目次
アイブライトの効能と効果
- 1.目の症状を緩和、改善する効果がある
- 2.アレルギー症状改善に繋がる
- 3.頭をリフレッシュする効果がある
- 4.肝機能の向上する効果がある
- 5.糖尿病を予防する効果がある
1.目の症状を緩和、改善する効果がある
アイブライトは、「目」のあらゆる症状に対して効能のあるハーブです。抗炎症作用・収れん作用があるので、目の充血や炎症を和らげ、疲れ目に効果があります。さらに抗菌作用・強壮作用も含まれていますので、結膜炎やものもらいなど目の不調に対して緩和・改善に効果があるとされています。
目の健康を考えている方にとって、アイブライトは非常に向いていると言えるでしょう。
《 ポイント 》
- パソコンや読書等による疲れ目、充血を改善する
- 風邪や花粉症による目のかゆみを軽減する
- 結膜炎やものもらいによる炎症、感染症を緩和する
- 視力の低下を防ぎ、回復させる
2.アレルギー症状改善に繋がる
アイブライトに含まれている「ケルセチン」は、ビタミンPと呼ばれるビタミン様物質の一つであり、アレルギーの原因となるヒスタミン放出を抑制することによる抗炎症作用があります。アイブライトには粘膜保護・強壮作用もあることから、咳や喉の痛み、鼻水・鼻詰まりなどのアレルギー症状の緩和に効果があるとされています。
3.頭をリフレッシュする効果がある
アイブライトは頭をクリアにしてスッキリさせると言われているため、記憶力や判断力を高める効果があるとされています。
4.肝機能の向上する効果がある
アイブライトに含まれている「アウクビン」は、肝臓の働きをよくする効果もあります。これにより、体内の毒素が排出されたり、二日酔いを予防したり、肝臓に関する病気をやわらげる効果があります。東洋医学では肝臓と目は密接な関わりを持つ臓器と考えられており、目の健康を維持したり、回復させたりする場合、漢方では肝機能を高める処方がされています。
5.糖尿病を予防する効果がある
アイブライトには、血糖値の上昇を抑える効果があります。 この効果によって糖尿病が予防に効果があると言われています。
アイブライトの使い方
アイブライトはハーブティーにして飲用することが一般的です。 アイブライトのみでアイブライトティーとしての使用や、他のハーブをブレンドしてさまざまな効果や効能をプラスして色々と試してみるのもおすすめです。
アイブライトは強い香りや個性ある苦みなどのクセが無く、干し草のような香りだけがほのかにします。ハーブなので、浸出時間を長くすればするほど味にアイブライト独特の渋みと香りが増していきます。
アイブライトハーブティーおすすめレシピ
- アイブライトを「ラベンダー」とブレンドする
- アイブライトを「ローズヒップ」とブレンドする
- アイブライトを「ペパーミント」とブレンドする
ラベンダーをブレンドすると目と心をリラックスする効果がある
デスクワークが多く緊張感からくる心の疲れや目の疲れが気になる方は、アイブライトとラベンダーをブレンドして心と目のリラックスをしてみましょう。
ラベンダーには鎮静作用があるとされているので目の疲れからくる頭痛の症状ががある人におすすめです。ラベンダーは特有の香りが強いのでアイブライトよりも少なめにしてブレンドするのをおすすめします。
ローズヒップをブレンドすると疲労回復の効果あり
眼精疲労に加えて、肉体的疲労感がある方にはアイブライトとローズヒップのブレンドがおすすめです!ローズヒップにはレモン20倍のビタミンCが含まれていて、カルシウム、鉄分なども豊富です。ローズヒップは酸味が強いので苦手な人はハチミツなどの甘味を加えると飲みやすくなります。
ペパーミントをブレンドすると花粉症対策になる
花粉症で鼻がぐずぐずしていたり、目がかゆくてたまらない…そんな方はアイブライトとペパーミントのブレンドがおすすめです。
ペパーミントはスーっとする爽やかな香りでリフレッシュさせる効果があり花粉症の症状を緩和するとも言われています。メントールの香りが鼻を通るとスッキリとして心地良いです。アイブライトと合わせブレンドティーにすれば、花粉症のムズムズ感もすっきりリフレッシュできます。
