豆まきの正しいやり方!後片付けをラクにするコツや注意点

節分の豆のイラスト

豆まきの正しいやり方をご存じですか?豆まきは節分に昔から毎年行われている行事ですが、なぜ節分に豆まきをするのでしょう?今回は豆まきの正しいやり方や後片付けをラクにするコツや注意点から豆まきの由来に関して詳しく紹介します。次回の節分の豆まきをするときには参考にして正しい豆まきをして運気をあげましょう!

豆まきのやり方

節分の豆と鬼のお面

節分の豆まきの正しいやり方を詳しく紹介するので参考にしてください。

準備するもの

  • 福豆(または落花生9
  • お面

福豆または落花生

福豆は炒ってある大豆です。節分の時期になると店頭に並んで販売されています。本来は豆を炒って豆まきをするやり方は夜まで枡に入れて神棚に供えます。

また、豆まきのやり方で落花生を用いるご家庭も最近は増えています。

落花生をまく風習は北海道や東北などの寒い地方などで見られるものでしたが、芽が出ないことや散らばらないことや拾って食べることに抵抗がないということで多くのメリットがあるので、それ以外の地方でも多く利用されるようになっています。

お面

お面は鬼のお面と福の神のお面を用意しましょう。

豆まきの正しいやり方

豆まきの正しいやり方を手順を追って紹介します。

  1. 豆をまく人を決める
    豆まきのやり方は一般的な家庭では、その家庭の主人が鬼のお面を被って鬼役をして、その他の人が豆をまくという豆まきのイメージになると思いますが、その方法は本来正しい方法ではありません。本来は豆をまくのは、その家の主人の役割となります。または年男、年女、厄年の人が豆まきをすることが縁起が良いとされています。現代では家族全員で行うイベントとして一般的になっているので、絶対に主人でなければならないということも無いので、家族全員でまいても問題ありません。
  2. 豆まきは夜に行う
    鬼は真夜中にやってくるとされているので、豆まきを行うのは夜が適しています。必ず家族全員で揃って行いましょう。
  3. 豆のまき方
    家の玄関や窓を開けて家の中から外へ向けて「鬼は外!」と豆をまき、鬼が戻ってこないように玄関や窓を閉めてから「福は内!」と部屋の中に向けて豆をまきます。玄関から遠い奥にある部屋から順に豆まきをして最後に玄関で豆をまきます。
  4. 豆を食べる
    全ての部屋で豆まきが終えたら、1年の厄除けを願って自分の年齢よりも1つ多い豆(数え年分)を食べます。これは年取り豆と呼ばれているもので、地方によっては豆を食べる数が、満年齢の数で食べるか年齢よりも2つ多く食べるなど地方によって考え方が異なります。慣れ親しんだ数の豆を食べることで問題ありません。

《 ポイント 》

  • 豆まきには正しいやり方があります。
  • 豆まきのやり方は、豆を準備して豆をまいて豆を食べるまでが豆まきの一連の行事となるので、正しい豆まきの方法で邪気を祓って厄払いをしましょう。

後片付けをラクにする豆まきのやり方

家族で豆まきをしてる様子

豆まきのやり方で何も準備をせずに豆をまいてしまうと片付けが非常に大変になってしまいます。

ここでは後片付けをラクにするための豆まきのやり方を紹介します。

豆をサランラップで包む

豆まきのやり方で炒った豆をそのまま投げてしまうと散らばってしまい片付けが厄介になってしまうだけではなく、床に散らばった豆を食べることに抵抗があると思います。

そこで豆を投げる前にサランラップで包んでからまくことで、散らばらない上に食べるときにも抵抗がなくなります。

落花生をまく

豆まきのやり方で使う豆を殻付きの落花生に変更してまくことで片付けがラクになります。

地方によっては元々落花生をまく地域もあります。殻付きの状態でまくことでサランラップで豆を包んだときと同様に片付けがラクになりますし、食べるときも殻を取り除くので抵抗なく食べることが出来ます。

レジャーシートや新聞紙を敷く

豆まきのやり方で豆まきをする場所にレジャーシートや新聞紙を敷いておくと豆を片づけるときに、レジャーシートや新聞紙ごと豆を集めることが出来るので便利で手間を省くことができ出来ます。

《 ポイント 》

  • 豆まきのやり方で豆まきで炒った豆をそのままの状態で部屋にまいてしまうと、家具の奥まで豆が入り込んで後片付けの手間が増えて大変になっていまします。
  • 豆まきのやり方で豆をサランラップである程度まとめて小分けの状態にしたり、まく豆を殻付きの落花生にしたり、まく前にレジャーシートを敷いたりして片付けの手間を減らす工夫をしましょう。

豆まきのやり方で注意すること

節分の豆と鬼のお面イラスト

豆まきのやり方に関して注意すべき点があるので確認しておきましょう。

マンションで豆をまくときの注意点

マンションにお住いで豆まきのやり方の注意点は、玄関の外は共有スペースになっているので、そこに豆をまいてしまうと同じマンションに住んでいる他の住人の方に迷惑となってしまうことがあります。

玄関の外に向けて豆をまくことを控えるか、豆まきをして豆を食べた後にしっかり豆が散らかったまま放置しないようにきれいに片づけましょう。

小さなお子さんがいる場合の注意点

豆まきのやり方の注意点で、小さなお子さんがいるご家庭の場合には豆に注意が必要になります。

豆は硬く丸いものなので奥歯が生えそろっていない場合には噛み潰すことができないため、喉の奥に豆の状態で飛び込んでしまうことになり、それを吸い込んでしまった場合には誤嚥事故が起こってしまう恐れがあります。

