してから購入できると安心ですよね。
またシューズフィッターが在籍しているお店は、直接話をしながら選べるので大きな魅力でしょう。サイズのぴったり合った靴は快適なだけでなく、健康や美容にもいいことがたくさんあります。
ぜひ、美容と健康のためにも、自分に合った素敵な靴を見つけてくださいね!