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日本の発酵食品『納豆』は栄養満点!
日本食の代表と言っても過言ではない納豆は、ネバネバと糸を引く食感が楽しい栄養満点の食材です。日持ちがする食品なので、多くの納豆を家の冷蔵庫にストックし、毎朝家族で食べているというご家庭も多いでしょう。
納豆を食べることで得られる効能
納豆には多くの栄養素が含まれています。実は、人間が生きる上で必要な栄養素は、『たんぱく質』『脂質』『炭水化物』『ビタミン』『ミネラル』だと言われており、納豆にはこれらの栄養素がすべて含まれているのです。
具体的に、納豆に含まれている栄養素は、どのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。ここでは納豆を食べることで得られる効能を見ていきます。
- 免疫力向上
- 整腸作用
- アンチエイジング効果
- 血糖値上昇抑制
- 骨粗しょう症予防
この他にも、健康に良い影響を与える効能を多く持っている納豆は、1日1パック食べたい食品として、医師の間でも推奨されているのです。
賞味期限切れの納豆は食べられるの?
納豆のパッケージを見ると、多くの商品には賞味期限が記載されています。長持ちすると言われている納豆ですが、もしも賞味期限が切れてしまった場合、その納豆は食べられるのでしょうか。
賞味期限切れの納豆は食べられるが旨味は失われる
結論から申しますと、賞味期限が切れた場合でも、大半の納豆が食べられます賞味期限は「この期限までに食べることで美味しく食べられますよ」という目安です。つまり、この期限までにエッ対に食べきらなければいけない期限ではないのです。
しかし、前述したように、賞味期限はその食品の鮮度や旨味が保たれていることを保証する期限を示します。そのため、賞味期限切れの納豆は、食べることは可能ですが、鮮度や旨味が損なわれている可能性が高いです。できるだけ、賞味期限内に美味しく食べましょう。
基本的に納豆は腐るのではなく『発酵』
納豆に消費期限が記載されている商品は、あまり見かけません。これは、基本的に納豆は時間が経つことで、腐敗ではなく発酵するからです。
納豆には納豆菌と呼ばれる成分が含まれており、この納豆菌によって納豆が作られます。納豆菌は時間が進むことで発酵し、美味しい納豆が作られますが、賞味期限を過ぎても保管されている納豆は、発酵が進みすぎてしまい、味に苦みが生じたり、臭いがきつくなることもあります。
では、納豆は発酵するから腐敗しないのかと言いますと、必ずしもそうであると言い切れません。傷みに強い納豆であっても、保存方法を間違えたり、一度開封した納豆を長期間保存することで、発酵ではなく腐敗に進んでしまうこともあります。
『納豆』が腐っている時のサイン3選
基本的に、納豆は賞味期限が切れても食べることができます。これは前述したとおり、腐敗ではなく、発酵しているから食べられるのですが、中には上手く発酵できずに腐ってしまうケースもあります。
保存方法が間違っていたり、雑菌が入ってしまうと腐ってしまう恐れがあるので、賞味期限が切れた納豆は、食べる前に念のため、腐っている時のサインが現われていないか確認しましょう。
1.水っぽくなっている
納豆が腐っている場合、パッケージを開けると水っぽくなっていることがあります。通常、水っぽい要素を持たない納豆ですが、発酵が進み腐敗に進んでしまうと、納豆から水分が漏れ出てきてしまうのです。
また、その状態がさらに続くと、水分によって納豆が型崩れし、ドロッとした茶色い液体に近い形になってしまうことも。こうなってしまうと、すでに腐敗が進んでいる状態なので、食べることはできません。
2.糸を引かない
納豆はかき混ぜることでネバネバと糸を引くのが特徴的ですが、保存状態が悪い納豆は、稀に糸を引かなくなることがあります。
糸を引かない納豆は、別の雑菌が混入してしまっている恐れがあるので、食べてしまうと食中毒や体調不良の原因となる恐れがあります。念のため、食べずに廃棄することをおすすめします。
3.カビが生えている
納豆は常に発酵しているため、時々、納豆の周りを白い膜のような物が覆うことがあります。しかし、これはカビではなく、納豆菌の分泌物なので、食べても問題ありません。
しかし、ごく稀に、長期間常温で放置してしまうなど、保存方法が悪い場合、カビが生えてしまうことがあります。他の食品と同様に、納豆もカビが生えてしまうと食べられません。
パッケージを開け、納豆にカビが生えている場合は、カビを体内に取り込んでしまうと体調不良を引き起こすため、食べずに捨てましょう。
賞味期限切れの納豆は腐っていないか確認しよう
いかがでしたでしょうか。基本的に納豆が腐ることは少ないですが、ごく稀に、長期間保管したり、保存方法が悪いと腐ってしまうことがあります。念のため、賞味期限切れの納豆は腐っている時のサインが現われていないか確認してから食べるようにしましょう。