カーテンの長さが足りない時の対処法!サイズを調整する方法とは

2種類のカーテン

カーテンの長さが足りない時の対処法をご存知ですか?引っ越しや模様替えをしたときにカーテンの長さが足りないという経験をしたことはありませんか?カーテンのサイズの長さを調整する方法はいくつかあるので紹介します。またカーテンの長さが長すぎてしまった場合、幅の長さが足りなかった場合も合わせて紹介するので参考にしてください。

カーテンの長さが足りない時の対処法

カーテンを取り付ける男性

カーテンの長さが足りない時にそのままカーテンを使用していませんか?

カーテンは長さが足りていないと室内の温度が屋外の気候に左右されてしまうので機能的に問題となってしまいます。カーテンの長さが足りない時の対処法はいくつかあるので紹介します。

対処法①:アジャスターを調整する

カーテンの長さが足りない時、最初に試したい対処法はカーテンのアジャスターフックを調整する方法です。

アジャスターフックとは、カーテンをカーテンレールに取り付けるためのフックで、上下にスライドさせることができます。スライドさせて1番上の部分にすると数cmカーテンを下げることができます。(逆に1番下にするとカーテンは上に持ち上がります。)

アジャスターを調整するこの方法が、他の道具を用意する必要がないのでまずはこの方法を試してみてください。

対処法②:カーテンフックを取り替えてみる

リング状のカーテンフックを使っている場合でカーテンの長さが足りない時は、カーテンフックを吊り下げ型のものに取り替えてみましょう。

吊り下げる長さの分カーテンを下げることが出来るので、見映えが悪くなってしまうことがないので、お好きなデザインの物を付けて楽しむこともおすすめです。

取り替えるのももったいないと考えるのでしたらゼムクリップを使ってカーテンフックを延長して使用することもできます。カーテンの重さを支えるため10cmほどあるジャンボタイプがおすすめです。

対処法③:裾にレースを付ける

カーテンの長さが足りない裾にレースを付けて長さを補う方法です。

レースは縫い代をごまかしやすいので、見た目もきれいに仕上げることができます。またレースにはさまざまなデザインがあるのでインテリアに合わせて選ぶのも楽しいです。

シンプルなレースを選べば上品に見えますし、フラワーモチーフのものを選べば可愛らしくなります。日光が入る場所でしたら光を通したときの模様がきれいなのでおすすめです。

対処法④:裾にフリンジを付ける

カーテンの長さが足りない部分にフリンジを付けて長さを補う方法です。

インテリアのデコレーションを楽しむつもりで、光沢のある素材のフリンジを付けてみたり、束ねられているタッセルタイプのものを付けて室内のアクセントになるようにしてみましょう。

対処法⑤:裾出しをする

長さが足りないカーテンの裾の部分を確認すると、ほとんどのカーテンは裾の部分に折り返し部分があります。この折り返し部分をほどいて裾出しすることでカーテンによりますが、5cm~10cm長さを伸ばすことが可能です。カーテンの持つ雰囲気を壊したくないと考えている時におすすめです。

折り返し部分をほどくときは、糸切りのリッパーを使用すると思いますが、糸切り作業のときにカーテンを傷つけてしまわないように注意してください。糸をほどくことができたら長さを調整してミシンで縫います。ミシンが無い場合はカーテンの裾上げテープがあるので、そちらを利用しましょう。

対処法⑥:裾に別布を継ぎ足す

カーテンの長さが足りない部分に別布を継ぎ足して長さを補う方法です。

可能な限り同じ色と素材で揃えることが理想ですが、同じものを揃えるのが難しい場合で長さが足りないカーテンが無地の場合は、同じ色の組み合わせでも異なる素材をあえて選ぶことで洋服をコーディネートするときと同じで良い雰囲気を楽しめます。

長さが足りないカーテンが柄物の場合は、柄で使用されている色の中で割合が高い色の別布を継ぎ足すと統一感が出るので綺麗にまとまります。

カーテンの長さが足りない場合の方法を6つ紹介しました。アジャスターの調整やカーテンフックの調整で長さを補う場合にはカーテンレール部分があまりきれいにまとめることができないので、カーテンレールカバーを使用してカーテンレールごと隠しましょう。お部屋の雰囲気に合わせて素材やデザインを決めることができます。

カーテンが長すぎる時の対処法

ミシン

カーテンの長さが足りない時とは逆に、カーテンが長すぎた場合の対処の方法もおぼえておくといざという時に役立ちます。

カーテンが長すぎた場合の対処法もいくつかあるので紹介します。

対処法①:アジャスターフックに交換して調整する

使用しているカーテンフックが金属製や長さを調整することができないタイプを使用している場合は、アジャスターフックに交換することでおよそ5cm程度の長さを変更することができます。

但し、カーテンを上げた時にカーテンレールに当たってしまう場合はこの方法を使うことができません。また、カーテンフックにはレールが見えるAタイプとールが隠れるBタイプが存在していて、Aタイプのほうが調整できる幅が大きくなります。

対処法②:カーテンの裾を安全ピンで止める

カーテンが長すぎた場合には、裾上げをして長さを調整することが見た目もきれいに仕上がるのですが、裾上げの際に1番簡単な方法が安全ピンで止める方法です。

裾上げしたい位置(長さ)を決めたらアイロンがけをして、折り目をしっかりつけたら数箇所を安全ピンで止めます。

この裾上げ方法は簡単ですが、時間の経過とともにアイロンがけをした折り目が浮いてきてしまいます。よって安全ピンで止める方法は一時的な処理方法と考え、時間がある時に安定感がある方法でやり直すことをおすすめします。

