もやしの洗い方!シャキシャキ感を残す茹で方・保存方法

ボウルに入ってるもやし

もやしの洗い方をご存知ですか?もやしは洗う派と洗わない派で意見が分かれている野菜です。実際にはどちらが正しいのか?今回はもやしを洗うことで得られるメリットとデメリットを解説しつつ、もやしの洗い方とシャキシャキの食感を残す茹で方や保存の方法からもやしの栄養に関して紹介します。参考にしてください。

もやしの洗い方

ザルに入ってるもやし

もやしはきれいな水で洗ってから袋詰めして出荷されているので基本的には洗う必要はありません。

しかし、もやしを販売するメーカーによっては「袋に調理前に洗ってください」と明記してあったり、もやしは足が早い食品なので袋詰めのまま時間が経過してしまった場合は臭いが出てしまうことがあります。

このような場合は、調理前の洗い方次第で、もやしをより美味しく食べることができます。

基本的な洗い方

もやしの基本的な洗い方は下ごしらえをしてから洗います。

下ごしらえとして、白いひげ根と黒い豆の皮を取り除くことで、調理したときにきれいに仕上がり、食べるときの口当たりも良くなります。

もやしの洗い方は、ざるなどに入れて流水でサッとひと洗いするだけです。水に浸けた状態でつけ置きしてしまうともやしが変色してしまうので、もやしのつけ置きはしないでください。

ザルを使わずに洗う裏技

1番簡単なもやしの洗い方はザルを使わずに、もやしの袋をそのまま利用する方法です。手間を掛けずにもやしの臭いを落としたいと考える場合の洗い方はこちらの方法を試してください。

  1. もやしの袋を開けてそこから水を注ぎます。
  2. もやしが浸るくらい水を注いだら袋の口を手で閉じて袋ごと逆さにしたり揺すり洗いをします。
  3. もやしを洗い終えたら袋の下側の端を切り、袋の中の水を抜きます。

手順として洗い方はこれだけです。時間がある場合は水抜きの状態で袋を立てた状態で置いておけば自然にもやしの水切りができます。

《 ポイント 》

  • もやしは基本的には、洗わなくても平気です。
  • 袋を開けた時にもやしに臭いがあったらさっと水洗いする。

もやしを洗うメリット・デメリット

もやしアップ
次は、もやしを洗うメリットとデメリットについて紹介します。

もやしを洗うメリット

もやしを洗うことで得られるメリットは、もやしは洗ったほうが美味しく食べられるということがあります。

もやしは洗うことによって、シャキシャキの食感がより一層味わえるようになります。炒め物などに入れる場合にはもやし独特の食感が味わえるので手間と感じてしまってもサっと水洗いする洗い方をおすすめします。

また、もやしを水洗いすることで保存している状態やもやしの呼吸で袋の中にこもってしまった臭いを取り除くことが出来るのでもやしの風味のみならず料理の風味も良くなります。

このほか、保存しているもやしの袋の内側に付着した水滴に雑菌が繁殖してしまっている可能性もあるので、雑菌を取り除くためにも1度サッともやしを洗った方が良いとされています。

もやしを洗うデメリット

もやしに限って言えることではありませんが、野菜の中でも多くの種類で長時間水に浸けて置くことで栄養成分が流れ出てしまう事があります。

ビタミンCなどの水溶性の栄養成分は水洗いをする洗い方で流れ出てしまいます。

下ごしらえの際に、もやしの白いひげ根を取り除くとしましたが、白いひげ根を取り除くとビタミンCが流出しやすくなってしまうだけではなく、食物繊維の量も減ってしまいます。

栄養面だけを考慮するならばもやしのひげ根は取らずに調理しましょう。

また、もやしを洗った後は水切りをしますが、水切りがしっかりできていないと料理が水っぽく仕上がってしまいます。茹でる場合には気になることがありませんが、炒めものをする時にはしっかり水切りをしましょう。

もやしの水切りは手で絞ったり強く押したりすると燃やしの繊維が破壊されて余計に水っぽくなってしまうので、水切りをする場合はペーパータオルなどで優しく包んで水切りしましょう。

《 ポイント 》

  • もやしは洗うとシャキシャキの食感が際立つ。
  • 袋の中でこもった臭いの除去も出来るので、もやしを美味しく食べるためにも洗う。

もやしの茹で方のコツ

沸騰してる鍋

もやしの洗い方とは別に、茹でる方法を紹介します。

  1. もやしを茹でるときは、まず鍋にもやし1袋に対して1.5L~2Lの水を入れて沸騰させます。
  2. 沸騰したら塩を小さじ1/4、酢を小さじ1加えてからもやしを入れて中火で約1分間茹でます。
  3. もやしを茹でたらざるにあげてそのまま冷まします。

