食べてはいけない『なす』の特徴5選

2本のなすと輪切りにしたなす

1年を通して手に入りやすいなすは、さまざまな家庭料理に大活躍します。しかし、多くの料理に使えるからと大量購入してしまうと、気付けば腐っていたということも…。今回は、食べてはいけないなすの特徴を解説していくので、このような『なす』にはご注意ください。

和食から中華まで!幅広い料理に活躍する『なす』

竹ざるの上の新鮮ななす

スーパーなどで1年を通して常時見かけるなすは、なすの煮浸しなどの和食はもちろん、麻婆なすなどの中華料理にも多く使われる食材です。そのため、まとめて購入し、冷蔵庫にストックしているというご家庭も多いのではないでしょうか。

1年中お店に並べられているなすですが、なすの旬は6月から9月にかけての初夏から初秋です。この時期に販売されているなすは、特に美味しく食べられるので、ぜひ積極的に取り入れたいですね。

なすの賞味期限はどのくらい?正しい保存方法は?

収穫したてのみずみずしいなす

多くの料理に活躍する上、1年中手に入りやすいなすですが、皆さんはなすの賞味期限がどのくらいであるかご存知でしょうか。実は、なすの賞味期限は購入してから3~4日ほどです。この保存期間を過ぎてしまうと、味の質が落ちてしまうので、早めに食べきるようにしましょう。

なすの正しい保存方法は?

では、なすを保存する際、どのような方法で保存するのが正しいのでしょうか。実は、なすの適温は10~12℃と野菜の中では高めです。そのため、冷蔵室に保存してしまうと低温障害を起こし、傷みが早くなってしまいます。

しかし、常温保存は推奨できません。したがって、冷蔵庫の中でも温度が高い『野菜室』で保存するのが適切です。では、なすを野菜室で保存する場合、どのように保存するべきなのでしょうか。

  1. 濡らしたキッチンペーパーで包む
  2. ポリ袋などの保存袋に入れて野菜室で保存

なすは全体の9割以上を水分が占めている野菜です。そのため、水分が損なわれてしまうとシナシナになってしまい、食べられなくなってしまったり、傷みが早くなってしまいます。水分不足を防ぐために、濡らしたキッチンペーパーで1本ずつ包んでから袋に入れましょう。

この方法で保存することで、3~4日過ぎても新鮮に食べることができ、1週間ほど日持ちさせることができます。

できるだけ長持ちさせたいなら冷凍保存もあり!

1週間以内に食べきることができない、できるだけ長持ちさせたいという場合は、冷凍保存する方法もあります。冷蔵保存に比べると新鮮さや味が落ちてしまいますが、約1ヶ月と長持ちします。冷凍保存の方法は以下の通りです。

  1. 使いたいサイズに切ったなすを水に10分ほど浸ける
  2. アクを抜いたら水分を拭き取り、フリーザーバッグに入れて冷凍保存

フリーザーバッグなどの冷凍保存用の袋に入れる際は、なるべく重ならないように入れ、密封する際は、しっかり空気を抜いておきましょう。

食べてはいけない『なす』の特徴5選

黒い背景の中の1本のなす

正しく保存していても、長期間放置していれば、なすは腐ってしまいます。では、区さてしまったり傷んでしまった食べてはいけないなすには、どのような特徴が現れるのでしょうか。

1.ヘタ部分にカビが生える

皿にのっているヘタの部分がカビているなす

まず、なすのヘタ部分カビが生えている場合、保存方法が間違っているか、長期間放置してしまっているため、傷んでいる可能性が考えられます。

カビが生えている部分を取り除くことで、他の部分が食べられる可能性もありますが、ヘタにカビが生えていることで、カビから発生した雑菌がなす全体に繁殖している恐れがあります。無理に食べず、長期間放置してしまったなすは廃棄しましょう。

2.皮が紫から茶色に変色する

傷みかけているなす

通常、なすは皮の色が紫です。しかし、傷みが進行していくと、徐々に紫色から茶色に変色していきます。一部分であれば、その部分だけを取り除けば食べられますが、茶色い部分が広範囲に拡がっている場合は、腐敗が進行している恐れがあるので食べないようにしましょう。

3.触るとぶよぶよと柔らかくなっている

劣化してきた1本のなす

9割以上を水分が占めているなすは、腐敗が進むと水分が中から漏れ出てくるため、触ると本来の硬さがなくなり、ぶよぶよと柔らかくなってしまいます。触ったときに違和感を感じるようであれば、無理に使わず捨てるか、一度切って中身を確認してみましょう。

4.ぬめり気がある

前述したように、腐敗が進むと水分が中から漏れ出てきます。さらに、その水分にはぬめり気がふくまれていることがあるため、腐敗したなすを触ると、ぬめぬめと深いな感触となっていることがあります。

正常ななすはぬめり気がないので、冷蔵保存していたなすを取り出す際、ぬめぬめとした感触がある場合には、食べずに廃棄しましょう。

5.実が黒くふやけている

皮やヘタに異常がなく、包丁をなすに入れた際、中の実が黒く変色していたり、ぐちゃっとふやけている状態になっている場合は、すでに実が腐っている可能性が高いです。見た目もあまり良くないので、食べずに捨てる人が多いでしょう。

また、ぐちゃっとふやけていなくても、種の部分が黒く変色している場合も同様です。腐敗が進行しているサインなので、健康面を考え、無理に食べないようにしましょう。

腐ったなすは腹痛の原因に…食べずに廃棄して

お腹を痛そうにしながら横になっている女性

今回は食べてはいけないなすの特徴を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。腐ったなすを食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐といった症状を引き起こす恐れがあります。体調不良を引き起こさないよう、腐ったなすは食べずに廃棄しましょう。

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