やるべきではない『湿気対策』3選!実は逆効果になるNG行為も…?

結露で水が溜まってしまった窓のサッシ

梅雨の季節は室内の湿度が上がりカビが発生しやすくなります。窓を開けて湿度を下げたいところですが、湿気対策もやり方によってはカビが湿気がたまってしまったり、カビが発生しやすくなることもあるのです。やるべきでない『湿気対策』と正しいやり方を確認してみましょう。

やるべきではない『湿気対策』3選

雨の日に窓を閉め切る

雨

雨の日は窓を開けることで逆に室内の湿度が高くなるという考えもあります。ですが、湿気というのは窓やドア以外にも、壁などの建材を通して部屋の中に入ってくるそうです。それ以外にも、キッチンや浴室などの水回りからも湿気は入ってくるでしょう。

そのため、雨の日に窓を閉めきるのは、かえって室内の湿度の逃げ場がなくなり湿度が高くなるため逆効果だそうです。もし窓を閉めきる時間を増やしたいのであれば除湿機などで湿度を取り除く対策を取れば換気の時間を減らすことができます。

除湿器を活用せず湿気を逃したい場合は、窓を開けて空気の流れを作りましょう。雨の日の換気にはポイントがあります。

  • 風が入ってくる窓を開ける幅はほんの少しだけでよい
  • 窓は1カ所でなく2カ所以上開ける
  • 風の向きをチェックする

窓を開ける際、風の入り口は狭く出口を大きくすることでより空気が流れやすくなります。そのため、入り口として使う窓は幅を狭めてほんの少しだけ開け、入って来る勢いを強めます。

そして、出口に向かって程よい空気の流れを作り出し、出口として使う窓は大きく開け、室内の空気が勢いよく外へ出ていくようにしましょう。また、この時に重要なのが風の向きです。カーテン等の揺れを見ながら風の向きをチェックして窓を開けてください。

換気扇の使い方にも要注意

バスルーム 換気扇

雨の日は外の方が室内よりも湿度が高い場合もあるため、換気扇を回すとかえって逆効果になることもあります。

だからと言って換気をしないのも空気の流れが滞り、室内の湿度はどんどん上がります。そこで雨の日に換気扇を使う場合は、窓やドアを開けて空気の通り道を作ることが大切です。

除湿グッズを乾かさずに使っている

除湿シートと布団. 

布団などの除湿対策として除湿シートなどを使うケースも多いしょう。ですが、除湿対策として使っているアイテムには、吸える湿気量には限界があり、繰り返し使うためには定期的に干す必要があるそうです。

そのまま使っていると、除湿効果が感じられないどころか除湿グッズにカビがはえることもあるとのことです。吸湿力が高いタイプの物でも、1カ月に1~2階は干して湿気を追い出すようにしましょう。また、すのこベッドなどを使っている場合でも、布団の敷きっぱなしは厳禁です。

正しい湿気対策

hand open white plastic pvc window at home

晴れた日には窓を開けて換気する

晴れた日は窓を2カ所以上開けてしっかりと換気をおこないましょう。一般的には南北または東西に窓を開ける風が通り効率よく空気が流れると言われています。同時にシンク下や収納扉など空気が流れにくい場所も扉を開けて換気すると良いでしょう。

扇風機やサーキュレーターを使えばさらに換気の効果が上がります。また、24時間換気や浴室、トイレ、キッチンの換気扇は回し続けるのがおすすめです。

湿気を取るアイテムを利用する

手軽に湿気を取るアイテムとして有名なのが「重曹」「炭」「新聞紙」などです。重曹は密閉されたシンク下やシューズボックス、クローゼットなどで効果を発揮します。空き瓶などに重曹を粉のまま入れて蓋をせずに置いておくだけなので使い方も簡単です。

炭には表面にある微細な穴が湿気対策や消臭効果があると言われています。入れ物を工夫すればインテリアとしても活用でき、天日干しをすることで繰り返し使うこともできるそうです。

新聞紙は他の紙類よりも救出効果が高いそうです。一度くしゃくしゃにして広げた新聞紙を押し入れやクローゼットの隙間などに入れて使えます。また丸めた新聞紙を靴の中や家具と家具の隙間に入れるのもおすすめです。

さいごに

Hydrangea flowers in zinc watering can in rainy day

湿度の高い季節の雨の日は、換気のやり方によってはより室内の湿度が高くなる可能性があります。ですが、窓を閉め切ったまま換気をしないのもNGです。

換気扇を回し、風が通りやすいように窓を2カ所開けて空気の流れを作ることが大切です。除湿器を利用している際でも、定期的な換気は必要なので気を付けて下さい。

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