目次
窓の寒さ対策の前準備
- 窓のサイズを測る
- 窓の掃除
窓からの冷気を遮断する方法8選!
窓の寒さ対策は、窓の下や横から入ってくる隙間風や冷気を防ぐために、カーテンや隙間テープや断熱シートなどの断熱材を使って、窓の下や横の隙間を塞ぐことが窓の寒さ対策のポイントです。
①断熱シートを使う
まずは断熱シートを使った窓の寒さ対策です。
断熱シートで保温したい場合は、なるべく厚めの素材のものを選ぶのが効果的です。しかし、分厚すぎる場合は窓から入る日の光が少なくなってしまうデメリットがあります。
もちろん、薄い耐熱シートもあります。しかし薄い分、保温効果は低めと言えます。
厚めのものとは逆で、薄めの断熱シートはすっきりとしたデザインが多く、インテリアの邪魔になりにくいのが特徴です。日の光を透かしてくれるため、明るい部屋にしたい場合は薄い断熱シートを選ぶのも選択肢ではあります。
用意するもの
- 断熱シート(水貼りタイプ)
- 霧吹き
手順
- ガラスの掃除
室内側のガラスについているホコリや皮脂などの汚れをきれいに落とします。 - 断熱シートのカット
事前に測った窓のサイズに合わせて断熱シートをカットします。または、窓ガラスに断熱シートを当てて貼る位置を確認し油性ペンで印をつけ、印の通りシートをカットします。 - 水を霧吹きする
ガラスの表面にたっぷり水を吹きかけます。 - 断熱シートを貼る
窓ガラスの上部に断熱シートの角を合わせてゆっくり押し当てながら貼り付けます。粘着性が弱くなった場合は、水を吹きかけながら貼りましょう。 - 乾燥するまで放置
貼り付け終わったら完全に乾くまで放置します。乾いて完全に密着されていれば窓の寒さ対策の完了です。
耐熱シートは窓の寒さ対策以外のメリットも!
窓に断熱シートを張るメリットは、寒さ対策の他にもあります。それは、結露の防止に繋がることです。家の中と外に温度差があると窓は結露してしまい、カビの原因になったりするのですが、それをある程度防げます。また、部屋の熱を逃がしにくくなるため、電気代が安くなる可能性もあります。
②隙間テープを使う
隙間テープは窓の隙間を埋めるためのもので、隙間を埋めることで外からの隙間風や冷気を遮断する効果があります。100均ショップで入手できて、簡単に貼ることができるので窓の寒さ対策に人気があります。
用意するもの
- 隙間テープ
手順
- サッシをきれいにする
汚れがあると隙間テープが上手に貼ることができませんのでホコリや汚れをすべて取り除きましょう。また汚れの上に隙間テープを密着させるとカビの原因にもなりますので必ずきれいにしてください。 - テープの開閉テスト
一部に隙間テープを貼って窓がきちんと開け閉めできるかをテストしましょう。 - サッシ部分に貼る
まずは窓のサッシ部分に隙間テープを貼り付けます。窓の隙間から入る冷気の多くは窓の下から入ります。外気の約40%がサッシから入ってきていますので、サッシ部分の隙間を埋めましょう。 - 窓枠に貼る
どこから外気が入っているか、窓枠をチェックしましょう。隙間がわかったらその部分に隙間テープをはります。
③プチプチ(気泡緩衝材)を使う
プチプチは梱包際の緩衝材として使用されていますが、断熱効果にも優れています。梱包用だけでなく窓用のプチプチも販売されています。また、こちらも100均ショップで入手することができます。
用意するもの
- プチプチ
- メンディングテープ
- 両面テープ
手順
- 窓のサイズにプチプチをカットします。
- 窓の上下左右にメンディングテープを貼り、その上から両面テープを貼り付けます。
- プチプチの凹凸で突起がある面を窓に張ります。
プチプチの突起がある面を窓側に貼り付ける理由は、プチプチの凹凸と窓の間に空気の層ができることで熱を逃がさない効果がありますので、断熱効果も高くなります。なお、メンディングテープは両面テープの剥がし跡を防ぐためのものです。
④スタイロフォームで対策
