寝室が寒いときの対策!冷えを防いで快適に過ごすための工夫とは

寝室

季節に関係なく「寝室が寒くて眠れない…」という悩みを抱えている方は多いものです。しかし、何も対策せずにそのままにしてしまうと、最悪の場合健康被害が出てしまうことも。今回は、寝室が寒いときの対策や寒さで起こる健康被害について紹介します。ぜひ参考にして、良質な睡眠を手に入れましょう。

寝室が寒いと感じるのは何故?

咳をしている女性

人が快適に眠れる気温はだいたい16〜19℃。そのため、これ以上に温度が下がってしまうと、寒すぎて寝れない、眠れたとしてもスッキリしないというような悩みに繫がります。

寝室の気温が下がってしまう原因にはどんなことが挙げられるでしょうか。

  • 窓から外気温が伝わってしまう
  • クーラーが冷えすぎている
  • 床が冷えている
  • 空気が乾燥している
  • 換気扇や加湿器から冷気が出ている

部屋が冷える条件が揃ってしまうことで、部屋が寒いと感じられます。逆に部屋が冷える原因を理解しておくことで、対策も容易にすることが可能です。以下では寝室が寒いときの対策を紹介します。

《 ポイント 》

  • 快適に寝られる気温は16〜19℃
  • 条件が揃うと寒く感じる

寝室が寒いときの対策

寝室にある加湿器

ここからは、寝室が寒いときの対処法を紹介します。場所別に対策方法が違ってくるので、どこが寒いのか事前に把握してから対策しましょう。

寝室が寒いときの対処法

まずは基本的な寝室が寒いときの対処法です。一つ一つ実践して、寒さを感じない寝室を作っていきましょう。

  • ベッドを窓から10cm離す
  • 室温は16〜19℃に保つ
  • 湿度は50%以上にする
  • マスクをつけて寝る

窓際はどうしても外気が入って来やすい場所です。ベッドを離すことによって外気から身を守ることができます。快適に眠れる温度にすることで、寒さを感じることなく眠ることができるでしょう。

湿度を高くしておくと保温効果が高まるのでおすすめです。マスクをすれば顔を温めて、なおかつ、美肌にも効果があります。

《 ポイント 》

  • ベッドを窓際から離すことによって外気から身を守る

北側の寝室が寒いときの対処法

続いて北側の部屋が寒いときの対処法です。上記の工夫に加えて、以下のものをプラスしてみてくださいね。

  • 二重窓を施工する
  • 暖かさを逃さないアイテムを使う
  • 暖色のインテリアにする

窓を二重窓にリフォームすることで、暖房の効きが良くなります。また、窓が二重になることで、防音効果も得ることが可能です。しかし、この方法は施工料がかかってしまうので、注意しましょう。

手軽な方法としては、窓に設置して熱を逃さないアイテムを使用すること。2000円程度で購入することができます。また、インテリアを暖色にするのも効果的。目からも温かいと思わせるような部屋づくりをしましょう。

《 ポイント 》

  • 窓の対策と一緒に目からも温かいと思わせる工夫をする

窓際が寒いときの対処法

窓際が寒いときには以下の対策をしてみましょう。低予算で部屋の環境を変えることができます。

  • 床までつく長めのカーテンに変える
  • 雨戸を閉める

窓から冷気が入りやすいので、窓と部屋を遮断するようにカーテンを設置しましょう。床までカーテンが伸びていると部屋が暖まりやすくなります。

同時に雨戸を閉めておくと、カーテン・窓・雨戸の3重構造にすることが可能です。より冷気が外に逃げず、温かい部屋をキープできます。

《 ポイント 》

  • 窓と部屋を遮断するようにカーテンを設置
  • カーテン・窓・雨戸の3重構造にする

赤ちゃんが寝る寝室が寒いときの対策

寝室で寝ている赤ちゃん

小さい赤ちゃんや子供がいる家庭では、子供の寝室が寒いのは大問題です。赤ちゃんに快適に眠ってもらうためにも、部屋の管理をしておくことはとても重要。

以下では対処法と授乳するときのコツを紹介します。

赤ちゃんが寝る部屋が寒いときの対処法

赤ちゃんが快適に眠れる温度は冬場で20〜25℃、夏場は外気よりも4〜5℃低い状態を目指しましょう。湿度は50%前後がベストです。その他の対策は以下が挙げられます。

