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『アボカド』は健康と美容に良い食材!
アボカドは果肉の20%が脂肪分でありますが、含まれる脂肪は「不飽和脂肪酸」という、皮下脂肪にならないもので、血液をサラサラにする効果があると言われています。そして、ビタミンEなど各種のビタミン、鉄、ミネラルなど、美容にも効果的である栄養素を多く含んでいます。
また、ゴボウ1本分と同量の食物繊維が含まれているため腸内環境をよくして便秘改善にも効果的です。さらに、摂り過ぎたナトリウムを尿として排出する働きのあるカリウムも含まれているためデトックス効果も期待できるそうです。
『アボカド』にするべきではないNG行為6選!
1.食べすぎはNG
栄養価の高さに加え、満腹感を感じやすいアボカドはダイエットにも最適な食材と言われています。健康や美容効果も高いため積極的に取り入れたくなりますが、食べすぎには注意してください。アボカドの1個当たりのカロリーは約330kcalです。
多めによそった白米の1膳分が約250kcalのため、アボカドは高カロリーであることが分かるでしょう。体に良くても食べすぎると健康や美容、ダイエットには逆効果になることもあります。多くても1日1個までとし、調理方法もできるだけヘリシーにするのが良いでしょう。
2.皮を洗わないのはNG
2018年アメリカのFDA(米国食品医薬品局)がアボカドの皮には生鮮食品から検出される「リステリア菌」や「サルモネラ菌」といった細菌が含まれている場合があるというレポートを発表したそうです。
これによると、アメリカの国内生産だけでなく輸入したアボカドの皮にはリステリア菌が約18%、サルモネラ菌が約0.7%検出されたとのことです。これらの菌は皮に付着していますが、皮をむくときに使った包丁やまな板を通して果肉部分に菌が付着する可能性もあるそうです。
細菌に感染すると、乳幼児や高齢者、基礎疾患を持っている人など場合によっては命を落とすこともあるようです。できる感染予防として、アボカドの皮は良く洗ってから調理するようにしましょう。
3.冷蔵室の保存はNG
アボカドの保存方法はアボカドの状態によって変わりますが、冷蔵庫で保存をする際は冷蔵室ではなく野菜室で保存するようにしましょう。通常5度以下である冷蔵室で保存をすると、アボカドが低温障害を起こし変色し劣化が早く進みます。
まだ熟していない皮が緑色のアボカドは風通しの良い冷暗所で3~5日くらい常温保存すると追熟します。ただし常温の目安温度は14~24度のため、夏場など気温が上がる季節に常温保存するとカビが発生することもありますので注意してください。
4.切ったまま放置は変色するのでNG
アボカドには含まれているポリフェノールとフェノール酸化酵素が空気に触れると、メラニンが生成され黒く変色します。リンゴを切ったままにすると茶色くなるのと同じように酸化によってです。そのため、切ったあとはそのまま放置はしないようにしましょう。
この変色を防ぐには、レモン汁・お酢・オリーブオイルのどれかをアボカドの切った表面につけてからラップでしっかり密閉してください。
5.冷蔵保存の際に保存袋に入れないのはNG
食べごろのアボカドは冷蔵庫の野菜室で保存しますが、乾燥を防ぐためポリ袋など保存袋に入れて保存しましょう。
また、前述したように皮には「リステリア菌」や「サルモネラ菌」といった細菌が含まれている場合もあるため、袋に入れて保存するほうが安心です。食べごろのアボカドを野菜室で保存できる期間は4~5日です。
6.犬が食べるのはNG
アボカドは人間には栄養価が高い食材ですが、犬にとっては中毒症状が出る危険があるため犬に食べさせるのはNGです。「ペルシN」というアボカドに含まれている殺菌作用は、犬には有害に働くという説があります。
食べてしまった場合、下痢や嘔吐、呼吸困難やけいれんなどの症状を引き起こす可能性があるそうです。万が一食べてしまった場合は、状態をよく観察してかかりつけの動物病院を早めに受診しましょう。
さいごに
アボカドは栄養価が高く健康に良い食材ですが食べすぎには注意しましょう。また、人間には良くても犬には中毒症状を引き起こすこともあるそうなので注意が必要です。捨てた種を誤飲してしまう事故もあるそうですので愛犬のいるご家庭ではアボカドの種の捨て方にも気を配りましょう。