「スタイロフォーム」という断熱材があります。ホームセンターで購入でき、希望の長さにカットしてもらうことができます。窓の室内側にセットしますので窓を開け閉めする度スタイロフォームを外す必要がありますので窓の開閉が少ない場所に向いています。スタイロフォームは安くて断熱効果が高いです。
用意するもの
- スタイロフォーム(厚さ50mm程度)
- 両面テープまたはマグネットシート
手順
- 貼り付け準備
マグネットシートを使用する場合は、マグネットシートをスタイロフォームに貼り付けます。両面テープを使用する場合は、サッシの下、左右に両面テープを貼り付けます。 - 設置
スタイロフォームを室内側の窓の下にセットします。
事前に窓の幅を計ってスタイロフォームのサイズを決め、ホームセンターでカットしてもらいましょう。スタイロフォームの幅は、窓枠の幅を含めた長さにするのがポイントです。横の隙間を塞ぐことができます。
⑤プラダン(プラスチックダンボール)を使った窓の寒さ対策
プラダン(プラスチックダンボール)を室内側の窓に立てかけることで隙間風を防ぎます。プラダンは半透明で光を通すメリットがあります。また完璧にセットできると結露を防ぐ効果もあります。サイズは小さいですが、100均ショップで販売されています。
用意するもの
- プラダン(プラスチックダンボール)
- カッター
- 両面テープまたはマグネットシート
手順
- プラダンを窓のサイズに合わせてカットします。
- マグネットシートを使用する場合は。マグネットシートをプラダンに貼り付けます。両面テープを使用する場合は、サッシの上下左右に両面テープを貼り付けます。
- プラダンを立てかけて貼り付けます。
事前に窓の幅を計ってプラダンのサイズを決め、ホームセンターでカットしてもらいましょう。プラダンの代わりにポリカプラダン(ポリカーボネイト)を使うこともできます。ポリカプラダンはプラダンに比べて強度や耐熱性に優れていますが価格は高いです。
⑥断熱カーテンを使う
断熱カーテンの生地には種類がいろいろあります。
- 遮光カーテン
- 生地を高密度に織り込んだカーテン
- 完全遮光カーテン
- 裏側に特殊コーティングをして、生地の織り込みの隙間を完全に埋めたカーテン
- 二重遮光カーテン
- 遮光カーテンの裏地にもう1枚遮光カーテンを縫いつけたカーテン
⑦ビニールカーテンを使う
窓とカーテンの間にビニールカーテンを吊るします。ビニールカーテンで窓からの冷気を遮断することで窓の寒さ対策になります。ビニールカーテンは左右2枚に分かれているものでは無く、横一列の1枚ものを使うことがポイントです。
⑧サッシの隙間を埋める
窓のサッシの隙間からも冷たい空気が入ってきますので、いらないスポンジ、新聞紙、布、タオルなど、サッシの隙間のサイズに合わせてカットし、隙間を埋めてすきま風を防ぎます。隙間テープと同じですね。
窓の寒さ対策での注意点
劣化したらすぐ交換する
プチプチなどの耐久性が低い断熱グッズが劣化した場合は、断熱効果が薄くなりますのですぐに新しいものに貼り変えましょう。
両面テープの剥がれ残りに注意
断熱材を両面テープで貼り付ける場合、両面テープを剥がしたときに剥がし跡が残ってしまい見た目が汚くなります。両面テープの剥がし跡を防ぐためにメンディングテープなどの使用をおすすめします。メンディングテープを先に貼り、その上に両面テープを貼りましょう。
リフォーム業者に依頼するのも対策の一つ
窓の寒さ対策としてリフォーム業者に依頼することができます。
- 断熱ガラスの入れ替え
- 内窓の設置
- 二重サッシの導入
などのサービスがあります。外窓設置のリフォームの場合、5万円くらいからできるようです。リフォーム業者によってサービス内容や価格が異なりますので、1社ではなく数社から見積もりを取りましょう。
コスパの良い対策はプチプチ!
窓の寒さ対策はどの方法が良かったですか?コストパフォーマンス的には隙間テープとプチプチですね。窓の寒さ対策が完了したら窓に手をあててみて冷気がなくなれば成功です!またしっかり遮断されていれば窓の結露がなくなるようです。窓の結露がなくなれば雑菌やカビの繁殖も抑えられて一石二鳥ですね。私の寒さ対策は隙間テープですが、これだけでも十分冷気を防げますよ。