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食洗機には洗える食器と洗えない食器がある
食洗機は高温で洗浄から乾燥までおこなうため、手洗いより衛生的であるのが特徴で、陶器・磁器・ガラス製の食器はほとんど洗えることができます。ただし、中には洗えない食器もあり食洗機を使うことで破損や変形、変色することもあります。食洗機で洗えない食器を見分けるポイントは
- 水圧や水流の噴射に耐えられる重さや大きさがあるか
- 食洗機専用洗剤の成分に反応しないか
- 90℃以上の高温に対して耐熱性があるか
などです。洗えない食器を入れることは、食洗機本体のトラブルにつながることもあるため、気を付けましょう。
食洗機で洗ってはいけないNGな食器9選
1.強化ガラス製の食器
強化ガラスは車の窓などに使われるガラスで、熱が加わった時に割れないよう丈夫さを強化したガラスです。そのため熱には強くなっていますが、小さなキズやガラス内部にある小さな異物が原因で、急激な温度変化によって突然破損する恐れがあるのも特徴です。
破損するとガラスが粉々になって飛びちる恐れもあるため、誤って食洗機で洗わないよう気を付けましょう。
2.軽く飛ばされやすいもの
プラスチック製の容器やスプーンなど、軽くて飛ばされやすい小物をそのまま食洗機に入れるのはNGです。
噴射や水圧でヒーターカバーに落ちて、発煙や焦げ、変形の可能性、機器本体の故障にもつながります。軽い小物類を入れる時は、付属されている専用のホルダーや専用かごなどを利用しましょう。
3.キズやひびのある割れやすい食器
キズやひびの入った食器は食洗機に入れると割れる恐れがあるためNGです。ひび割れ模様のある食器も、同じく割れる恐れがあるため避けましょう。
4.クリスタルグラス
クリスタルグラスには鉛が含まれているため、食洗機用洗剤のアルカリ成分で表面が白く曇ってしまうそうです。また、噴射による洗浄で表面に沢山の小さなキズが付くこともありますので食洗機は使えません。
5.木製・竹・とうの食器
木でできた食器やカトラリーは高温の熱によって塗装がはがれたり、ひび割れの恐れがあるためNGです。柄の部分だけが木製の食器の使用も避けましょう。
6.熱に弱い食器
耐熱温度の表示がないプラスチック製の食器などを食洗機で洗うことはできません。60℃以上の表示があるものは「節電コース」など温度の低いコースで洗うことができますが、標準のコースで洗うと変色、くもり、変形の恐れがあるためNGです。
7.漆や金箔入りの食器
高温に弱い食洗機対応でない漆や陶の食器を食洗機で洗うのはNGです。表面が白濁したり、洗剤のアルカリ成分によって塗りがはげたりひび割れが入る恐れが高いそうです。
また、蒔絵入りのものは黒ずんでしまったり、素材によっては変形することもあるので気を付けましょう。金箔入りの食器や重箱、上絵付けの食器も同じ理由でNGです。
8.口の狭い食器
徳利や瓶など口が狭い食器は、水流が狭い部分に入り込めないためキレイに洗うことができません。
9.包丁やナイフは食洗機の機種によってはNG
包丁は食洗機の機種によっては使えないものもあります。包丁専用のセット場所がある機種では洗えますが、ない機種では落下の可能性もあるため洗えません。包丁の刃先の管理や柄の耐久性を守るためにも包丁やナイフを食洗機で洗うのはおすすめできないそうです。
専用の洗剤を使うことも大切!
食洗機には洗える食器と洗えない食器がありますが、使う洗剤にも注意が必要です。食洗機では、一般の台所用洗剤を使うのは絶対にNGです。食洗機専用の洗剤でないと、泡が大量に発生して水漏れや故障の原因となります。
また、重曹も成分が固まり動作不良や排水トラブルになる恐れがあります。洗えない食器や使ってはいけない洗剤には気を付けながら使いましょう。