対処法③:カーテンの裾を裾上げテープで止める

安全ピンよりも確実に止める方法がカーテン用の裾上げテープを使用することです。

裾上げしたい位置(長さ)を決めたらアイロンがけをして、折り目をしっかりつけたら裾上げテープをつけてアイロンで接着したら完成です。この方法はアイロンがけができないカーテンで実施することができません。

対処法④:カーテンの裾を布用ボンドで止める

安全ピンや裾上げテープで裾上げするときと同じ手順で布用ボンドで止めるという方法もあります。

布用ボンドを使うと安全ピンで止めたときよりも止める間隔がなくなるのできれいに止めることができます。またアイロンが使えないカーテンでも裾上げをすることができます。

洗濯することも出来て裾上げテープと同じくらい貼り付けた部分が安定するので、簡単に裾上げしたい場合にはおすすめの方法となります。

対処法⑤:カーテンの裾を上げて縫う

普段の生活で裁縫をしない人にとっては難しい方法になってしまいますが、安全ピンや裾上げテープや布用ボンドを使用する場合と同じ方法で裾上げをしてミシンで縫います。

カーテンは長いので普段からミシンを使用していない場合は手こずってしまうかも知れません。また手縫いでも可能ですが仕上がりをきれいにするにはかなり難しくなってしまうのでおすすめできません。

《 ポイント 》

  • カーテンが長すぎた場合は、カーテンフックをアジャスターの付いているものに交換して長さを調整するか、裾上げをする方法がある。
  • カーテンの長さ調整の裾上げには安全ピン、裾上げテープ、布用ボンド、ミシンで縫うという方法があるので、自分でできる方法を選択して裾上げしましょう。

カーテンの幅が足りない時の対処法

カーテンを取り付ける手

これまでカーテンの長さに関する対処法を紹介しましたが、カーテンの幅が足りない場合の対処法もおぼえておくと便利です。

対処法①:カーテンのドレープをほどく

カーテンのドレープとはカーテンのひだになっている部分です。カーテンの場合はひだを作るために縫い付けられているので、その部分をほどいてあげることでカーテンの幅の長さが出せます。

端からほどいてしまうと取り付けたカーテンの端が垂れ下がってしまうので、端から何個目かのドレープをほどくようにしましょう。カーテンレールを付ける部分までほどくことで4cm程度カーテンの幅の長さが足りない時に伸ばすことができます。

対処法②:タペストリーを取り付ける

タペストリーとは、布製のおしゃれな掛け軸のようなものです。カーテンの幅の長さが足りない部分にタペストリーをカーテンレールに追加すれば目隠しの役割をしてくれますし、インテリアの一部になるのでおしゃれに魅せることができます。

対処法③:ブラインドを取り付ける

カーテンの内側(窓側)にブラインドを付けると目隠しの役割をしてくれるので足りない幅の長さをカバーすることができますし、遮光具合の調整をすることができます。冬になると室内の保温度も上がるので費用はそれなりに掛かってしまいますがオススメの方法です。

《 ポイント 》

  • カーテンの幅の長さが足りない場合は、カーテンのドレープをほどくか、タペストリーなどの違うものをカーテンの幅の長さが足りない部分に追加するか、カーテンの内側にブラインドを取り付ける方法で不足したカーテン部分を補います。

カーテンの長さを正しく測るときのポイント

カーテンレールを図る男性

カーテンの長さが足りない時や長すぎた場合の対処法を紹介しましたが、ここではカーテンの長さを正しく測る方法を紹介します。

カーテンの長さを正しく測るためにはメジャーと足場にできる脚立や踏み台を用意しましょう。カーテンのサイズは横幅と丈を計測すれば正しいサイズがわかりますが、いくつか注意ずべきポイントがあるので、実際に計測する前に確認しておきましょう。

ポイント①:幅を測る

カーテンの幅を測るときは窓ではなく、カーテンレールの幅を計測しましょう。カーテンレールの両端のフックを掛ける部分の穴から穴までの長さを計測します。この計測結果にに5%程度のプラスした長さがカーテンの横幅の適切な長さになります。

ポイント②:丈を測る(高さ)

カーテンの丈を正しく測るためには、幅を測るときと同じようにカーテンレールの端にある固定されたカーテンを掛ける部分から床までの長さを計測します。床までない腰高窓の場合は窓枠の下までの長さを計測しましょう。

床まである窓に付けるカーテンの場合は計測した床までの長さから一般的な厚手のカーテンの場合は-1cm、レースカーテンの場合は-2cmのものを購入するようにしましょう。

腰高窓の場合は窓枠が隠れる長さのカーテンをつけると見栄えは良くなるので、計測した長さに一般的な厚手のカーテンの場合は+15cm、レースカーテンの場合は+14cmのものを購入するようにしましょう。

《 ポイント 》

  • 適切なカーテンの長さを計測する場合は幅と丈を測りますが、幅は窓ではなくカーテンレールの長さを測ります。
  • その計測結果に5%ほど加えた長さが適切なカーテンの幅となり、丈はカーテンレールのカーテンを書ける部分から床までの長さを計測して-1cm、腰高窓の場合は窓枠の下までの長さを測して+15cmした長さが適切なカーテンの長さとなります。

最後に

カーテンを開ける夫婦

今回はカーテンの長さが足りない場合の対処法に加えてカーテンが長すぎた場合や幅が足りない場合の対処法や適切なカーテンの長さを測る方法を紹介しました。

カーテンは長さが合わない場合、カーテンの機能を活かせなくなってしまいます。カーテンは上手に調整して適切なサイズにすることで見栄えが良くなるだけではなく部屋を広く見せる効果もあるので正しいサイズでカーテンを使用しましょう。

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