目次
洗濯物の生乾き臭の原因
雑菌の繁殖
生乾きの洗濯物が臭う一番の理由は雑菌です。雑菌は、洗濯物が水分を含んだまま、しっかり乾いていない状態が続くことで繁殖し、雑菌が繁殖することで、生乾き特有の臭いが発生します。そして、高い湿度や汗などの皮脂汚れがしっかりと落ちていないと、さらに雑菌が発生しやすくなります。
風呂の残り湯を使っている
風呂の残り湯には雑菌が多く含まれているので、洗いもすすぎも風呂の残り湯を使うと、生乾き臭が発生しやすくなります。風呂の残り湯を使う時は、「洗い」だけにして、「すすぎ」は水道水を使うようにしましょう。
干すときに風通しが悪い
洗濯物を干すときに、洗濯物同士が近すぎたり、詰めて干したりすると、風通しが悪くなり雑菌が発生しやすくなります。できるだけ洗濯物の表面積が、外気に触れるように干すことが大切です。通気性をよくしながら干さないと、生乾き臭の原因となるので、ハンガーなども細めより太めのほうが、内側の部分の風通しがよくなるのでおすすめです。
洗濯物の量が多すぎる
洗濯機に入れる洗濯物の量が多いと、洗剤が行き届かず、汚れがしっかりと落ちません。皮脂汚れや雑菌がついたままになることは、生乾き臭の元となるため、洗濯を回すときの量は、洗濯槽の8分目程度におさえましょう。
洗濯物の生乾き臭を消す6つの方法
①酸素系漂白剤で浸け置き洗い
酸素系の漂白剤に浸け置きして洗うと、除菌効果があるので、雑菌の発生を防いでくれます。ただし、酸素系の漂白剤であっても、衣類を洗う時は色落ちしないか、事前にチェックすることをおすすめします。タオルなどに漂白剤を含ませ、衣類の目立たない隅のところにこすりつけ、数分後にすすぎ色落ちがないか確認しましょう。
②部屋干し用洗剤を使う
最近では酸素系漂白剤が含まれている、部屋干し用洗剤があります。このような洗剤を使うことで、汗や皮脂汚れをしっかりと除去でき、生乾き臭をおさえることができます。
③重曹を入れる
重曹には消臭効果があるため、洗濯の時に重曹を使うことも、生乾き臭をおさえるのに効果的です。40度くらいのお湯を洗濯槽にためて、水量10リットルに対し重曹を大さじ1杯程度溶かします。あとはいつも通り洗剤をいれて洗濯をします。消臭効果の他にも、重曹には生乾き臭の原因となる皮脂汚れを落としやすくしてくれる効果がある、と言われています
④脱水後はすぐに干す
脱水後に洗濯物を早く洗濯槽から出しましょう。置きっぱなしにすることで、衣類はどんどん雑菌が繁殖します。そして、洗濯槽の中も雑菌やカビが発生してしまうので、脱水後はすぐに干すように心がけてください。
⑤扇風機をあてて乾かす
洗濯物を干すときに風通しをよくすることで、雑菌の増殖をおさえられます。風通しのよい場所に干すのが理想的ですが、難しい場合は、扇風機を使って風を当てて乾かすと、湿気が飛び、生乾き臭を消すことができます。
⑥乾燥機やアイロンを使う
乾燥機やアイロンの高温で、菌を減菌させることがでます。生乾き臭対策として、乾燥機で手早く乾かしたり、アイロンで消毒殺菌したりするのもよいでしょう。
洗濯物の生乾き臭の予防対策
洗濯槽を除菌する
洗濯槽のタンク内が、カビや雑菌が繁殖していると、洗濯物にも雑菌が移り、生乾き臭の原因となります。洗濯槽の中は定期的に掃除をして、除菌をしておきましょう。
濡れた洗濯物を放置しない
雑菌は、湿気を好みます。汗で湿っている服や、濡れたタオルを何日もそのまま放置すると、通気性の悪い洗濯かごの中で、雑菌がどんどん繁殖していきます。濡れている洗濯物を、そのままか洗濯かごの中で放置はやめましょう。
洗濯機のふたはしばらく閉めない
脱水後に洗濯機のふたをしばらく閉めないことで、洗濯槽の中の湿気がこもるのを軽減できます。湿気により洗濯槽の中でカビが発生しやすくなるので、洗濯機のふたはしばらく閉めないでおくと良いでしょう。
まとめ
生乾き臭の原因は雑菌なのですね。雑菌は、湿った洗濯物を放置することで、どんどん繁殖するようです。洗濯かごに使った直後の濡れたタオルや、湿った衣類を置きっぱなしにするのは控えましょう。除菌ができる部屋干し用洗剤を使ったり、乾燥機やアイロンで殺菌したりするのもよいですね。