家の中で虫が湧きやすい場所6選!こまめな掃除が重要なポイント

水回り

梅雨の時期がはじまると湿度が上がり、家の中にさまざまな虫が湧きやすくなります。どこからともなく湧いてくる虫ですが、家の中で虫が湧きやすい場所をご存じでしょうか?イヤな虫を寄り付かせないためには、湧きやすい発生場所を抑えて対処するのがポイントです。虫の湧きやすい場所を確認しておきましょう。

家の中で虫が湧く原因

虫の多くは適度に温かく湿った状態、薄暗い場所、ホコリが溜まっている場所を好みます。また、じめじめと湿度が高い場所はカビも生えやすい環境です。

カビが発生するとカビを食する虫が湧き、それを捕獲する虫が寄ってきて、それらの虫の糞や死骸を温床としてカビが繁殖する、という負の連鎖が起こりやすくなります。

家の中で虫が湧きやすい場所6つ

1.キッチン

キッチン

キッチンの中で湧く虫は「コバエ」「ゴキブリ」などです。腐敗臭を好み、生ゴミは時間とともにどんどん傷み腐敗が進むため、その臭いに集まってきます。生ゴミ以外には、飲みかけのジュースや、腐って発酵をし始めた果物、アルコールの空き缶、お酢などにも湧きます。

特に「ショウジョウバエ」というキッチンでよく見かけるコバエは、産卵から約10日間でふ化するため、発生源をそのまま放置しておくと大量発生してしまうので気を付けましょう。

さらに、封を開封後の小麦粉やホットケーキミックス粉、お好み焼き粉などにもダニが混入して繁殖することもありますので、粉類を常温保存している場所にも要注意です。

2.水回り

水回り

キッチンや洗面所の排水溝、洗濯機の下など水回りとなる場所は常に湿りやすく、虫に取って最適な環境です。キッチンのシンク内のヌメリや洗面所の側溝などの汚れをエサとしてコバエの一種の「ノミバエ」や「チョウバエ」が発生しやすいです。

また、ゴキブリは人の髪の毛やフケ、落ちた皮膚などを食べて生きるため、湿気と水気も多い洗面所や浴室にも発生しやすいです。排水溝から侵入するケースも多いため配管の中にはハイターなどを流し込み、害虫の発生を抑えることをおすすめします。

3.観葉植物

観葉植物

観葉植物は土の部分が多湿状態になりやすいため「コバエ」や「ゴキブリ」が卵を産み付けやすいです。他にも鉢土の中で巣を作る「アリ」や鉢土の表面を飛び跳ねている2mmほどの小さな虫「トビムシ」なども発生することもあります。

また、夜になると活動をする「ナメクジ」なども植物が茂り湿気の多い場所に発生します。どれも見つけたら早めに駆除することがポイントです。薬剤を使って対処することもおすすめですが、ペットがいたり小さなお子さんがいるご家庭では天然系成分の殺虫剤を使用するのが安心です。

4.クローゼット・押し入れ

クローゼット

衣類を収納する場所は密閉性が高く衣類に付く害虫にとっては快適な環境です。「カツオブシムシ」や蛾の一種の「イガ」などの衣類害虫は繊維やたんぱく質を食べるほか、ホコリも大好物です。

これらの衣類害虫は外に干した洗濯物や窓などから侵入して、タンスやクローゼットなどの収納場所の衣類に卵を産み付けます。

ふ化して幼虫となったら衣類を食べて成虫に育ち、再び産卵するというサイクルで湧き続けます。衣類をしまう際は収納前に衣類の汚れを落とす「しまい洗い」をしたり、衣類用の防虫剤を活用しましょう。

5.書籍など紙類の保管スペース

書類

本棚や新聞紙を収納している近くにテカテカと光るフナムシのような虫がいたら「紙魚(シミ)」という虫でしょう。紙を加害する虫で湿度の高い場所に出現します。温かい場所で発生しますが、冬でも暖房をかけているため紙類の近くで見かけることは多いです。

この虫はエサがない状態でも1年以上生息することが可能と言われ、その寿命も7~8年と虫の中では長いです。夜行性のため昼間に見かけることは少ないですが、薄暗い場所や書籍、紙類を保管しているスペースに発生します。

6.ペットの住居スペース

ペットのスペース

ペットを飼育しているご家庭では、ペット用の水やエサ、排泄物に「コバエ」などが寄り付きます。水の設置場所や残した残飯、排泄物のついたトイレシートの放置には気を付けましょう。

新築住宅でも虫は湧く?!

新築住宅は新しいので虫が湧く心配がないと思いがちです。ですが、実際は新築住宅の木材やコンクリートは加工されて日が浅く湿気を多く含んでいるため、虫が発生しやすい環境だそうです。

根本的な対策は、建物全体の湿度が安定するのを待つ、ということのようです。新築なのに虫が湧いていると心配になりますが、欠陥ということではないようです。

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