洗濯洗剤の間違った入れ方やNG知識4選

洗濯用洗剤のNG行為とは

洗濯洗剤は間違った入れ方や使い方をすると、洗浄効果が落ちたり衣類へダメージを与えてしまうことをご存じでしょうか?しっかり汚れを落としたいからと言って、洗剤を多めに入れるのは、洗浄効果が落ちるなどのデメリットもあるのです。洗濯洗剤の間違った使い方をしないようNG知識を確認しておきましょう。

1.洗剤の量は少なくても多くてもNG

量は重要

洗剤の量は多く入れれば汚れや臭いがよく落ちるということではありません。適量以上に洗剤を入れても洗浄力は上がりませんし、逆に少なすぎても汚れがしっかり落ちません。洗剤は少なくても多くてもデメリットがあると覚えておきましょう。

また、濃縮タイプの液体洗剤や量の調節ができないジェルボールタイプの洗剤を使う時にも、衣類に対して洗剤の量が適量か注意が必要です。

洗剤の量が少なすぎるデメリット

洗剤が少なすぎると、汚れ落ちが悪くなるだけではありません。洗剤には「再付着防止剤」という洗浄によって落ちた汚れが、再び洗濯物に付かないようにする成分が入っています。

洗剤の量が少ないと、この働きも不十分となり、落ちた汚れが洗濯機の中で洗濯ものに付着してしまうこともあるそうです。

洗剤の量が多すぎるデメリット

適量以上の洗剤を使うと、泡切れが悪くなりしっかりすすぎきれません。そして、洗剤の溶け残りが洗濯物に付着するため、衣類のいたみや色落ちなどのトラブルや敏感肌の人は肌トラブルの原因となることもあるでしょう。

また、洗剤の溶け残りは洗濯槽にも付着し、洗濯槽にカビが生える原因となります。

適量の判断は縦型洗濯機とドラム式洗濯機で違う

縦型洗濯機は『水量』に応じて適量が決まります。一方、ドラム式洗濯機では『衣類の重さ』で適量が分かり必要な洗剤の量が「1杯」「0.6杯」など洗濯機に表示されます。

このように洗剤の適量は、洗濯機の種類によっても違いますので洗濯機を新しいものに買い替えた時などは気を付けて下さい。

2.洗剤を衣類に直接かけるのはNG

洋服に直接かけるのはNG

洗濯機には洗剤専用の投入口があります。その中に洗剤を入れるようにして、直接衣類に洗剤をかけるのはNGですのでやめましょう。洗剤は水で薄めて使うようになっているので、直接衣類にかけてしまうと衣類に負担がかかります。

さらに、原液のまま衣類に付けると洗剤が溶けず、全体に洗浄成分がいきわたらなくなり汚れが落ちにくくなることも考えられます。型が古く専用の投入口が付いていない洗濯機の場合は、スイッチを押し注水が終わったところで洗剤を入れるようにします。

ジェルボールタイプは投入口がある洗濯機の場合でも、洗濯槽に直接入れます。この時、先に衣類を入れるのではなく、ジェルボール洗剤を衣類より先に投入して一番下になるようにしましょう。

3.洗剤と柔軟剤を一緒に入れるのはNG

一緒にいれてはいけない

洗剤は洗浄するものですが、柔軟剤は衣類を柔らかく仕上げる効果を持っているものです。そのため、柔軟剤は最後のすすぎの段階で洗濯槽の中に投入されるようなりますので、洗剤と柔軟剤を一緒に入れるのはNGです。

一緒に入れてしまうと、お互いの働きをダメにしてしまうことになりますので、正しく分けて入れるようにしましょう。

4.洗剤で一晩中浸け置き洗いはNG

ずっと漬け置き洗いはNG

なかなか落ちない汚れやシミがあるとき、洗剤を使ってつけ置き洗いをすることがあるでしょう。この時、一晩中など長時間にわたって洗剤液に衣類をつけ置きするのはNGです。汚れや染料が溶けて、他の衣類に色移りする可能性があるからです。

特にポリエステル素材の衣類には注意が必要です。ポリエステル素材は汚れた水に浸けとくと、その汚れを吸収して黒ずんでしまうのです。

また、夏場など気温が高い時期は、洗剤液であっても長時間浸け置きすると腐敗して、衣類の洗剤液から浮いている箇所にカビが生えることもあると言われています。頑固な汚れやシミなどを落としたいときは、長時間の浸け置きより酸素系漂白剤を使うほうが効果的な場合もあります。

さいごに

洗濯用洗剤の正しい知識を身に着けて

NG行為ではありませんが、粉末洗剤は冷たい水を使うと溶け残りが発生しやすいため、注意が必要です。粉末洗剤は30~35℃で溶けるため、水温が低い冬の季節などは、お風呂の残り湯を使ったり、お湯で粉末洗剤を溶かしてから洗濯機に投入するのが良いでしょう。

ご紹介した洗濯洗剤の間違った使い方を忘れずに正しく使いましょう。

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