  • 眠る直前まで部屋を暖めておく
  • 布団を温めておく
  • スリーパーやレッグウォーマーを着せる
  • 両親と同じ布団で寝る

寝ている間も暖房をつけてしまうと、部屋が乾燥したり、電気代が高くついてしまったりとデメリットが多いです。

スリーパーやレッグウォーマーを履かせるのもポイントです。赤ちゃんは体温調節がうまくできません。そのため、布団から足や手が出てしまうとそのまま冷えてしまいます。事前に厚着をさせて対策しましょう。

《 ポイント 》

  • 快適に眠れる温度は冬場は20〜25℃、夏場は外気よりも4〜5℃低い状態を目指す
  • 部屋を暖めたり、着るものを温かくする
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授乳するときのコツ

寒い部屋で授乳するときも対策が必要です。温かい布団からいきなり寒い外に出されると赤ちゃんに負担になります。授乳するときには以下に注意しましょう。

  • すぐに暖まる暖房器具を使う
  • 添い寝しながら授乳する

すぐに暖まる暖房器具を使うことによって、赤ちゃんを待たせることなく、すぐに部屋を暖めることが可能です。電気ストーブやハロゲンヒーターを使って暖めてあげましょう。

添い寝しながら授乳するのも効果的です。温かい布団の上で授乳できるので、赤ちゃんに寒い思いをさせることがありません。お母さんの負担も軽減できます。

《 ポイント 》

  • 寒い部屋にいきなり出されると赤ちゃんの負担になる
  • 添い寝したり、暖房器具を使って対策する

寝室が寒いことで起こる症状

風を引いた女性

寒い寝室に寝続けることで、健康被害が出ることがあります。どんな症状が出るのか実際に見ていきましょう。

風邪を引きやすくなる

寒い部屋に寝続けることで、風邪を引きやすくなってしまいます。その理由は寒さで鼻詰まりが起こるからです。口呼吸になるので、喉が乾燥し、ウイルスが体内に入ってしまい風邪を引いてしまいます。

寝るときは気温・湿度には特に気を遣って、鼻呼吸をするように心がけるのが重要です。

《 ポイント 》

  • 口呼吸にならないように部屋を加湿する

高血圧になりやすい

寒い部屋にいることで、高血圧になりやすいといわれています。

理由は血管が収縮すること。体温が逃げるのを防ぐために体が勝手に収縮してしまいます。血圧が上がると、心疾患につながる可能性も。また、頭痛の原因になる場合もあります。

しっかり部屋を暖めて、寝室だけでなく各部屋の温度差がないようにします。

《 ポイント 》

  • 血管が収縮するので、高血圧になりやすい

ヒートショックになる可能性もある

また、寝室が寒すぎることによって、ヒートショックを起こしてしまうこともあります。ヒートショックとは、血圧の変動が何度も起こってしまい、心臓に負担がかかり脳卒中や心筋梗塞になってしまう事故です。

ヒートショックによる死亡事故は年間17,000人にもなります。高齢者だけではなく、誰にでも起こり得ることなので部屋と部屋の温度差を無くす努力をしましょう。

《 ポイント 》

  • 寝室が寒すぎることによって、ヒートショックを起こしてしまう
  • 高齢者だけではなく誰にでも起こり得る

さいごに

日当たりの良い寝室

今回は寝室が寒いときの対処法について紹介しました。

寝室が寒いと感じる原因はたくさんあります。寝室が寒い原因を正しく把握してから、対策をしていきましょう。対策は、カーテンや窓、ベッドの位置に気を遣ってみてください。

ちなみに、戸建ては1階よりも2階が暖かい傾向にあります。1階が寝室で寒さの改善が見られないときは、思い切って部屋の引っ越しをしてみましょう。

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