噛むことがまだできない場合は豆を与えないようにしましょう。

また、豆まきのやり方の注意点で、豆まきをした豆が部屋に落ちていた場合、知らぬ間に拾って口に入れてしまうこともあります。

ハイハイできるようになった赤ちゃんくらいの年頃は何でも口に入れたがるものです。家具の下などに豆が残っていないか確認してしっかり片づけるように注意しましょう。

《 ポイント 》

  • 豆まきのやり方で、注意しなければならない点もあります。
  • マンションにお住いで豆まきのやり方の注意点は、玄関の外は共有スペースとなるので、他の住人の迷惑になってしまうこともあります。
  • 豆まきのやり方の注意点で、小さなお子さんがいる場合には何でも口に入れたがってしまうので誤って飲み込んでしまうと器官に詰まってしまう誤嚥事故を起こしてしまうことがあるので、1粒の豆も片付け漏れのないように注意しましょう。

豆まきの由来

節分の豆と鬼のお面と恵方巻

豆まきのやり方や注意点はお分かりいただけたと思いますのでここでは、豆まきの由来について紹介します。

豆まきは節分に昔から毎年行われている行事ですが、節分とは何かご存じですか?また節分の日に豆まきをする由来や意味まで理解して豆まきをしていますか?

次の節分にはそれぞれの由来や意味を理解して豆まきをしましょう。

節分とは

節分はその漢字が意味している通り、季節の分かれ目を意味していて、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。

本来は年に4回あるのですが、季節の分かれ目の中でも冬と春の分かれ目の節分には、旧暦の立春に最も近い新月の日を新年としていたので、立春の節分は現在で言うところの大晦日として考えられています。

豆まきの由来と意味

陰陽道では新年との年越しとなる大晦日の節分の夜は、1年で最も陰から陽へと秩序が変わる日とされ邪気が入りやすい日となるため、昔からその日に豆まきで邪気を祓うという行事が行われています。

大豆には穀物の精霊が宿っていると考えられて、米に次ぎ神事で用いられていて米よりも粒が大きいため、邪気を祓う為には最適とされています。

魔の目に豆をぶつけ魔を滅する(魔滅)から豆に通じていて、豆をまくことで邪気の象徴とされる鬼を追いはらうと言われています。

京都の鞍馬山に鬼が出たときに毘沙門天のお告げで大豆を鬼の目にぶつけて退治したという逸話もあります。

また、豆まきに使用される大豆は炒り豆を使用します。豆まき用で市販されている豆は炒ってある豆が販売されていますよね?

これは生の豆を使用した場合、鬼にぶつけて祓っているので、そこから芽が出てしまうと縁起が悪いと考えられているためで、豆を炒ることが「射る」とも通じているため豆を炒るが魔目を射るとして考えられています。

《 ポイント 》

  • 節分は旧暦の大晦日にあたり、1年で最も邪気が入り込みやすい日とされ、その邪気を祓うという意味の行事となっています。
  • 魔の目に豆をぶつけ魔を滅する(魔滅)から豆に通じていて、豆をまくことで邪気の象徴とされる鬼を追いはらうと言われています。

運気が変わる豆まきのやり方

神社の鳥井

節分は旧暦で1年の始まりのとして重要な節目となります。風水で考えた場合立春の前日である節分の日は、この日を境にして運気が変わる日とされています。

節分の豆まきを風水的に捉えて運気を上げるものにするための正しい豆まきのやり方を紹介します。

豆まきをする前にやるべきこと

節分の豆まきをする前に運気を上げるための準備をしましょう。

掃除

運気を上げるためには家が汚れている状態では福が入ってこなくなってしまします。年末に大掃除をするように旧暦の新年を迎えるにあたって、同じように家の中をきれいに掃除しましょう。

豆の準備

豆まきに使う豆は邪気を祓うための大切なものです。豆まきに使う前に神棚がある家庭でしたら神棚に豆を供えておきましょう。

神棚が無いご家庭の場合は西か北を背にして東か南に向けて豆を置いておきます。豆まき用として市販されている豆はすでに炒った状態の炒り豆になっていますが、再度自分自身で改めて豆を炒りましょう。フライパンで軽く炒るだけで問題ありません。

神社に行く

節分の当日の豆まきをする前に神社にお参りに行きましょう。神社でお参りをして穢れを落とし身を清めてから豆まきをしましょう。

普段身につけているものをひとつ神社に納めてくることで、厄が落ちて悪い運気を一掃してくれると言われています。

豆をまく方角

豆をまくときには効果の高い方角があります。鬼がやってくるといわれる鬼門の方角である北東から行います。北東から南東へ南西から北西の順で豆をまいて鬼を封じます。

多くの神社でこの順で豆まきが行われています。

《 ポイント 》

  • 節分は旧暦の大晦日にあたり運気が変わる日とされています。
  • 豆まきに風水を取り込むことで運気を上げることが出来るので、積極的に取り入れて運気アップにつながるようにしましょう。

最後に

節分の豆と鬼のお面

今回は豆まきの正しいやり方や後片付けをラクにするコツや注意点から豆まきの由来に関して詳しく紹介しました。

豆まきは昔から行われている行事なので、深く考えずイベントとして実施していた方も少なくないと思います。

豆まきの由来を知って豆まきをすることで大切な行事ということが理解できるので、その意味を理解した上で家族を思い豆まきは正しいやり方で、するようにしましょう。

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