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ベッドには欠かせないマットレス…寿命は5~10年
今ではベッドで寝ている人が半数以上を占めていると言われている日本。特に、1人暮らしの人は、簡易的なベッドを使用しているという人も多いでしょう。
また、一昔前までは、子どものいるご家庭では、高さがあり危ないので布団にしているというご家庭も多かったものの、最近では、ロータイプのベッドも多く販売されているため、こちらを使用するご家庭も増えています。
種類も徐々に増えつつあるベッドに欠かせないアイテムがマットレスです。マットレスにも種類はたくさんあり、自分に合ったマットレスを選ぶことで、良質な睡眠にも繋がると言われています。
実はこのマットレス、一般的に5~10年で寿命を迎えることをご存知でしょうか。「10年以上、マットレスを替えていない」という人も多いでしょうが、もしかするとすでに限界を超えているかもしれません。
こんなサインが現われたら寿命かも?
すでに10年以上同じマットレスを使っているという方は、以下のようなサインがマットレスに現われていないか確認してみましょう。
- 中央部分にへこみが生じる
- マットレスの至る所に凹凸ができる
- 頻繁に軋む音が聞こえる
- 背中にマットレスのコイルが当たる感触がある
いかがでしょう。思い当たるところはありませんか。寿命を超えているマットレスを使い続けると、体を傷める原因にもなりますし、寝付けなくなる恐れもあります。良質な睡眠をとるためにも、マットレスは寿命を迎えたら買い替えましょう。
マットレスの寿命を縮めているNG行為5選
通常、5~10年で寿命を迎えるマットレス。しかし、何年も経っていないのに、寿命のサインが現われた」ということはありませんか。マットレスは、使い方によって寿命を縮めてしまうこともあります。ここでは、マットレスの寿命を縮めてしまうNG行為を5つ紹介します。特に小さなお子様のいるご家庭では気を付けましょう。
1.マットレスの上で跳ねる
よく子どもがやりがちなNG行為に、マットレスの上で跳ねる行為があります。新しいマットレスであれば、内部に組み込まれているスプリングが正常に機能しているため、跳ねるとよく弾み、子どもとしてはトランポリンのようで楽しいですよね。
しかし、マットレスの上で跳ねていると、スプリングに負担がかかってしまい、やがて正常に機能しなくなってしまいます。これが寿命を縮める原因になり、体を傷めることにも繋がりますので、マットレスの上で跳ねる行為は控えましょう。
2.マットレスの上を歩く
マットレスの上を歩いてしまう人がいますが、こちらもNGです。行儀が悪いという理由もありますが、マットレスの寿命を考えると、体重によって重心が偏ってしまうため、マットレスを変形させてしまう恐れがあります。
「なぜかこの部分だけへこんでいる…」と感じる事はありませんか。それは、その部分に重心をおくことが多いからです。その部分に立ってしまったり、長時間座ってしまうことで、マットレスが変形してしまっているのです。
3.マットレスを同じ状態で使い続ける
マットレスを購入し、ベッドに配置してから、マットレスをそのまま使い続けていませんか。実は、マットレスは3ヶ月に1回を目安に、回転させる必要があるのです。
マットレスを同じ状態で使い続けていると、人によっては寝る向きが決まっているため、体の重心が左右一方に偏ってしまうことがあります。長期間、同じ方向に重心を置くことで、マットレスが変形してしまい、寿命を縮めてしまうのです。
しかし、マットレスを定期的に回転させることで、重力に偏りがなくなります。マットレスを変形させないためにも、3ヶ月に1回、マットレスは回転させるようにしましょう。
4.濡れたマットレスをそのまま放置
小さなお子様がいるご家庭の場合、おもらしをしてしまうことがありますよね。しかし、ベッドシーツのように簡単に洗うことはできません。そのため、マットレスはそのまま放置…なんてこともあるでしょう。
しかし、そのまま水分を放置していると、雑菌やカビが繁殖してしまいます。水で濡れてしまった際は、できる限り拭き取り、部屋で陰干しするなどして、なるべく早く乾燥させるようにしましょう。
お子様のおもらしが心配な方は、防水シーツを間に挟むことをおすすめします。
5.マットレスを天日干しする
マットレスを天日干しする行為はNGです。長時間、直射日光に当ててしまうと、マットレスが傷んでしまう原因となります。寿命を縮めてしまうため、天日干しは推奨できません。
また、天日干しをすることでダニを駆除できると考えている人がいますが、マットレスの場合は、ダニが裏側に逃げてしまうだけなので、天日干しでは効果があまりありません。掃除機を使い、マットレスの表面に当てて吸い取る方法が効果的です。
少しでもマットレスを長持ちさせるには?
ベッドのマットレスは、10年が限度と言われています。10年を過ぎると、マットレスが軋んだり変形したりするため、新しいマットレスに替えることが推奨されています。
しかし、最初にお話しした通り、マットレスの寿命には、5~10年と幅があります。少しでも長持ちさせるためには、どのような方法があるのでしょうか。
- 定期的に回転させて重心にが偏らないようにする
- ベッドの上で歩いたり飛び跳ねたりしない
- 床に直置きせず、ベッドフレームにのせる
- マットレスとシーツの間にベッドパットを入れる
- 布団乾燥機でダニを死滅させ、掃除機で吸い取る
この5点を守り、日常的に正しく扱うことで、マットレスを10年長持ちさせることも難しくありません。ぜひ時間のあるときに、マットレスを回転させ、ベッドパットを使っていない方は、新しく購入しましょう。
マットレスに負担をかける行為をやめて10年使い続けよう!
いかがでしたでしょうか。マットレスを長持ちさせるためには、マットレスに負担をかけないことと、マットレスの清潔感を保つことが重要です。最後に紹介した5つのポイントを押さえ、できるだけ長く使い続けましょう。