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家に出るネズミの習性
家にネズミが発生しないようにするには、ネズミの習性を知っておくことも大切です。家に出るネズミは大きく3種類に分かれます。
- トブネズミ:下水のまわりや河川、キッチンなど湿った場所を好み地下鉄や地下街にも姿をよく見せると言われています。
- クマネズミ:建物内に潜み上り下りが得意なためビルや天井裏などを好むそうです。
- ハツカネズミ:小さく様々な環境で生息しますが温かな場所を好み、室内では家具の隙間などによくいます。
そして、種類に関わらず家に出るネズミには次のような特徴や習性があると言われています。
- 夜行性ですが温暖な場所では昼間に姿を現すこともあるそうです。
- 飢えに弱く1日に体重の30%程度のエサを食べないと死んでしまうそうです。
- 集団で住みながらなわばりをもっているそうです。
- 跳躍力があり、かじる力も強いと言われています。
- 超音波を使ってコミュニケーションをとっていると言われています。
家にネズミが発生してしまう『NG行為』4選
1.食べ物を放置している
ネズミは小さな体でも運動量が激しく飢えにも弱いため、あらゆるものを食べる特徴があります。人間やペットの食べ残し、穀物、野菜、果物、生ゴミ、昆虫などを食べる雑食です。
そのため、食べ物を放置したりキッチンや室内の床の上に食べかすや調味料が落ちているとエサを求めて家の中に入ってきます。プランターの有機肥料や球根まで食い尽くすと言われています。
忘れがちなのが仏壇のお供え物です。家の中に食べかすやゴミが放置されていなくても、仏壇や神棚にお供え物を置いたままにすると狙われやすいそうですので、夜には片付けるようにしましょう。
2.蓋付きのゴミ箱を使わない
生ゴミなどもきちんと口をしめて蓋付きのゴミ箱に捨てるようにしましょう。食べ物があることが分かるとエサを求めて外から家の中に入ってきますので、ゴミ箱に捨てる場合も生ゴミや食べ残しをそのまま捨てるのは控えましょう。
3.家を片付けない
ネズミの寿命は1~3年と短いのですが、その間に子孫を残すため1年間で数回出産することが多いそうです。出産をするためにも巣作りは必要のため、家の中や周りにあるもので巣をつくる材料にするため持ち出していくそうです。
- 段ボールや新聞紙
- ティッシュペーパーやトイレットペーパー
- ビニール袋
- 断熱材
- 衣類や布団類
- 枯れ葉や落ち葉、小枝
- 家の周りにある廃材
これらは巣作りの材料として好むそうですので、不要な紙類の放置はしないようにしましょう。
また、ネズミは歯がどんどん伸びるので、かたい物を噛むことで歯を削るそうです。そのため、プラスチック製の収納ケースや木製のタンスなどもかじって穴を開けて、中の物を引き出すこともあるそうです。
4.隙間が多い
環境が適していなくても隙間が多いと家の中に入ってくるそうです。エアコンの排水ホースの隙間や屋根の隙間などからも侵入してきますし、小さな穴があればかじって穴を広げることもあるそうです。
壁のひび割れや屋根の隙間などにはパテを塗ることや、床の通風口部分には金網や金属たわしを取り付けることが対策として有効のようです。
最後に
家にネズミを発生させないためには、ゴミやモノを放置しないことや蓋付きのゴミ箱を使う、などが有効です。ですが、隙間を埋めることは素人では限界があるでしょう。
実際、施工不備のない新築の家でもネズミは出ることがあるそうです。対策をしても家でネズミが発生する場合は専門の業者の力を借りて駆除・対策を行うのが安心です。