『お金がかかるペット』ランキングTOP5!犬や猫は飼うのにいくら必要なの?

トイプードル

昨今、ペットブームが日本国内で巻き起こっていますが、ペットを家族として迎えるに辺り、重要な心構えの1つとして費用問題があります。今回は、ペットを飼うにはどのくらいの費用が必要なのか、飼うに当たってお金がかかるペットは何なのかをご紹介していきます。

近年、日本にペットブームが到来!

家族

ここ数年、日本にペットブームが到来しています。従来から家族の一員にと人気の高い犬や猫を新たに迎える世帯も増えており、犬や猫に関連した施設や商品も幅広く展開されるようになりました。

また、犬や猫以外にも、ペットとして注目を集めている小動物が多くいます。うさぎやハムスター、鳥などは、一昔前からペットとして迎え入れられることが多かったのですが、それに加えて近年、フェレットやハリネズミなども参入してくるようになりました。

本当にペットを家族として迎える覚悟はできていますか?

猫を抱く女性

そうした空前のペットブームが巻き起こる昨今の日本ですが、ペットを迎えるということは、単純に「可愛いから」で飼うことができる問題ではありません。

ペットとして迎え入れられる動物たちは、一動物です。感情もありますし、なにより小さくても1つの命です。無責任に迎えてから、「やっぱり私たちには無理」と手放すことはできないのです。

家族に迎え入れたいと思うのであれば、迎え入れる動物について、しっかり理解を深める必要があります。お世話の仕方や習性、愛情のかけ方…学ばなければいけない知識は膨大です。

何も準備をせず迎え入れてしまうと、その後、「こんなはずじゃなかった」という人間のエゴが露呈してしまい、その結果、悲惨な運命を辿るペットが後を絶ちません。感情だけで飼えるものではないことを理解しておく必要があります。

現実的!意外とかかるペットの費用問題

お金

お世話が大変なペットたち。その中でも犬は散歩に連れて行ったり、しつけをしなくてはいけなかったりと、想像以上に大変だという声が多いです。そんなところも含めて可愛いのですが、飼う前に大変なことであるという事実を理解しておく必要はあります。

それに加え、意外と見落としがちな点が費用問題です。ペットにかかる費用は、迎え入れる際の準備費用(ペットを飼うに当たって必要な物や、ペットショップから迎え入れるのであれば購入費用)だけではありません。

その後、一緒に暮らしていく中で、ペットフードなどの消耗品、医療費、ペットを健康に保つために光熱費(主に電気代)も余計にかかります。さらに、犬であればトリミング費用やドッグトレーニングなどの費用もかかってきます。

何度も言うようですが、迎え入れてから「やっぱりお金が払えない」と返却することはできません。迎え入れる前に、自分たちが迎えようとしているペットは、どのくらいの費用が毎月、毎年かかるのか、しっかり調べておくことも重要です。

『お金がかかるペット』ランキングTOP5

犬を抱える少女

ペットを家族として迎えるに当たって、現実的に考えたとき、「生涯どのくらいの費用がかかるのかしら?」と疑問に思いますよね。金銭面も考慮した上で、それでも迎える余裕があり、最期まできちんとお世話できるという覚悟の元、迎えなければいけないからです。

では、日本国内で主流となっているペットのうち、どのようなペットがどのくらいの年間費用かかるのでしょうか。ここでは具体的に5種類のペットの年間費用相場をランキング形式でご紹介していきます。

第1位:犬-年間費用約30万円

犬

日本国内で飼われている主要ペットの中で、最も年間費用が高いペットは、やはり犬です。主に生活必需品や食料、お世話に必要なグッズ、さらに犬が1日中家に居ることによって、光熱費負担が重くのしかかります。

それに加え、ペット保険料やトリミング費用なども定期的にかかってきます。怪我や病気になれば、保険は下りますが、それなりに高い金額を支払うことになるでしょう。

また、犬のしつけは飼い主の責務です。そのため、自力でしつけがしっかりできないようであれば、『犬の学校』とも呼ばれるトレーニングスクールに通わせる必要も出てきます。特に大型犬の場合は、他人や他の犬に怪我を負わせてしまう恐れもあるため、ドッグスクールに通わせる飼い主さんが多いです。

これらを総合して考えると、犬種にもよりますが、年間約30万円ほどの費用がかかります。犬は平均して14歳前後が平均寿命と言われているので、単純計算でも生涯420万円かかる計算になります。高齢化すれば病院費用なども負担が大きくなるので、420万円以上かかると考えるべきでしょう。

