包丁の『間違った使い方』4選!やりがちなNG行為から正しい使い方まで解説

こなな包丁の使い方、していませんか?

皆さんは毎日の料理の中で、包丁を正しく使えている自信はありますか。意外と間違った使い方をそのまま実践している人は多いです。そこで今回は、包丁の間違った使い方を正しい使い方のポイントを紹介していきます。間違っていた方は、ぜひ今日から使い方を見直してくださいね。

毎日使う包丁…正しく使えている自信はある?

包丁、正しく使えてる?

毎日料理をする際、当たり前のように使っている包丁ですが、皆さんは正しく包丁を使うことができていると胸を張って言えますか?小学生や中学生の頃、あるいはご両親から、包丁の使い方を習ったけれど、意外と忘れてしまっているという方も多いのではないでしょうか。

正しい包丁の使い方をしっかり学んだわけではないけれど、とりあえず独学でできているから問題ないと、間違った包丁の使い方を継続して実践している人は意外と多いものです。

正しく使えば料理上達への近道に!

間違った包丁の使い方をしていると、本来切りやすい食材が切りにくかったり、指を誤って切ってしまうなど怪我に繋がったりします。

反対に、包丁を正しく使うことで、食材を簡単に、上手に切ることができるようになり、料理の時短に繋がったり、面倒くさいと疎かにしていた新しいレシピへの道筋も開け、料理上達への近道にもなりますよ!

意外とやりがち!包丁の間違った使い方とは?

包丁の間違った使い方

では、意外とやりがちな包丁の間違った使い方とは、どのような使い方が当てはまっているのでしょうか。以下のような包丁の使い方をしている方は、今日から見直して、少しずつより包丁の使い方を上達させていきましょう!

1.単に上から落とすような切り方をしている

包丁で食材を切る際、真上から落とすように切る『落とし切り』ですべての部分を切っていませんか。野菜の根元や魚の頭など、硬い部分であれば落とし切りで問題ありませんが、単純に輪切りなどをする場合には、適していません。

基本的に食材を切る際は、押すように手前から切る『押し切り』か、引くように切る『引き切り』で食材を切っていきます。そうすることで、食材は力を入れずに簡単に切ることができますし、食材によっては繊維に沿って切ることができるため、食感が良くなります。

2.すべての食材に同じ切り方をしている

食材によって切り方を変える必要がある

先ほど『押し切り』と『引き切り』が基本だという話をしましたが、この2つの切り方に関しても、それぞれ適した食材があります。

例えば、野菜であれば、押し切りでトントンと軽く切っていった方が時短になります。切りやすいので、手を怪我する危険性も低くなります。

一方、魚や肉などは、多くの細胞膜があるため、押して切ってしまうとそれらが引きちぎられてしまいます。美味しく食べるためにも、また力を入れずに安全に切るためにも、魚や肉は引き切りが適しています。

3.食材を抑える左手の指を伸ばしたままにしている

こんな切り方は危険

小学校の調理実習などで習ったという人も多いと思います。包丁を扱う際に、最初に習う基本中の基本ですが、料理になれてしまうと疎かになってしまう使い方の1つでもあります。

食材を切る際、右利きの人は右手で包丁を持ち、左利きの人は左手で包丁を持つと思います。自分の利き手ではない方の手は、食材が動かないよう押さえるために使いますよね。その際、利き手でない方の手は、『猫の手』とも言われる関節を曲げた状態で抑えなければいけません。

指を伸ばしたまま食材を抑えていると、誤って包丁で指を切ってしまう恐れがあります。また、抑える際は、第一関節を包丁の側面に当てるようにして抑えることで、怪我をする心配がなくなります。

4.果物の皮を剥く時に包丁を動かしている

果物を切る時も注意

包丁は食材を切るだけでなく、皮を剥く際にも使用します。果物の皮を剥く際、利き手で包丁を持ち、もう片方の手で果物を持つ人が多いと思いますが、この時に包丁を動かして皮を剥いていませんか。

果物の皮は、包丁を持つ手を固定し、果物側を回すことで上手に切ることができます。包丁を持つ手を動かしてしまうと、上手く皮がむけなかったり、手を切ってしまう危険性が高まったりするので、間違った使い方は改めましょう。

ポイントを押さえて包丁の正しい使い方を再確認!

正しい使い方でトラブルを減らそう

最後に、改めて包丁の正しい使い方を再確認していきましょう。1つ1つのポイントを意識して行うことで、自然と包丁は正しい使い方ができるようになります。慣れるまでは、1つ1つ思い返しながら行い、徐々に自然と正しい使い方を身に着けられるようになりましょう。

  • 包丁を持たない方の手は関節を曲げて側面に当てる
  • 食材を切る際は、『押し切り』『引き切り』を活用する
  • 皮むきの際は、食材側(果物や野菜など)を動かす
  • 使用しない時は刃を自分とは反対側に向け、まな板の奥へ置く

これらの4つのポイントを押さえ、日々練習するだけでも、格段に包丁の使い方が楽になり、その分、料理の時短も叶いますよ!正しい使い方を意識し、日々実践することで上達していくので、少しずつ頑張っていきましょう!

包丁は正しく使って安全に料理を楽しもう!

<写真:377839489>

今回は、包丁の間違った使い方や正しい使い方を紹介してきました。包丁は間違って使うと怪我に繋がる恐れがありますが、正しく使うことで料理の時短にも繋がります。ぜひ今日から、正しい使い方を意識して料理を楽しんでくださいね。

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