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きゅうりの賞味期限
きゅうりの賞味期限は保存する方法で異なります。きゅうりは保存の方法を間違えてしまうときゅうりは数日で傷んでしまうこともあります。
保存の方法の違いできゅうりの賞味期限の長さがどのように変わるか紹介します。
常温で保存した場合の賞味期限
きゅうりを常温で保存すると賞味期限が1番短くなってしまいます。きゅうりは水分量が非常に多い野菜になるので常温で保存すると傷みやすくなってしまいます。
きゅうりの常温保存は20℃以下にしておかなければいけないので、冬以外の季節では向いていません。20℃を超えてしまうと傷んでしまうまでの時間が短くなってしまいます。
20℃以下でも常温での保存の賞味期限は3日程度です。
冷蔵で保存した場合の賞味期限
常温での保存が20℃以下が推奨となると、冬以外の季節は常温での保存は難しいと言えます。その場合には温度が一定に保たれる冷蔵庫での保存がおすすめです。
冷蔵庫で正しい方法で保存した場合のきゅうりの賞味期限は10日程度になります。
冷凍で保存した場合の賞味期限
冷凍での保存をするときゅうりのシャキシャキした食感は失われてしまいますが、大量にきゅうりがある場合には無駄にすることが無いよう冷凍庫で保存しましょう。
きゅうりを冷凍保存をした場合の賞味期限は1ヵ月程度になります。
その他の方法で保存した場合の賞味期限
常温、冷蔵、冷凍以外の方法でもきゅうりを長期保存させることは可能です。
漬物にした場合は賞味期限が1ヵ月程度、ピクルスにした場合は賞味期限が1年前後となるので長期保存が可能です。
《 ポイント 》
- きゅうりの賞味期限は常温で保存した場合は3日程度。
- きゅうりの賞味期限は冷蔵で保存した場合は10日程度。
- きゅうりの賞味期限は冷凍で保存した場合は1ヵ月程度。
きゅうりの保存方法
常温、冷蔵、冷凍それぞれの方法とコツを紹介します。正しい保存の方法ができるようになりましょう。
常温での保存方法
20℃以下の環境で常温での保存をする場合には、風通しの良い場所で保存しましょう。20℃以上になってしまうと、きゅうりは傷みやすくなってしまいます。
また10℃以下の環境で保存してしまうと低温障害を起こしてしまうことがあります。真冬で寒くなってしまう場合には冷蔵庫に入れて保存をするほうが安心感があります。
冷蔵での保存方法
きゅうりを冷蔵庫で保存する場合には、きゅうりを寝かせて冷蔵庫に入れるのではなく立てた状態になるようにして冷蔵庫に入れてください。
これはきゅうりだけに言えることではなく野菜は栽培して生育するのと同じ状態で保存するおくことで保存の状態が良くなり賞味期限を長持ちさせることができます。
きゅうりの場合はヘタの部分を上にして立てた状態で冷蔵庫に入れましょう。きゅうりに水分が残っている場合は、キッチンペーパーを使用して水気を拭き取ってから、キッチンペーパーや新聞紙できゅうりを1本ずつ包みラップで包んで冷蔵庫に入れましょう。
この方法で保存すれば賞味期限は10日程度となりますが、購入したままの袋の状態で寝かせて冷蔵庫で保存をした場合は賞味期限は4日程度となってしまいます。1週間以上の差が出てしまうので正しい保存の方法をして賞味期限を長持ちさせましょう。
野菜を立てた状態で保存するには、牛乳パックやペットボトルを使用してきゅうりを立てたり、100均ショップで販売されているスタンドを上手に活用すると倒れなくなるので便利です。
冷凍での保存方法
きゅうりを冷凍保存する場合には、下処理が必要になります。
きゅうりを小口切りにして塩を振り10分程度放置した後、水分が出てきた場合はしっかり絞ってから、ジップ付きの冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
1度でも冷凍したきゅうりはシャキシャキとした食感が失われてしまい食感を元の状態に戻すことはできません。冷凍したきゅうりは酢の物や和え物、ポテトサラダの具として使用することで食感を気にすることなく美味しく食べることができます。
その他の長期保存方法
きゅうりはピクルスや漬物にすることで長期保存が可能です。
濃いピクルス液に漬けておくことで1年程度保存することができます。ピクルス液は市販のものを利用しても作ってもどちらでも構いません。ピクルス液を濃い目にすることで賞味期限が長くなります。
漬物にする場合にも長期保存をする場合は塩分量を増やして調整します。浅漬けの場合は2日程度の賞味期限が濃い塩漬けにすると1ヵ月に長持ちさせることができます。
ピクルス液のレシピ
材料
- 酢:200cc
- 水:200cc
- 砂糖:大さじ4杯
- 塩:小さじ3杯
- 鷹の爪:2本
手順
- 鷹の爪のヘタを取り除き中の種を取り除く
- 鷹の爪を2mm幅で輪切りにします。
- 鍋の中に全ての材料を入れて加熱します
- 中火で加熱して砂糖が溶けて沸騰したら火を消してしっかり冷ませば完了です。
ピクルス液を作ったら、きゅうりを好みの大きさにカットして煮沸消毒した保存容器に入れて漬けましょう。
《 ポイント 》
- きゅうりを20℃以下の環境で保存をする場合は、風通しの良い場所で保存する。
- きゅうりを立てた状態になるようにして冷蔵庫に入れる。
- きゅうりを保存する場合は使うタイミングに合わせた保存の方法をする。
傷んだきゅうりの特徴
きゅうりは生の状態で食べることが多いので鮮度は重要です。傷んでしまったきゅうりを食べてしまうと腹痛や下痢など体調を崩してしまう原因になってしまいます。
野菜には賞味期限の記載が無いので下記に挙げる傷んだきゅうりの特徴を理解して、これは食べたら危ないなという判断ができるようになりましょう。
- 触るとふにゃっと柔らかくなっている
- 触るとぬめぬめしている
- 変な液が出てきている
- 異臭がする
- 表面にカビが生えている
- 切ると中身が全体的に白くなっている
- 切ると中身が黄色や茶色に変色している
この中のひとつでも該当したら賞味期限内でも生の状態で食べることはおすすめしません。残念ですが処分することをおすすめします。
上記以外でも水分が抜けしなびてしまいスカスカした状態になってしまったきゅうりは食べることはできますが、そのまま食べても美味しくないので他の野菜と一緒に炒めたり、汁ものの中に入れて食べましょう。
《 ポイント 》
- きゅうりは傷んでしまうとにおいや表面、触感などに変化が現れる。
- きゅりに異常が見られたら食べることはせずに処分する。
- 水分が抜けてしなびてしまったきゅうりは炒めたり、汁ものの中に入れて食べる。
新鮮で美味しいきゅうりの選び方
スーパーなどできゅうりを購入する場合には、陳列されている中には賞味期限内でもすでに劣化がはじまっているきゅうりが混ざってしまっていることもあるので、新鮮なものを選べるようにしておかなければいけません。
新鮮なきゅうりを選ぶときのポイントは下記のとおりです。
- きゅうりの緑色が濃いもの。
- きゅうりの表面に張りがありしなっとしていないもの。
- きゅうりの表面のとげとげがしっかりとしているもの。
- きゅうりの下になる部分がとがっていないもの。
最後に
今回はきゅうりの賞味期限について紹介しました。
きゅうりは基本的に生の状態で食べる野菜なので保存をするときは常温または冷蔵で保存して食感まで楽しみたいものです。
購入時にはより新鮮な物を選び、正しい保存の方法をして傷んでしまう前に食べきるようにしましょう。