《 ポイント 》
- 急須等にアイブライトティー大さじ1に対し、200mlのお湯を注ぐ。
- そのまま5分ほど置いて抽出する。
- 1日3回を目安にゆったりリラックスしながら飲むのが良い
アイブライトは香りの強いハーブとブレンドしても相性がいい
アイブライト自体にクセがなく、香りが強いハーブとブレンドしても香りが安定するので相性は良いのです。
アイブライトの抗炎症作用や殺菌作用から、濃く煮だしたアイブライトティーで口をゆすいだり、うがいをするとのど風邪の症状や口内炎や歯肉炎の炎症を抑える働きも期待できます。
ハーブティーを自分で淹れる手間を省きたい方や食事にひとさしなどの方法で利用もできるチンキ剤を活用してみるのも有効です。チンキ剤とはハーブの成分をエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤です。
目元に関連する化粧品の中にもアイブライトの成分が含まれている商品もありますので気になる方は成分表などで確認してみましょう。
ハーブティーなど商品をいくつかご紹介します。
アイブライトの副作用と注意点
アイブライトは天然成分なので、アレルギー体質の場合を除き、人体への影響はほぼないと言われています。但し、外用(肌に塗る)としては認められていません。敏感肌の人はできればハーブティーなどの内用にとどめておきましょう。また、妊娠中、授乳中、貧血気味の人は、アイブライトの過剰摂取はしないほうがいいようです。
さらに、アイブライトは血糖値に作用する性質があります。糖尿病を治療中の方は治療に影響が出る可能性があるので、使用はやめておきましょう。特にチトクロームP450系によって代謝される医薬品を服用している方は、アイブライトのハーブティーなども摂取を控えるようにしてください。
ここ最近は花粉症などのアレルギー性症状の緩和にも役立つとして日本でも人気が高まっています。しかしドイツのコミッションE(※)では、アイブライトによる洗眼などの利用は安全性や有用性が証明されていないとして承認していません。専門家抜きで行う場合は眼感染症のリスクもありますので個人での外用は避けましょう。
《 注意するポイント 》
- 糖尿病を治療中の方は治療に影響が出る可能性があるため、アイブライトのサプリメントの使用は避けるようにしましょう。
- 妊娠中・授乳中の方は、お子さまへの影響を考えて、アイブライトのサプリメントの摂取は控えた方がよいでしょう。
- 5歳以下のお子さまがアイブライトのサプリメントを使用する際は、大人の4分の1の量を目安にするようにしてください。
※コミッションE:ドイツで販売されるハーブの安全性と効能を審査するために科学者、毒物学者、医師、薬剤師からなる委員会が1978年ドイツ政府によって設立されました。委員会は300種以上のハーブの使用法、副作用、薬物相互作用についての情報を発表しています。
アイブライトの基本情報
通称 | アイブライト |
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英名 | Eye bright |
学名 | Euphrasia officinalis |
和名 | セイヨウコゴメグサ(ヤクヨウコゴメグサ) |
分類 | ゴマノハグサ科コゴメグサ属 |
原産地 | ヨーロッパ |
主要成分 | イリノイド配糖体、リグナン、フラノボイド、タンニン、ビタミン類、ミネラル類 |
使用部位 | 葉・茎・根 |
代表的効能 | 殺菌、抗炎症、抗アレルギー、粘膜強壮、収れん、血行促進 |
利用法 | ハーブティー、ハーブチンキ、湿布 |
最後に
アイブライトの効能や効果についてまとめました。いかがでしたでしょうか?
現代社会において私達人間の目は過酷な条件下(テレビ・パソコン・スマートフォン)で酷使されています。目を大切にするために目を休めるということも重要なのですが、アイブライトのハーブティーなどを生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?