第2位:猫-年間費用約16万円

猫

犬に次いで2位にランクインしたペットが猫です。犬と並び、ペットの2代巨頭と言っても過言ではない猫ですが、こちらは犬の約半額に当たる16万円ほどの年間費用がかかります。犬と比べると安く感じてしまうかもしれませんが、それでも年間16万円はかかるのです。

この16万円には、キャットフードや生活必需品、ペット保険料、光熱費(主に電気代)が入ります。基本的にかかる費用は犬と変わりありません。これに加えて、怪我や病気になったときは、医療費がかかります。

犬と比べると約14万円ほどの差額がありますが、これはトリミングサロン代やトレーニング費用などが関係しています。猫は犬に比べてトリミングに行く機会も少なく(種類によってはトリミング代0の場合も)、基本的にしつけをする必要もありません。

しかし、これはあくまで目安です。突然の怪我や病気を患う恐れはどの猫にもあります。重い病気を患った場合や、手術が必要になった場合などは、高額な医療費を支払う必要が出てくるため、場合によっては、犬の平均年間費用を超えることもあることを理解しておきましょう。

第3位:うさぎ-年間費用約9万円

うさぎ

2代巨頭とも言える犬と猫に次いで、3位にランクインしたペットはうさぎです。うさぎも日本国内ではご家庭に迎えられることの多いペットで、最近では車に一緒に乗せてドライブをする飼い主さんも珍しくありません。

そんな犬と猫に並んで人気の高いうさぎの場合、かかる年間費用の目安は約9万円です。やはり、小動物に属するため、犬や猫に比べると費用を抑えることができます。

約9万円の内訳は、基本的にペットフードと生活に必要な消耗品です。それに加え、光熱費がかかります。実は、犬や猫と比べて体が小さく、体温調節が苦手な小動物は、光熱費が犬猫以上にかかる傾向があります。この点を見落としがちな飼い主さんが多いので、注意が必要です。

さらに、上記の3点に加えて、怪我や病気をしてしまった際に医療費がかかります。小動物の場合、ペット保険が少なく、加入する飼い主さんも少ないため、医療費は全額負担となります。

第4位:フェレット-年間費用約7万円

フェレット

近年、爆発的に人気が出ているフェレットが、ペット費用ランキング第4位にランクインです。うさぎと比べると約2万円ほど低い約7万円ほどが年間費用としてかかる傾向にあります。

内訳はうさぎと変わりません。やはり光熱費が高く、ペットフードに次いで高い割合を占めています。生活に必要な消耗品は、年間で1万円未満と比較的安く済むようです。

怪我や病気にかかってしまったときは、生活に必要な食料や消耗品、光熱費に加えて医療費が全額負担となります。これらを総合して約7万円が平均年間費用となります。

第5位:ハリネズミ-年間費用約5万円

ハリネズミ

ここ数年で突然現れたペット界の新星です。ペット保険を扱っている保険会社の調査によると、第5位にランクインしているハリネズミですが、実はハリネズミの場合、個体差が大きいため、一概に年間費用約5万円とは言い切れません。

性格も非常に差があり、最期まで素手で触らせてくれないハリネズミもいれば、最初から人懐っこいハリネズミもいます。

さらに、ハリネズミはペット界でもグルメ家と言われるほど、偏食なペットです。雑食と言われていますが、気に入らない物は一切口にしないハリネズミは多いです。そのため、ハリネズミによっては、ペットフード代が高くなるハリネズミもいます。

消耗品に関しては、基本的にハムスターと変わりないため、年間で見ても安く済む傾向が強いです。ただし、元々日本は気候が適していないこともあり、室温調節は非常に重要となります。そのため、場合によっては光熱費がフェレット以上にかかる可能性も視野に入れておきましょう。

また、ハリネズミはペットとして飼われ始めた段階です。そのため、取り扱っている病院数も少なく、体が小さいこともあり、診察にも手間がかかります。それにより、医療費が高くなる傾向があります。

また、今現在も他の主流ペットに比べると、ハリネズミの研究が進んでいるとは言い難く、原因不明、治療法未確立の病気も多いです。想像以上に医療費が高くなる可能性もあるため、年間費用が約5万円と記載されていますが、それを超える費用がかかると考えておくべきでしょう。

経済面を考えてペットを迎える際は慎重に決断しよう

トイプードル

いかがでしたでしょうか。犬や猫などの主流なペットのお世話が大変であることは周知の事実ですが、小動物も小動物としての大変さがあります。意外と家計に直結してくる費用問題。しっかり把握した上で、迎え入れるようにしましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る