ディルの代用はスーパーで買える!代用品と使い方からレシピまで

ハーブを使ったパンケーキ

ディルの代用は、スーパーで簡単に手に入ります。ディルが売られているお店って、身近にはあまりないかもしれません。そんなときは、ディルの代用となる優秀な食材を使ってみましょう。ディルは料理のスパイスとして使われるハーブの一種です。葉や茎には甘味と爽やかな香り、種には刺激的な香味があります。そんなディルにも似た、代用となる食材を5つご紹介します。ディルや代用品の使い方とおすすめレシピもぜひご参考ください。

ディルの代用5選

木製の器具とハーブやスパイス

常備されることの少ないディルですから、今ご自宅にあるもので代用できないかと、考えることがありますね。ディルを買いに行ったけれど売られておらず、何か代用できるものはないかと、スーパーの中を探して回ることもあるかもしれません。

そんなときにおすすめのディルの代用品となる食材を5つご紹介します。どれもスーパーで簡単に手に入る食材ですし、今ご自宅に常備されている可能性も高いです。

1.ディルがないときは「パセリ」を代用する

麻紐で束ねたパセリ

料理の飾りつけに使われることの多いパセリですが、鮮やかなグリーンが料理の見た目をより華やかにしてくれますよね。

飾りつけとしてのイメージが強いせいか、実際にパセリを口にする人は少ないものです。食べてみると、独特な風味が口の中いっぱいに広がり、苦手だなと感じてしまう人も多いようです。

しかし、パセリは飾りつけに使われるだけの名わき役ではありません。ディルの代用として、メイン食材として活躍することだってできるんです。

パセリは、古代ローマでハーブとして利用されていた二年草です。栄養価が高く、肌荒れの改善・免疫力の向上・食欲の増進・貧血の防止・風邪の予防などに効くとされています。

独特な香りと苦味を持ち、肉や魚と臭みを消してくれる効果があります。肉料理や魚料理を作るとき、ディルの代用として使用してみてはいかがでしょうか。

2.ディルがないときは「タイム」を代用する

布のバッグに入ったタイム

タイムは自宅でも育てることができるため、ベランダ菜園でも人気の食材です。初心者の方でも簡単に育てることができる、タイムの栽培キットが売られていることもあります。

タイムの香りにはリラックス効果が期待され、アロマオイル(精油)としても人気が高いハーブですよね。独特なツンとして風味があり、ディルの風味ともよく似ています。品のある香りで、肉や魚の臭みを消してくれる効果があります。また、ディルの代用品として、野菜料理にも卵料理にも合わせやすいです。

タイムが売られているときは、そのほとんどが乾燥された葉です。実は、乾燥されたタイムと生のタイムとでは、香りに違いがあります。乾燥されたタイムは、落ち着いた香りがし、甘さを感じることができます。

一方で、生のタイムは、ツンとして爽やかさを感じる香りです。ディルの代用としては、手に入れやすい乾燥のタイムが良いのではないでしょうか。

3.ディルがないときは「ローレル」を代用する

ガラスのボウルにローレル

あまり馴染みのない名前だな…と思われたでしょうか。ローレルには他にも呼び方があり、みなさんが馴染みのある名前には、ローリエや月桂樹があるのではないでしょうか。

日本語では月桂樹、英語ではローレル、フランス語ではローリエと呼んでおり、全て同じハーブです。統一されていないため、売り場で探して見つからなかった、なんてことの多いハーブでもあります。

ディルの代用としては、肉や魚の臭みを消してくれる効果があります。また、料理の香りづけとしても人気が高いです。

ローレルをディルの代用として使う場合には、肉料理や魚料理はもちろん、野菜スープや煮込み料理との相性も抜群に良いです。料理のスパイスとして使用する場合には、乾燥された葉を使用します。

生の状態で売られているローレルを見かけることがあるのですが、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させれば、スパイスとして使用することができるようになります。

4.ディルがないときは「コリアンダー」を代用する

コリアンダーの葉と種

コリアンダーと聞いて、どんな食材なのか思い浮かべることができなかったという方もいらっしゃるでしょう。では、パクチーではどうでしょうか。まだ食べたことはないけれど聞き慣れた名前だ、という方も多いのではないでしょうか。