早く冷まそうと考えて冷水で冷ますと、もやしが水っぽくなってしまうので味が落ちてしまうので味が落ちるので注意してください。

短時間で茹でることが、もやしのシャキシャキの食感を保つためのコツです。塩と酢を入れる理由はもやしの見た目が白くきれいに茹で上げることが出来ます。

フライパンで茹でる方法

茹でるときにフライパンを使うと、お湯が早く沸騰するので時短で茹でることができます。

フライパンで茹でるときは、まずもやしを洗い、フライパンにもやしが浸かる水を入れて沸騰したらもやしを入れます。

もやしを入れることで一時的に温度が下がるので、再度沸騰するまでもやしを茹でて火からおろしてざるにあげてそのまま冷まします。

電子レンジで茹でる方法

電子レンジで加熱しても、もやしを茹でたときと同じ状態にすることが可能です。手間も少なく、失敗も少ないのでおすすめです。

方法は、もやしを洗ったら耐熱のある容器に入れてフタをするか、ラップをして500Wで2分間加熱します。もやしの種類や量によって仕上がりが違うので、硬さを確認しながら加熱時間を調整してください。

《 ポイント 》

  • もやしを茹でるときは塩や酢を入れて茹でるともやしが白くきれいになる。

もやしの保存方法

皿に入ってるもやし

シャキシャキ感を長持ちさせる冷蔵保存

もやしの洗い方とは別に、保存方法を紹介します。

もやしは冷蔵庫に入れておくだけでは2~3日しか保存しておくことが出来ませんが、もやしを水に浸すというひと手間を加えることで保存期間が3~7日まで長持ちさせることが可能です。

保存の方法はフタがある保存容器を用意し、中にもやしを入れてから、もやしがしっかり浸かるように水を入れてからフタをして、冷蔵庫に入れて保存します。

もやしの保存中は、2日に1度水を入れ変えてあげれば、最長で1週間ほどシャキシャキとした食感を保ちながら保存することが出来ます。

すぐに使わない場合は冷凍保存

未開封のもやしの場合は、購入時の袋に入ったままの状態で冷凍庫に入れるだけで問題ありません。

開封済みのもやしを冷凍保存する場合、または臭いが気になる場合でも、もやしをざるに入れてサッと洗ってからよく水切りをして、フリーザーバッグなどの密封できる保存袋に入れて、出来るかぎり空気を抜いて保存することで、保存期間は2週間から1ヶ月程度になります。

もやしを調理に使う場合は、解凍してしまうと食感が失われてしまうので、凍っている状態で調理で使用しましょう。

茹でてから保存

もやしは開封済みのものでも茹でてから保存することができます。

茹でてから保存する場合は、キッチンペーパーでしっかり水気を取りましょう。その後はできるかぎり空気に触れないようにして、密封できる保存袋に入れて冷蔵庫で保存すると、保存期間を2日程度長持ちさせることができます。

冷凍庫で保存した場合は保存期間が2週間~3週間の保存が可能になります。

  • 冷蔵の保存期間:2日程度
  • 冷凍の保存期間:2週間~3週間

もやしを茹でてから保存した場合は味や色味はそのままキープできますが、シャキシャキの食感は失われてしまいます。サラダには向かなくなってしまうのでスープや炒め物に入れて調理することをおすすめします。

《 ポイント 》

  • もやしは数日以内に使いきれる場合は冷蔵で保存する。
  • もやしを使う予定が無い場合は冷凍で保存する。

もやしのカロリーと栄養

ニラもやし炒め

もやしはひと袋当たり35キロカロリーと非常に低カロリーです。

もやしには他の野菜と比較しても多くのたんぱく質が含まれていますが、発芽することによって、より多くの栄養が生み出されて「ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウム、食物繊維」の他に「アスパラギン酸」が含まれています。

アスパラギン酸は疲労回復や代謝の活性化などの効果があります。

もやしは低カロリーな上に豊富な栄養が含まれているのでダイエットにおすすめの野菜です。

もやしに関するQ&A

木のスプーンに乗ってるもやし

Q.もやしは生で食べてはいけないのでしょうか?

A.もやしは成長する段階は細菌が繁殖しやすい環境で育ち、日光による殺菌作用が期待できないので、販売される頃には1gあたり100万~1000万の細菌付いていると言われています。

よってもやしは生で食べることは避けましょう。この細菌は加熱調理をすれば死滅するので安心して食べることができます。

Q.腐ったもやしはどのようになりますか?

A.腐ってしまったもやしは色がきれいな白から薄っすら茶色っぽい色に変色します。また新鮮なもやしのひげ根は黄色いのですが、腐ってしまうと茶色に変色します。その他は臭いがきつくなることや表面がぬるぬるしてきます。

最後に

箸で摘んだもやし

今回はもやしの洗い方について紹介しました。

もやしの洗い方次第で、臭いや細菌を取り除くことができるので、より美味しく食べることができます。

またシャキシャキの食感を保つための残す茹で方や保存の方法を紹介しました。より長く美味しく食べるために参考にしてください。

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