ディルの代用として、コリアンダー(パクチー)もおすすめできます。

コリアンダーは、かなり歴史の古いスパイスです。紀元前1500年代の医学書には、コリアンダーを使った料理が掲載されているようです。独特でクセの強い香りが、ディルの代用としておすすめできる理由です。

パクチーと聞くと、緑色の葉を思い浮かべるかと思います。実は、古くからスパイスとして使用されてきたのは、種でした。独特でクセの強い香りを持つ葉とは違い、柑橘類のような爽やかな香りと甘味、かすかに感じる辛味がくせになります。

ディルの代用として種を使用する場合には、よく熟したものを使用すると良いです。

5.ディルがないときは「大葉」を代用する

重ねられた大葉(青じそ)

大葉(青じそや赤じそ)は、香りが豊なことから薬味として使われることの多い食材です。ディルの代用として、最も手に入れやすいですし、青じそであれば、近所のスーパーでも一年中売られています。

生で売られていることがほとんどですが、生の大葉を買ってきて、ディルの代用として使いやすいように、乾燥の大葉を作ることも可能です。また、乾燥させておくことで、1ヶ月ほど保存しておくことができます。

大葉を乾燥させる方法

  1. 耐熱皿にキッチンペーパーまたはクッキングシートを敷きます。
  2. 大葉を並べて、電子レンジ(600W)で3分加熱します。
  3. 手で軽く揉んで粉々にします。
  4. 乾燥させた大葉の粉末の出来上がりです。

ディルの代用品の使い方とレシピ

じゃがいもにディルとバターを乗せた

ディルを使ったおすすめレシピをご紹介します。もちろん、ディルがなくても作ることができます。先にご紹介したディルの代用品をお好みで選び、作ってみてください。

手軽に作れて簡単!「大根とはちみつのマリネ」

材料

  • ディルまたは代用品:適量
  • 大根:半分
  • はちみつ:大さじ1
  • レモン:半分
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 白ワインビネガー(他の酢でもOK):大さじ1
  • 塩:少々

作り方

  1. 大根の皮をむき、5mm角に切ります。
  2. 切った大根に塩をふり、3分おきます。
  3. 大根の水気をしっかり絞ります。
  4. 大根をボウルに入れ、レモンを絞ります。(レモンの皮を切って入れても美味しいです。)
  5. ディルまたは代用品をお好みに切って入れます。
  6. はちみつ、オリーブオイル、白ワインビネガーを入れて混ぜます。

大根とはちみつのマリネのできあがりです。ディルの代用には、甘さが感じられるタイム(乾燥させた葉)がおすすめです。作ってすぐに食べても良いですが、一晩寝かしてから食べるとより香りも高くなります。

お酒のお供にも!「スパイシーな枝豆」

あともう一品ほしいなというとき。お酒のおつまみを作りたいとき。ディルまたは代用品を使った、スパイシーな枝豆をおすすめします。

材料

  • ディルまたは代用品:適量
  • 枝豆(茹でたもの、もしくは、塩味の冷凍でもOK)
  • 塩:適量
  • コショウ:適量
  • オリーブオイル:大さじ1
  • ニンニク:適量

作り方

  1. ニンニクをみじん切りにします。
  2. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクを炒めます。
  3. さらに、さやのままの枝豆を入れ、炒めます。
  4. ディルまたは代用品を入れ、塩とコショウで味を整えます。

スパイシーな枝豆のできあがりです。ディルの代用品には、ローレル(乾燥させた葉)がとくに合います。

最後に

白身魚とハーブの料理

ディルの代用には、

  • パセリ
  • タイム
  • ローレル
  • コリアンダー
  • 大葉

この5つをおすすめします。

生のものは、野菜コーナーや生鮮食品売り場で見かけることがあります。乾燥させたものは、調味料コーナーで見かけることがあります。

ディルの代用品としてハーブが使われることがほとんどで、肉料理や魚料理と合うことから、肉や魚の売り場の近くで見かけることもあります。

店員さんに声をかけると、すぐに見つかります。もしかすると、ディルも売られているかもしれません。なければ、ぜひ代用品をご参考ください。

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